「恋愛経験少ないのがコンプレックス」だった私→気にしなくなったきっかけは、ある人の一言だった
周りと比べては落ち込む日々
20代半ばを過ぎた頃から、友人たちの会話についていけないことが増えました。ランチタイムの話題は恋愛のことばかり。
「彼氏と喧嘩しちゃって」「元カレからLINEきたんだけど」そんな会話が飛び交う中、私はいつも曖昧に笑ってうなずくだけ。
話を合わせるのに必死で、本当の自分を出せない。「私だけ経験が足りないんだ」と、心のどこかでいつも劣等感を抱えていたのです。
SNSを開けば、友人たちの幸せそうな投稿が目に入ります。比べても仕方ないとわかっていながら、夜になるとひとりで落ち込んでしまう。そんな日々が続いていました。
聞かれたくない質問への恐怖
特につらかったのは、「今まで何人と付き合った?」という質問でした。合コンや飲み会で必ずといっていいほど出てくるこの話題。
正直に答えれば驚かれるかもしれない、引かれるかもしれない。そう思うと、つい数を盛って答えてしまうことも。
嘘をついた後の罪悪感は、じわじわと心を蝕みました。本当の自分を隠している感覚が、どんどん私を苦しめていったのです。
いつしか、新しい出会いの場にも足が向かなくなっていきました。「どうせまた聞かれる」「また嘘をつかなきゃいけない」そんな思いが、私の行動を縛りつけていたのだと思います。
心を軽くしてくれた一言
転機は、職場の先輩との何気ない会話でした。仕事帰りにふたりでお茶をしていたとき、恋愛の話になったのです。思い切って「実は恋愛経験が少なくて、それがコンプレックスなんです」と打ち明けました。
すると先輩は、少し驚いた顔をしてからこう言いました。「数なんて関係ないよ。大切なのは、出会った誰かを大切にできるかどうかじゃない?」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥でずっと張り詰めていた何かが、ふっとほどけたような気がしました。数じゃなくて、深さ。先輩の言葉は、私がずっと見失っていた大切なことを思い出させてくれたのです。
そして...
あの日から、恋愛経験の少なさを恥ずかしいと思うことが減りました。もちろん、完全にコンプレックスがなくなったわけではありません。でも、「人と比べなくていいんだ」と思えるようになっただけで、心はずいぶん軽くなったのです。
今は、焦らず自分のペースで歩いていこうと思っています。いつか誰かを好きになったとき、その気持ちを大切にできる自分でいたい。そう思えるようになりました。過去の経験の数より、これからどんな出会いを重ねていくか。私の物語は、まだ始まったばかりなのですから。
(20代女性・販売職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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