結婚は修行の始まり? 結婚にまつわる「名言」「迷信」5選

2024.11.21 18:03
提供:恋学

結婚は人生の一大事であり、大きな節目ですよね。だからこそ、迷信が信じられ、数多くの名言が生まれます。そこでここでは、結婚にまつわる名言や迷信についてまとめ、実体験とともにその真相をご紹介します!これから結婚する人、新婚さん、結婚生活が長い人など、人によって感じ方が違うと思います。ぜひご覧ください。

結婚にまつわる「名言」

「結婚は日常という修行の始まり」美輪明宏

結婚して生活をともにすれば、やがて恋愛感情は消えてしまうでしょう。その後には日常という修行が始まるのです。

結婚をゴールだと思っている人は多いと思います。しかし、結婚は現実と向き合わなければいけない日々。

仕事、家事、お金のやりくり、さまざまな手続き……恋をして夢見心地だった頃とはかけ離れた毎日なのです。

子供ができて家族が増えると、乗り越えていかなければならない試練もたくさん出てきます。だからこそ、人間愛がなければやっていけないんですよね。

・参考文献:美輪明宏「恋と愛の違いは何?恋はいつか必ず冷め、愛も移ろう。その後には日常という修行が始まる。必要なのは〈人間愛〉」婦人公論


「1ヵ月幸せになりたければ結婚しろ」イギリスのことわざ
「1ヵ月幸せになりたければ結婚しろ」イギリスのことわざ
恋学[Koi-Gaku]

「1週間幸せになりたければ車を買え。1ヵ月幸せになりたければ結婚しろ。1年幸せになりたければ家を買え。一生幸せになりたければ正直に生きろ」

これは、イギリスに古くからあることわざです。これによると、幸せな結婚生活は、たった1ヶ月しか続かないということ。

本当の幸せを手に入れたいのであれば、正直に生きることが大切だということなんですよね。

夫婦になると、恋人時代のようなときめきはどうしても薄れてきてしまいます。結婚前に期待していたラブラブな新婚生活は、あっという間に終わってしまうのです。

一生の幸せでいたいと思うなら、お互いが言いたいことを言って、やりたいことをして楽しんで、干渉しすぎることなくそれぞれの人生を楽しむことが一番。

もちろん、お互いが「夫婦で過ごしたい」という時には2人で存分に楽しめばいいのです。

大切なのは、相手に合わせて自分を変えようとしないこと。自分らしくあることこそ、幸せな結婚生活を送る秘訣なのかもしれませんね。


「選ばれる女におなりなさい」デヴィ夫人
「選ばれる女におなりなさい」デヴィ夫人
恋学[Koi-Gaku]

「選ばれる女におなりなさい」というのは、デヴィ夫人の著書のタイトルですが、実際にデヴィ夫人も口にしている名言です。

「選ばれる女」とは、一見すると「女性は大人しくしているべきだ」と受け身であることを勧めているようですよね。

しかしこの真意は「女性はもっと社会進出するべきで、男性から『この女性と結婚したい』と切望されるように自立するべきである」というところにあります。

日本の女性にはどうしても、夫やパートナーにわがままを言わないことが美徳だという刷り込みがあり、言いなりになってしまう人が多いのです。

さらに、男性が大黒柱だという家庭が多いので、なんとなく

「多く稼いでいる男性の方が偉い」とか「私1人の稼ぎではやっていけないから言いなりになるしかない」

などと、女性が自分で自分の立場を貶めてしまいます。

しかし本来は、男女に上下関係はありません。結婚は2人ができることを与え合い、協力して続けていくもの。

自分に自信をつけるためには、男性と同等に働き、しっかり稼いで自分に自信をつけることなのかもしれませんね。


これって本当? 結婚にまつわる「迷信」

「お雛様をいつまでも飾っていると嫁に行けない」
「お雛様をいつまでも飾っていると嫁に行けない」
恋学[Koi-Gaku]

全国的に言われている有名な迷信がこちら。

なぜこのように言われるようになったのかというと、お雛様を片付けずにいつまでも出しっぱなしにしているだらしなさを戒めるという意味があったそうです。

昔は、女性は嫁ぎ先で働き手として頼りにされ、家事も仕事もなんでもきちんとこなすことが求められました。

「きちんと家事ができないようでは嫁ぎ先から追い出される」と心配する親心から、このような迷信が生まれたそうです。

ただ、今では季節の飾り物として3月いっぱい並べておく家庭も多いです。

また、共働きで家事が男女分担ということが当たり前なので、これが原因で結婚できないというのは完全な迷信です。


「仏滅の結婚式は幸先が良くない」

結婚式の日取りを決める時に、若い世代の人たちでもなんとなく仏滅の日を避けてしまいますよね。

仏滅とは、六曜という日の吉凶を表した民間信仰です。14世紀頃に中国から伝わり、明治以降に広まって今に至ります。

六曜において仏滅とは、「仏をも滅ぼす」という意味の最凶日。

しかし、仏はインドに由来する信仰であり中国から伝わった六曜に仏という言葉が出てくることがおかしいのです。

それに加え、仏教の世界では「仏滅」という考え方自体がありません。

仏が滅びることはなく、いつも見守ってくれる存在。ですから、僧侶の方の結婚式が仏滅に行われることはよくあります。

最近は「滅びる日に結婚式をすることが新たなスタートとなる」と前向きに捉える人も多く、仏滅に式を挙げるから幸先が悪いということは全くありません。

仏滅は結婚式が安いこともあり、特にピークの春や秋には仏滅から日にちが埋まっていくなんてこともありますよ。


名言や迷信の受け取り方は人生のステージによって変わる

結婚はゴールではなく、長い道のりの始まりです。

人生のステージは人それぞれだからこそ、一つの名言や迷信に対してさまざまな感じ方があると思います。

結婚は人生に関わる大きな決断ですよね。

初めはその真意がわからなくても、経験値や歳を重ねることで、名言や迷信の言わんとしていることが胸に沁みるようになるもの。

「感慨深いな」と思うようになったら、人生経験を積んだという、自身の成長の証なのかもしれませんね。


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