杉咲花、“ちぎれそうな心”で過ごした撮影回想「ご飯が食べられないなみたいなことも」【片思い世界】
2025.03.03 19:14
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女優の広瀬すず、杉咲花、清原果耶が3月3日、都内で開催されたトリプル主演映画『片思い世界』(4月4日公開)完成報告イベントに登壇。杉咲が撮影を振り返った。
杉咲花、撮影を回顧
現在の心境を問われた杉咲は「このお話をいただいたのは、3年とか4年とか前のことで。こんなに素敵な座組に飛び込めるんだっていう喜びがあったんですけど、本当にあっという間で。今はもう、こんなに冗談を言い合えるような(笑)。久しぶりの再会だったりしたので、最初はちょっと緊張もしたんですけど、本当に素敵な方々とご一緒できて、もうすぐそれがお客様のもとに届くのかと思うと、感慨深いなと思います」と語った。本作を通じてどんなメッセージを受け取ってほしいかという質問に、広瀬は「体感としてはお芝居を通して、現場で2人といた時間がとっても幸せだったし、楽しくて仕方なかったんですけど、そこにあるノスタルジーな温かさとか優しさみたいなものがある中で、小さな希望みたいなものを信じてみたくなるような」と返答。「きっと、この作品を観てから映画館を出たら、こういう日常が広がってて。人それぞれの心へ、ぎゅっぎゅって。同じものか分からないけど、きっと何か受け取ってもらえるんだろうなっていう。それが小さなことでもいいから、感覚というか見たことない世界みたいなものの希望みたいな。なんて言うんですかね?難しいんですけど、そういうのを感じ取ってもらえるんじゃないかなっていうか、信じてみたくなった作品でした」と続けた。
杉咲は「3人で過ごす時間は、とっても温かい気持ちをいただいていたんですけど、それぞれ3人が抱えているものって本当に重たいものだったりして。撮影中は、ちゃんと表現しきれるんだろうかっていうプレッシャーから、1日1日をやっと乗り越えていくような感覚で。撮影前とかに、ご飯が食べられないなみたいなこととかもあったりして。ちぎれそうな心で過ごすような時間も多かったので」と発言。「観ていて苦しくなるようなシーンもあると思うんですけど、観てくださった方々がその先で温かいものを受け取ってくださったのかなって感じられると、ほっとすると言いますか。自分自身もそういう時間を過ごしたけど、何よりも心の中には2人の顔があって。ぽっと小さな灯りがずっと灯り続けているような感覚があるので。そんなものを受け取ってもらえたら嬉しいなと思いますね」と答えた。
広瀬すず・杉咲花・清原果耶「片思い世界」
本作は、古い一軒家で一緒に暮らす美咲(広瀬)、優花(杉咲)、さくら(清原)の姿、そして3人それぞれが抱える、届きそうで届かない片思いを描く。なお、この日は土井裕泰監督も出席していた。(modelpress編集部)
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