体調不良で寝込む私に、夫「俺のご飯は?」→自分のこと以外に無関心な夫が改心したワケ
体調を崩しても変わらない日常
その日、私は朝から38度を超える熱がありました。体中が重く、起き上がるのもやっとの状態。それでも3歳の娘のお世話があるため、なんとかリビングのソファで横になりながら様子を見ていたのです。
夕方、仕事から帰ってきた夫は、私がソファで寝ている姿を見ても「大丈夫?」の一言もなく、開口一番「俺のご飯は?」と聞いてきました。正直、その瞬間は言葉を失いました。普段から家事や育児に協力的とは言えない夫でしたが、体調が悪いときくらいは気遣ってもらえると期待していた自分が情けなくなったのです。
黙っている私を見て、夫は不満そうに冷蔵庫を開け、何もないことに舌打ちをしていました。
娘の一言が変えた空気
そのとき、私たちのやり取りを見ていた娘が、夫のそばに歩いていきました。そして夫の服の裾を引っ張り、小さな声でこう言ったのです。
「パパ、ママね、しんどいんだよ。ごはん作れないの」
娘の真っすぐな瞳を見た夫の表情が、一瞬固まったように見えました。3歳の娘にとって、私が寝込んでいる姿は不安だったはず。それでも自分なりに状況を理解し、一生懸命パパに伝えようとしてくれたのでしょう。
夫はしばらく黙ったまま娘を見つめていました。その沈黙の中で、何かが変わり始めた気配を感じたのを覚えています。
ぎこちない、けれど確かな一歩
その夜、夫は慣れない手つきでキッチンに立ちました。何を作っているのかと思えば、お湯を沸かしてレトルトのおかゆを温めているようです。お椀に移し替えるのも不格好で、少しこぼしてしまう場面もありました。
それでも、夫は私のところにおかゆを持ってきて、ぽつりと「食えるか?」と言ったのです。
ぶっきらぼうな言い方ではありましたが、どこか申し訳なさが混じっていたように感じました。夫なりに自分の行動を振り返っていたのかもしれません。私は小さく「ありがとう」と答え、温かいおかゆをゆっくり口にしました。
そして...
あの日を境に、夫が劇的に変わったわけではありません。今でも気が利かないことはありますし、すべてが理想通りとは言えないのが正直なところ。
けれど、私が疲れているときに「大丈夫?」と声をかけてくれるようになりました。休日には娘と公園に出かけ、私にひとりの時間をくれることも。小さな変化の積み重ねが、少しずつ家族の形を変えていっているように感じています。
夫にとっても、自分の姿を見つめ直す機会になったのかもしれません。完璧ではなくても、家族で一緒に成長していけたら——そう思える今が、私にとっては何よりの幸せです。
(30代女性・販売職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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