彼のスマホに「発送しました」通知が連発→届いた段ボールを開けたら、私の未来が詰まっていて胸がいっぱいになった話
届く荷物に困惑
彼は几帳面で、お金の使い方もしっかりしている人だった。それなのに、ここ一ヶ月で届いた荷物は七つ。伝票を見ても、差出人は通販サイトの配送センターばかりで手がかりがない。
「ねえ、最近お金使いすぎじゃない?」
ある夜、共有の家計簿アプリを見せながら尋ねた。彼は少し困ったような笑顔で「大丈夫、自分の口座から出してるから」と答えた。その口調は優しかったけれど、どこか焦りが見え隠れしていた。
何を焦っているんだろう。心の奥で小さな疑問が渦を巻いた。信じたいのに、透明だったはずの日常に、うっすらと霧がかかったような感覚だった。
荷物の中身が明らかに
その日、また大きな段ボールが届いた。いつもなら彼が仕事から帰ってから開けるのに、伝票の宛名には「二人で確認してください」という付箋が貼られていた。
震える手で箱を開けた瞬間、息が止まった。中には新しいフライパン、エプロン、夫婦箸、それからオシャレな食器セット。その下には、婚約指輪のパンフレットと、彼の手書きのメモが入っていた。
「ごめん、驚かせたくて隠してた。君との未来に必要なものを、少しずつ揃えてたんだ」
文字を追いながら、涙が溢れた。疑っていた自分が恥ずかしくて、でも嬉しくて、胸がいっぱいになった。
彼からのサプライズ
その夜、私は泣きながら彼に抱きついた。「ごめん、変なこと考えてた」と謝ると、彼は優しく笑って「バレないようにするの、けっこう難しかったよ」と頭を撫でてくれた。
彼は少し照れくさそうに、スマホに保存していた画像を見せてくれた。そこには、指輪のデザイン案や新居の候補物件、さらには結婚式場の資料まで並んでいた。「全部、君と一緒にって考えながら選んだ」
声が震えていた。彼の中で、ずっと私との未来が形になっていたんだと知って、胸の奥がじんわりと温かくなった。不安は、愛情の裏返しだったのかもしれない。
そして...
それから数日後、二人で改めて箱の中身を並べてみた。どれも彼が選んだものだけれど、これから使うのは私たち二人だ。段ボールの山は、いつの間にか未来への地図に変わっていた。
疑うことより、信じて待つことの大切さを学んだ。人は誰でも、大切な人のために秘密を抱えることがある。それが愛なら、きっといつか光に変わるのだと、今なら思える。
彼が選んでくれた夫婦箸で、今夜も二人で夕食を囲んでいる。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた体験談をもとに制作していますが、個人が特定されないよう一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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