男性に聞く「僕らが結婚をやめた理由」

「結婚」は人生の中でもビッグイベントです。勢いで電撃結婚というパターンもありますが、大多数は「この相手でいいのか」とやはり慎重になるもの。「結婚する」と決心をするカップルがいる一方で、人知れず「この相手とは結婚しない」ことを選択するカップルもきっと少なくないのだと思います。果たして男性が「しない」と決心するのはどんなとき？

まずは「これまでに結婚を約束したり、結婚前提で付き合ったりしたことはありますか？」と285人の男性にアンケートしたところ、「ある」という男性は26.7％、「ない」という男性は73.3％となりました。さらに「ある」と回答した男性の22.4％が、その後何らかの事情で結婚をやめた経験がある、という結果に。結婚前提で付き合ったことが「ない」と回答した男性でも、結婚をやめた友人や同僚は周囲に少なからずいるようです。男性が決心しかけた結婚を「やめた」理由とは？

■彼女に原因
・「9歳年上の彼女に結婚を申し込んだのだが、1年経っても何も進展せず、友だちや親にも会わせてくれなかった。自分は親にも会わせたのに、不信感が募ってたまらず別れてしまった」（30歳／機械・精密機器）
・「彼女の隠し事が発覚したから。喫煙しないと思っていたが、隠れて喫煙しているところを見てしまった」（31歳／自動車関連）
・「相手に好きな人ができて、浮気された」（26歳／医療・福祉）
・「相手が非常に暴力的だった」（29歳／情報・IT）

なかには、「友人が婚約後に婚約者が豹変したとぼやいていたので、友人全員で引き離し、みごと婚約を解消することができた」（28歳／ソフトウェア）という意見も。結婚が決まると人が変わっちゃう女性、けっこういるのですね。しかし、友人たちが引き離すほどの豹変ぶりとは……？

■彼氏に原因
・「ほかに目移りしたので」（33歳／学校・教育関連）
・「好きな人がほかにできて、忘れるために1晩限りの夜を過ごした友人がいる。結局、婚約者にバレて結婚がダメになっていた」（25歳／団体・公益法人・官公庁）
・「友だちに、結婚を前提に大学時代から付き合っている人がいたが、キャバクラ遊びがばれて結婚の約束はなくなり別れてしまった」（25歳／医療・福祉）

軽い火遊びのつもりが、大火事になってしまうこともあります。

■すれちがう2人
・「お互いに仕事が忙しくすれちがうことが多く、お互いの親にも認めてもらえないこともあり、ふとしたけんかから冷めていきました」（26歳／医療・福祉）
・「考え方のちがい」（30歳／その他）
・「価値観のちがい」（28歳／食品・飲料）
・「性の不一致」（30歳／運輸・倉庫）

なぜか言葉少なに語られる相性の問題。こればっかりはどちらが悪いとも言えず、修復が難しい部分なのかも。

■家族のモンダイ
・「身内の不幸が続いてしまってタイミングを失った」（28歳／運輸・倉庫）
・「相手の親があまりに金持ちで、釣り合わなかった」（33歳／機械・精密機器）
・「友人に結婚前提で付き合っていた彼女がいましたが、自営業の長男ということもあって、あと継ぎの嫁にふさわしくないから、という理由で別れていました」（29歳／食品・飲料）
・「友人の話。付き合っていた彼女にいいなずけがいたらしい。田舎の旧家の子だったようだ」（32歳／情報・IT）
・「友人は国籍のちがいを家族から反対されて、やむなく結婚をあきらめてしまった」（31歳／電機）

結婚とは家族になること。当人だけがよければいい、というわけにはいかないこともあるから大変です。

「結婚して後悔するより、結婚する前に気づいてよかったじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、結婚前提で付き合っていたのに「結婚しない」と決めることはパワーがいるもの。きっとダメージも大きいはず。そんな心の傷を吹き飛ばしてくれる素敵な相手にこれからめぐり逢えることを願うばかりです。あなたのまわりにも、結婚を約束したり、結婚前提だったのに「結婚しない」と決めた人はいますか？

（草苅敦子＋プレスラボ）

姉妹サイト『マイナビニュース』（http://news.mynavi.jp/）にて2012年5月にWebアンケート。有効回答数285件（マイナビニュース会員：22歳-34歳の男性）。

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