松坂桃李、時代劇衣装で喫茶店へ「店員さんに不思議な顔をされました」【雪の花 ―ともに在りて―】
2025.01.07 14:09
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俳優の松坂桃李、芳根京子が7日、都内の小学校で開催された映画『雪の花 ―ともに在りて―』親子特別試写イベントに出席。時代劇の撮影で大変だったことを明かした。
松坂桃李&芳根京子、役衣装のまま街中へ
役と似ている部分を問われた松坂は「諦めない、信念が強いというものは、ある種の頑固さでもあると思うので。その頑固さで言ったら、僕はちょっと似ているところがあるかもしれないですね。自分がこうやりたいと思ったら、周りの人に『やめておいた方がいいんじゃない』とか言われたりもするけど、『いや、やります!』っていう、そういった頑固さみたいなところは似ているかなとは思いますね」と発言。芳根は「ちょっと似てしまうんですけれども、自分がこれだと信じたものを信じ抜くことというか」としたうえで、劇中で千穂が良策を信じることに言及して「自分のことも信じるみたいな。信じる思いの強さっていうものは、すごく共感できる部分がありました」と振り返った。俳優をしていて良かったと思うことを問われた松坂は「それこそ、時代劇ができることは良かったなと思いました。その時代にタイムスリップじゃないですけど、衣装を着たり、カツラを被ったり、そして刀を持って立ち回りができたり。普段では絶対にできないことを経験することができるのは、俳優ならではだと思うので、それは本当に良かったなと思いますね」と笑顔。芳根は「すごくたくさんの方が関わっているんです。カメラマンさん、監督もそうですし、キャストチームもそうだけど、本当にたくさんの方が思いを一つにして、同じ方向を向いて、皆で良い作品を作ろうってする、そのチーム感とかが私は大好きで。いろんな職業を疑似体験みたいなことができるっていうのも勿論すごく楽しいですし、みんなで一つのことに向かって走るっていうことも、日々楽しいなと思って、やりがいに感じています」と明かした。
その後、時代劇の撮影で大変だったことを質問された芳根は「面白いなって思ったのが、私たちはあの格好で普通に街を歩くじゃないですか。あのカツラを被ってお着物を着て、普通に街中を移動しててくてく歩いているんですけど、誰からも声を掛けられなかったときに、不思議な気持ちになっちゃって(笑)。なんて言うんですかね?あの格好で、普通にコンビニとかに行ったんですけど、隠すにも隠せないから、頭まで着いているし。開き直って私は胸を張って歩いてはいたんですけど、世の中に馴染めない(笑)。あの格好だと」と回想。これを聞いた松坂は「確かに。僕も時代劇の扮装をして、喫茶店に入りました。コーヒーを飲みましたね。喫茶店なので、お茶はなかったんですよ。そこでコーヒーを飲んで、すごく店員さんに不思議な顔をされました。それは大変でしたね(笑)」と撮影を懐かしんでいた。
この日は小泉堯史監督も出席し、会場には小学生と保護者が集っていた。
松坂桃李主演「雪の花 ―ともに在りて―」完成に喜び
吉村昭による原作小説を実写化した本作は、死に至る病・疱瘡(天然痘)が流行していた江戸時代末期を舞台に、福井藩の町医者・笠原良策(松坂)が、妻・千穂(芳根)に支えられながら、様々な困難を乗り越えて、やがて日本を救うまでを描く。(modelpress編集部)
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