「これくらい大したことないって~」子どもに勝手に手作りお菓子をあげるママ友→ある”ありがた迷惑”で仕返しした結果
「大したことないって~」と笑うママ友
近所の公園で知り合ったママ友は、お菓子作りが趣味の女性でした。いつも手作りのクッキーやマフィンを持参しては、公園に来ている子どもたちに配っていたのです。
ある日、2歳の娘が遊んでいると、「はい、どうぞ~」とママ友が娘にクッキーを差し出しました。私が声をかける間もなく、娘はそれを受け取って食べてしまったのです。慌てて「あの、うちは手作りのものはちょっと…」と伝えると、彼女は笑いながら「え~、これくらい大したことないって~」と軽く流しました。
幸いそのときは症状は出ませんでしたが、娘には軽い卵アレルギーがあり、食べるものには気を配っていました。それを説明しても「少しなら平気でしょ?」「神経質になりすぎだよ」と言われるばかり。私の心には、小さなモヤモヤが積もっていったのです。
伝えても届かないもどかしさ
それからも、公園に行くたびに同じことが繰り返されました。「今日はパウンドケーキ焼いてきたの」「このスコーン、子どもに人気なんだよ」と、彼女は嬉しそうにお菓子を配り続けます。
私は何度も丁寧に断りました。「ありがとう、でもうちはおやつの時間を決めていて」「アレルギーがあるから、成分がわからないものは避けたいの」。けれど彼女には響かないようで、「気にしすぎだよ」「愛情込めて作ってるんだから」と、悪気なく笑うのです。
きっと彼女に悪意はないのでしょう。ただ、自分の「良かれと思って」が相手を困らせているとは、想像もしていないのだと感じました。どうすればわかってもらえるのか。私は静かに考え続けていたのです。
変わらないならいっそ、同じことをしてみたら
ある日、私はひとつの方法を思いつきました。彼女と同じことを、彼女の子どもにしてみよう、と。
次の公園の日、私は娘の好きな市販のおせんべいを持参しました。そして私は市販のおせんべいを取り出し、「息子くんに、よかったらこれどう?」と彼女に差し出しました。すると彼女の表情が曇り、「あ、うちは市販のお菓子あんまり食べさせてなくて…」。
彼女はハッとした顔で私を見つめ、しばらく黙り込みました。そして「…そっか。私、そういうこと言ってたんだね」と、小さな声でつぶやいたのです。責めるつもりはありませんでした。ただ、同じ立場になれば気持ちがわかるかもしれないと思っただけ。その思いは、静かに届いたようでした。
そして...
ママ友はそれ以降も、手作りお菓子を持ってき続けています。しかし、その日を境に、彼女は私に無断でお菓子を渡すことがなくなりました。「これ食べられる?」「おやつの時間、大丈夫?」と、事前に確認してくれるようになったのです。
この一件があったからこそ、関係が壊れることもなく、むしろお互いの考えを尊重し合える間柄になれた気がします。彼女も、自分なりに考えてくれたようでとてもほっとしました。今でも公園で会うと、お互いの話をするなど良好な関係を保てています。一時はどうなるかと思ったのですが、同じことをされることが、やはり一番の特効薬になるのかなと改めて思いました。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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