「料理はちゃんとできるの？」初対面から”口うるさい義母” しかし【ある出来事】のおかげで義母との関係が変化した話

2025.09.13 22:41

提供：Grapps

結婚をすると、それまでとは違う人間関係が生まれます。
特に、義母との間には、価値観や世代の違いから戸惑いや苦手意識を感じてしまうこともあります。
しかし、そんな関係も、ちょっとしたきっかけで大きく変わることがあるのです。

今回は、苦手意識のあった義母との関係が、ある出来事をきっかけに変化した体験談を紹介します。

あまり仲のよくない義母…

結婚当初から、私は義母に対してどうしても苦手意識を持っていました。
初めて会ったときから、働いてばかりの私が気に入らないのか、厳しい視線で「料理はちゃんとできるの？」「子どもは早く作ったほうがいいわよ」とストレートな言葉が多く…。
悪気があるのかないのかわからず、私は「口うるさい人だ」と心を閉ざしてしまいました。
義実家に行くたびに緊張し、会話も必要最低限。
夫がいない場面では、息が詰まりそうになることさえありました。

そんな関係が少しずつ変わったのは、私が第一子を出産した後のこと。
慣れない育児で心身ともに疲れ切っていた時期、義母が「掃除はやってる？食事はちゃんと取れてるの？」と週に一度来るようになったのです。
最初は「余計なお節介をされるのかも…」と身構えましたが、義母は赤ちゃんに触れる前に必ず手を洗いますし、私のサポートに徹してくれていました。

そして会話も多くなったある日「私は嫁いだ頃、何もできなくて毎日義母に怒られて泣いていたの」と自分の体験を打ち明けてくれたのです。
その言葉を聞いた瞬間、私の中のわだかまりがすっと溶けていくようでした。

「苦手な人」と思い込んでいたのは、実は自分の心の壁だったのかもしれません。
義母は決して完璧ではないけれど、根はとても面倒見がよく、不器用な優しさを持っている人でした。
今では育児の悩みを相談できる心強い存在です。
「案外悪い人じゃなかった」そう気づけたことは、私にとって大きな救いでした。

（48歳／女性）

最後に

義母との関係に悩みを抱えている人は少なくありません。
価値観の違いや、何を話したらいいかわからないという戸惑いから、つい心を閉ざしてしまいがちです。
しかし、体験談の主人公が気づいたように、相手を「苦手な人」だと決めつけてしまう前に、一歩踏み込んでみることで、意外な一面や共通点を発見できることがあります。

もし、今義母との関係に悩んでいるのであれば、まずはほんの小さな一歩から始めてみてください。
共通の趣味を探してみる、LINEで日常の些細なことを共有してみる、または思い切って感謝の気持ちを言葉で伝えてみるのも良いでしょう。
その一歩が、お互いの心の壁を少しずつ取り払い、新しい関係を築くきっかけとなるはずです。
苦手だと感じていた相手も、実はあなたのことを気にかけてくれている…そんな温かい関係が、いつかあなたを救ってくれる日が来るかもしれません。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています