

犯人役・錦戸亮が初登壇「誰にも言えず秘めた思いでしたが、やっと言えてうれしい」<ショウタイムセブン>

阿部寛が主演を務める映画「ショウタイムセブン」が2月7日に公開され、8日に東京・丸の内ピカデリーで公開記念舞台あいさつを実施。阿部、共演の竜星涼、生見愛瑠、渡辺一貴監督に加え、犯人・繁藤寛二役の錦戸亮が登壇し、撮影でのエピソードなどについてトークを繰り広げた。
錦戸亮の演技にSNSで絶賛の声が相次ぐ
本作は、爆弾が仕掛けられたテレビ局を舞台に、“命懸けの「生放送(ショウタイム)」”をリアルタイム進行で描くサスペンス・エンターテインメント。韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー「テロ、ライブ」(2013年、韓国)を原作に、全編にわたって緊張感が漂う中、オリジナル展開をふんだんに盛り込んでいる。
監督・脚本は渡辺一貴が務め、撮影はテレビ局のスタジオを丸ごと作り込んで、ライブ感を徹底的に重視し、複数のカメラで同時撮影。最大10分以上の長回し撮影シーンも盛り込み、圧倒的な“本物”の世界観を表現。緊張感あふれるシーンの連続でストーリーが展開していく。
主演の阿部が初めてキャスター役を務める他、国民的ニュース番組「ショウタイム7」の正義感あふれる現メインキャスター・安積役に竜星、新人アナウンサー・結城役に生見、爆破現場で中継をつなぐ元人気キャスター・折本のかつての盟友である記者・伊東役に井川遥、視聴率が全ての「ショウタイム7」のプロデューサー・東海林剛史役に吉田鋼太郎。さらに、前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満らが出演している。
2月7日の公開後、30代のカップルから映画ファンのシニア層まで多くの観客で映画館がにぎわい、SNS上では「ラストが衝撃過ぎる」「こういう日本映画は見たことない、今年ベスト級!」といった絶賛の声が相次いだ。
さらに、公開当日の夜には宣伝期間ではずっと隠されていた”爆破テロ犯・繁藤寛二“を錦戸亮が演じていることが解禁に。予告編では声しか登場していなかった犯人の素顔が明らかになり、期待値は爆上がり。
すでに本作を見た観客からも「錦戸亮の演技、やばい」「阿部寛と錦戸亮の対峙シーンすごい」など、爆破テロ犯とニュースキャスターが迎える壮絶なラストに向けて多くの感想が飛びかっている。
解禁後はXのエンタメトレンド、リアルタイム検索で「ショウタイムセブン」「錦戸亮」がランクイン。解禁されたビジュアルに対しても「目線だけで射抜かれた」「明日、映画館行くのが楽しみ!」など、期待値MAXのコメントがSNSを席巻した。
撮影中の様子について語る錦戸亮
オープニングからクライマックスまで、息もつかせぬスリリングな攻防が繰り広げられ、予測不能な“ラスト6分”が襲い掛かる本作。
映画を鑑賞したばかりの観客も興奮冷めやらぬ様子の中、阿部は「皆さん、今日は“お足元の良い中”、お越しくださってありがとうございます。今日は錦戸さんがいらっしゃいました!」と、隣の錦戸を紹介。会場からは万雷の拍手が沸き起こり、竜星と生見も阿部と同様「“お足元の良い中”~」と続けて、会場を沸かせる。
そして事件の首謀者であり、阿部演じる折本を追い詰めていく爆破テロ犯・繁藤を演じた錦戸は、前日の夜にサプライズキャストとして出演していることがニュースなどで報じられたばかり。
「僕自身、ずっと出ているのに誰にも言えないままでいて。ずっと秘めた思いだったのですが、今日やっとここで言えるのですごくうれしいです」と感慨深そうに話し、観客に向かって「楽しんでいただけましたか?」と問い掛けると、観客は大きな拍手で応える。
錦戸は、ほとんどが“声の出演“だったという撮影中の様子を「皆さんは一生懸命撮影をされているのに、僕は一人離れたところにいて。そこは空調が効いて、ちょっと寒いところだったので毛布にくるまっていました」と明かす。
さらに、「まるで視聴者のように、阿部さんたちが演じるテレビスタジオの様子が見えているので。画面に映っている阿部さんに向かって、僕はずっと声を出していました。それは本当に緊張感がありました」と振り返る。
さらに、「ただ、待ち時間がたくさんあったので。その間は阿部さんが出られた音楽隊の映画をiPadで一人見ていて。撮影が始まったらそれを止めて阿部さんとお芝居をしていました。なんだかぜいたくな感じでしたね」と話し、「もちろん撮影の時はちゃんとやっていましたよ」と付け加えた錦戸。そんな錦戸の言葉に、阿部も「うれしいですね」と笑顔を見せた。
錦戸亮の登場シーンを振り返る
阿部演じる折本は、犯人である錦戸に“電話越し”に追い詰められていくが、錦戸との“直接対決”のシーンでは「ようやく錦戸さんの出番が来たなと思って。ついに犯人に会えたという喜びが尋常じゃなかったですね。錦戸さんが入ってくるシーンでは後光が射していました」と振り返る阿部。
錦戸も「撮影が始まったときは、やっと来たなと思いましたし、それまでスッピンでメークをしないで帰るという日々を過ごしていたんですけど、いざ(画面に)出るときもスッピンで、ここでもメークをしないのかと思った」と笑い、「特殊な関係ですよね。(撮影中も)阿部さんとも会っちゃいけないような雰囲気だったし、全然喋れなかった」と述懐。
阿部も「会話しちゃいけないからこそ、最後に出てきたときの迫力が生かされていたなと思いました」と振り返る。
そんな二人の攻防を間近で見ていた竜星は、「僕はどの作品に出ていても、犯人っぽいよねと言われるんですよ。でも、錦戸さんにはそういうイメージがなかった。元々、錦戸さんって犯人っぽくないじゃないですか。だから逆に生々しくてすてきだなと思いました」とコメント。
さらに、「個人的には、錦戸さんとは(ドラマ「ごめんね青春!」[2014年、TBS系]以来)10年ぶりの共演で。そのときは生徒と先生役だったんで、僕からすると『先生が出てきた!』という感じでうれしかったです」と明かす竜星。
錦戸も「竜星はあれからいろいろと頑張って、いろいろな役を演じていて。今ここで、きっちり仕事ができているのは、すごくすてきなことだなと。いい年の重ね方をしているんだろうなと思った」と、竜星の活躍ぶりに目を細める。生見も、錦戸との共演について「スピード感と臨場感があって。鳥肌が立ちました。めちゃくちゃすごいなと思って見ていました」と話す。
そんな生見について、竜星は「めるる(生見)はバラエティーのときのめるるじゃなくて、俳優の顔をしているんですよ。だから(共演者の)吉田鋼太郎さんも気付かなかったらしいんです」と語る。
その言葉に、生見は「そうなんです。クランクアップまで気付かれなくて。ずっと別人だと思っていたらしく。吉田さんとは共演したこともありましたし、台本にも名前が書いてあって。本読みまでしていたのに…それは衝撃でしたし、面白かったです」と笑顔を見せる。
そして、錦戸に犯人役をオファーした理由について、渡辺監督は「9割方、声だけで阿部さんと互角にやり合わなきゃいけない役なので。それができる役者さんを考えさせていただいたということと、あとは最後に出てきたときに『待ってました!』というような。この人が犯人だったのかという驚きがあることがポイントだと思うので。そういうことを踏まえて、お声掛けさせていただきました」と明かした。
それぞれの意外な一面を明かしていく
本作は、阿部がこれまで演じてきた正義感に満ちた役柄とはうって変わった“普段見たことのないダークな阿部寛”が見られることも魅力。そこでキャスト陣には「自分だけが知る共演者の意外な一面は?」と質問。
阿部が「最初、めるるちゃんが怖かったんですよ」と明かして会場を驚かせ、「これは勝手な想像だったんですが、クールそうに見えるので何を喋ろうかなと思っていたんですけど、竜星がめるるちゃんと喋っている姿を見て。すごくそのままで、裏表がなくて感じが良かった」と話す。
また、「それこそ、阿部さんと共演させてもらって。朝、同じ時間帯になったときも、朝からシュワッと炭酸飲料を飲んでいたんですよ。あれは意外でした」という竜星に、阿部が「好きなんですよ。あまり言えないですけれどね」と笑いながら返す一幕も。
最後に、渡辺監督が「僕も昨日、映画館で見たんですが、最後の阿部さんのせりふが違う意味で突き刺さりました。噛めば噛むほど味が出る映画なのかなと思いました。ぜひ、2度3度と足を運んでいただけたら」と、登壇者を代表してあいさつ。
阿部も「僕も、これは劇場で見たい映画だなと思いました。ですから、僕も映画館に潜入してみたいと思います。この映画は体感型映画。その空間に一緒にいる感覚を味わっていただける映画だと思うので、ぜひ劇場でご覧ください」とメッセージを送り、舞台あいさつを締めくくった。
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