家庭菜園を荒らす隣人を問い詰めた夫→「奥さんが気弱そうだったから」という言い訳に、夫の態度が一変した話
丹精込めた野菜が、なぜか次々と消えていく
新居に引っ越してから3カ月。庭の片隅に作った小さな菜園には、トマトやきゅうり、なすなど夏野菜がすくすくと育っていました。初めての家庭菜園だったので、毎日インターネットで育て方を調べ、肥料の量や水やりのタイミングにも気を配る日々。ようやく実がつき始め、「もうすぐ収穫できる」と胸を躍らせていた矢先のことでした。
ある朝、菜園を見に行くと、赤く色づいていたはずのトマトが2つほど消えていたのです。最初は「気のせいかな」「数え間違いかも」と思いました。けれど翌日にはきゅうりが2本、その次の日にはなすも2本。明らかに誰かが持ち去っている——そう気づいたとき、背筋が冷たくなるような感覚を覚えました。
隣人の不審な行動を目撃した夫
犯人の見当もつかないまま数日が過ぎたころ、たまたま在宅勤務だった夫が「ちょっと気になることがある」と言いました。昼休みに窓から庭を眺めていたところ、隣に住む男性がうちの敷地内に入り、菜園のほうへ歩いていくのを見たというのです。
「まさか」と思いましたが、夫の表情は真剣そのもの。その日の夕方、夫は隣人の家を訪ねることにしました。私は気が弱いところがあり、こうした場面では何も言えなくなってしまうタイプ。だから夫が「俺が話してくる」と言ってくれたとき、正直ほっとしたのを覚えています。
「奥さんが気弱そうだったから」という言い訳
しばらくして戻ってきた夫の顔は、見たこともないほど険しいものでした。隣人は最初こそしらを切っていたものの、夫が防犯カメラの映像を確認すると伝えた途端、あっさりと認めたそうです。そして出てきた言葉が、「奥さんが気弱そうだったから、少しくらい取っても何も言われないと思った」というもの。
その瞬間、普段は温厚な夫の目の色が変わり、声を荒らげることはなかったものの、低く静かな口調で「うちの妻がどういう性格かは関係ない。人のものを盗むのは犯罪です。二度とうちの敷地に入らないでください」と告げたそうです。隣人は気まずそうにうつむくばかりで、謝罪の言葉はほとんどなかったと聞きました。
そして...
あれから数週間が経ち、隣人が敷地内に入ってくることはなくなりました。野菜たちは再び順調に育ち、先日ようやく初収穫を迎えることができたのです。夫と一緒に採れたてのトマトを食べたとき、その甘さに思わず目が潤みました。
今回の出来事を通じて、夫が私のことを本気で守ろうとしてくれていると感じられたのは、不謹慎かもしれませんが、少しうれしくもありました。そして「気が弱くても、泣き寝入りしなくていいんだ」と思えるようになったことは、私にとって小さな自信になっています。来年はもう少し種類を増やして、にぎやかな菜園にしたいな——そんなことを夫と話しながら、穏やかな夕食の時間を過ごしています。
(30代女性)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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