「それ、面白いね。SNSに挙げよ」私にスマホを向け続ける彼→流石にしつこすぎたので、痛い目をみてもらった結果
スマホを向けられる日常
彼氏のKさんは、SNSのフォロワーが数千人いることを誇りにしている人でした。交際当初、「可愛い彼女ができた」と私の写真を載せてくれたときは、正直嬉しかったのを覚えています。でも、次第にその投稿はエスカレートしていきました。
デート中はもちろん、寝起きの顔、すっぴん、食事中の姿——気づけばいつもスマホを向けられているようになったのです。「ちょっと、やめてよ」とお願いしても、「いいじゃん、面白いから」と笑って聞いてくれません。フォロワーからの「いいね」やコメントが増えるたび、彼は嬉しそうにしていました。私の気持ちよりも、画面の向こうの反応のほうが大事なのだと、少しずつ気づき始めていたのです。
無視され続けた「やめて」
ある日、私が仕事で大きなミスをして落ち込んでいたときのことです。家に帰って思わず涙がこぼれた瞬間、Kさんはまたスマホを構えました。「え、泣いてるの?ちょっと面白い」——信じられない言葉でした。私は「やめてって言ってるでしょ」と声を荒げましたが、彼は「大げさだな」と笑うだけ。
結局その動画は投稿され、「彼女のメンタル弱すぎw」というコメントまでついていました。私の辛い瞬間が、見知らぬ人たちの娯楽になっている。何度お願いしても変わらない彼に、私は静かに怒りを覚えるようになっていました。このままではいけない、そう思った私は、ある計画を立てたのです。
立場が逆転した日
数日後、Kさんが自宅でだらしない格好で寝ている姿を、私はこっそり撮影しました。口を開けていびきをかき、よだれの跡がついた顔。そしてそのスマホを彼に見せながら言ったのです。「これ、面白いからSNSに載せるね」と。
彼の顔色が一瞬で変わりました。「は?何言ってんの、やめろよ」と慌てて止めてきます。「なんで?面白いじゃん」——私は彼がいつも言っていた言葉をそのまま返しました。「お前なんでそういうことするんだよ!」と怒鳴る彼に、私は静かに言いました。「私もずっとそう思ってたよ」。その瞬間、彼はようやく黙り込みました。自分がされて初めて、私の気持ちに気づいたようでした。
そして...
その一件以来、Kさんは私にスマホを向けることがなくなりました。でも、私の心にはもやもやが残っていました。何度言葉で伝えても聞いてくれなかったこと。自分が嫌な思いをするまで分からなかったこと。それは結局、私を大切に思っていない証拠だったのではないか——そう考えるようになったのです。
話し合いの末、私たちは別れることになりました。今思えば、あのとき行動を起こしてよかったと感じています。自分の気持ちを押し殺さず、ちゃんと向き合えたから。今は一人の時間を楽しみながら、穏やかな毎日を送っています。誰かのコンテンツではなく、自分自身として大切にされる関係を、これからは選んでいきたい。そう思える自分がいることが、少し誇らしく感じられるのです。
(20代・学生)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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