「味つけ薄すぎ」「おかずは肉がいい」お弁当への“クレーム”が止まらない夫に『文句言うけど…』妻が爆発した結果

2025.10.30 20:37

提供：Grapps

毎日のお弁当作りは、愛情と手間をかける大切な家事の一つです。
しかし、その苦労が報われず、心ない一言で作る意欲を失ってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
「どうして感謝してくれないのだろう」「私の努力は伝わらないのだろうか」といった、やるせない感情が積み重なると、夫婦間のすれ違いを生む原因にもなりかねません。

今回は、お弁当をめぐる夫婦の衝突を経験した女性の体験談を紹介します。

お弁当に文句をつけられ…

少し前にあった出来事のお話です。
私は毎日、夫にお弁当を作っていました。
仕事に育児に家事と、毎日忙しく過ごしていたため、献立を考えるのも大変で、夕飯の残りをお弁当に入れていました。
「よし！」と、お弁当の準備が整うと、それだけで少し達成感を感じていました。

しかし、ある日帰宅した夫は「前の日と同じおかずじゃなくて、ちゃんと作ってくれないか？」と、呆れた様子で言ったのです。
「作ってもらっているくせに」と私は心の中でムッとしてしまいました。
それでも、夫の仕事中のお昼ご飯が楽しみであることも、頭の片隅では理解できたのです。
そんな葛藤を抱えながら次の日からもお弁当を作っていました。

妻が下した決断

お弁当に文句を言われた日から、夫は毎日文句を言うようになってしまったのです。
夫から返ってくるのは「今日の味つけ薄すぎ」「おかずは肉がよかった」など、責めるような言葉ばかりでした。
作ってもらっているにもかかわらず、文句ばかり言う態度に、私はだんだんと疲れていったのです。
しかし、それ以上に「一生懸命作っているのに、どうして感謝の言葉一つないのだろう」という気持ちが勝ってしまったのです。
「いろいろ文句言ってるけど、私だって仕事、育児、家事で忙しいのに、ありがとうも言えないの！？」と、私はつい、怒りを爆発させてしまいました。

そして、それから1度もお弁当を作っていません。
それは、日々の家事が無償の奉仕ではないこと、そして「ありがとう」という言葉がどれほど大切かを、夫に理解してもらうための小さな抵抗でした。
私は、夫が感謝の気持ちを持って反省してくれるまで、お弁当は作らないことに決めました。

最後に

家事育児に仕事と、日々懸命に過ごしているにもかかわらず、労いの言葉すらない状況は大変心苦しいものです。
自分の気持ちがすり減っていくのを感じながらも、ついつい家族の要望に応えてしまうというジレンマは、共働き世帯でなくとも多くの妻が抱える悩みでしょう。
しかし、大切なのは、自分が我慢を続けることではなく、自分自身の心を守ることです。

もし、今同じような悩みを抱えているのであれば、自身の心の声に耳を傾け、一度立ち止まってみてはいかがでしょうか。
そのとき、夫の反応を待つのではなく、ご自身の気持ちを言語化して伝えてみてください。
家事の分担を見直す話し合いを持ったり、お弁当作りを一時的に休止したりして、ご自身の心の状態を最も大切にする選択をしてください。
そうすることで、お互いの存在のありがたみや、日々の労力が再認識され、より風通しの良い夫婦関係が築かれていくはずです。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています