近所の人「その人、よく女性と一緒にいるよ」→彼に聞いたら笑って否定…でも目撃情報が多すぎた
不意に届いた「目撃の話」
ある日の夕方、買い物帰りに近所の奥さんと立ち話をしていたときのこと。「そういえば、あなたの彼氏さんってこの辺りに住んでるの?」と聞かれました。彼は隣町のアパートに住んでいるので、私は首をかしげながら「いえ、少し離れたところですけど…」と答えたのです。すると奥さんは少し言いにくそうに、「最近、駅前でよく女性と一緒にいるのを見かけるのよね」と教えてくれました。
一瞬、心臓がドキッとしたものの、私はすぐに「仕事関係の人かもしれませんね」と笑って返しました。彼は営業職で、取引先の方と会うことも多いはず。そう自分に言い聞かせて、その場はやり過ごしたのです。
笑って否定する彼、消えないモヤモヤ
それでも気になった私は、次に会ったとき彼にさりげなく聞いてみることにしました。「最近、駅前で女の人といるところを見たって言われたんだけど」。彼は一瞬きょとんとした顔をして、それから声を出して笑いました。「何それ、誰かと間違えてるんじゃない?」と。
あまりにも自然な反応に、私は「そうだよね、ごめんね変なこと聞いて」と話を終わらせてしまいました。でも心のどこかに、小さなトゲのようなものが刺さったまま。その後も別の知人から「彼氏さん、カフェで女性といたよ」「手をつないで歩いてた」という話が続き、皆が言う女性の特徴は「茶髪のロングヘア」「背が高い」と一致していたのです。
待ち合わせている女性に、思い切って声をかけた
ある休日の午後、駅前を歩いていると、ふと目に留まった女性がいました。茶髪のロングヘアに、すらりとした体型。まさに知人たちから聞いていた特徴そのままの人が、スマホを見ながら誰かを待っている様子だったのです。心臓が早鐘を打つ中、私は意を決して声をかけました。「あの、すみません。どなたかとお待ち合わせですか?」
女性は少し驚いた顔をしながらも、「はい、彼氏を待ってるんです」と答えてくれました。続けて彼女が口にした名前は、紛れもなく私の彼のもの。頭が真っ白になりかけたそのとき、背後から聞き慣れた声がしたのです。「お待たせ〜」。振り向くと、そこには笑顔の彼が立っていました。
そして...
私と目が合った瞬間、彼の顔がみるみる青ざめていきました。「いや、これは違うんだ、話を聞いてくれ」と慌てて言い訳を始める彼。しかし隣にいた女性も状況を察したようで、「え、待って。この人誰?あなた彼女いたの?」と声を震わせました。
彼は二人の間でしどろもどろになるばかり。私は静かに「もう関わらないで」とだけ伝え、女性も「最低。もう連絡しないで」と言い残して去っていきました。彼はひとり、駅前に取り残されたのです。
少し離れた場所で、私とその女性は偶然また顔を合わせました。お互い複雑な気持ちでしたが、「気づけてよかったですね」「お互いに」と短く言葉を交わし、それぞれの道へ歩き出しました。
悲しくなかったと言えば嘘になります。でも不思議と、心のどこかには安堵感がありました。自分を偽る人のそばにい続けなくてよかった、と。これからは自分の直感を大切に、誠実な人との出会いを信じて歩いていこうと思います。
(20代女性・フリーター)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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