二宮和也“3年ぶり開催”レッドカーペット・トリ直後の心境語る「皆さんのご想像とは違う最後になってしまった」<第35回東京国際映画祭>
2022.10.24 19:35
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映画「ラーゲリより愛を込めて」(12月9日公開)で主演を務める嵐の二宮和也が24日、東京宝塚劇場にて開催された「第35回東京国際映画祭(TIFF)」オープニングセレモニーに登場。レッドカーペットを歩いた心境を語った。
二宮和也、東京国際映画祭オープニングセレモニーに登場
二宮はこの日、「オープニング作品」に選出された「ラーゲリより愛を込めて」の出演者として同映画祭に出席。オープニングイベントではブラックタキシード姿でレッドカーペットを歩き、瀬々敬久監督と共に東京宝塚劇場にて開催されたオープニングセレモニーへ向かった。レッドカーペットの感想を求められると、自身が思い描いていた“トリ”のイメージについて「大所帯で歩くと勝手に思っていた」とした上で「現場来たら(監督と)2人でした。ちょっと皆さんのご想像とは違う最後になってしまったんではないかなという気持ちがあるんですけど…(笑)」と語り、会場を笑わせた二宮。「レッドカーペットを見に来てくださる人たちに声を掛けていただいて、その反対側では取材を受けるっていう光景が、3年ぶりにやっているんだなっていう実感がふつふつとこみ上げてきましたね。嬉しかった」と、コロナ禍を経て通常開催できたことへの喜びも口にした。
二宮和也、映画は「日本の顔の1つ」
また、イベントではアーティストとして活動するほか、テレビやYouTubeなど幅広く活躍する二宮にとって「映画」とはどのような存在か問われる場面も。二宮は「もちろん作品もそうですし、役者の人たちの技術もそうだし、撮影技術もそうだし、どんどんどんどん前に進んでいるエンタテインメントの1つだと思う」とした上で、「色んな国の映画がありますけど、日本の映画を観ると『やっぱり日本の映画っていうのはいいな』っていう風に回顧できる、面白いエンタテインメントだなと思う」と回答。「いくら最新の技術を学んだりしても、最新のお芝居を見ても、やっぱりそれは日本の人たちが作っているという風に観ると『いいなぁ、やっぱり日本の映画は。これだよな』」となると続け、「日本の顔の1つじゃないですけど、そういうエンタメの1つになっているのかなという感じがしますね」と邦画への思いを伝えた。
二宮和也主演「ラーゲリより愛を込めて」
第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となり、あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ1人、生きることへの希望を捨てなかった人物、それが山本幡男。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の諍いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの捕虜たちの心に希望の火を灯した実在の人物の物語となっている。「第35回東京国際映画祭」
同映画祭は第34回からメイン会場を日比谷・銀座・有楽町エリアに移転し、プログラマーの交代による部門改変も行い、大きくギアチェンジ。前回に引き続き女優の橋本愛がアンバサダーを務め、「飛躍」をテーマに10月24日から11月2日の10日間に渡って展開。今年は下記の要素を拡大させ、更なる進化を目指す。1.上映会場の拡大:TOHOシネマズ日比谷(昨年はクロージングのみ)、丸の内TOEI、丸の内ピカデリーが加わり、より大きなスクリーンで映画を楽しんで頂けるようになり、関連イベントの開催会場として新たに丸の内エリアも加わった。
2.上映本数の拡大:上映会場の拡大により、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。国内外の様々な映画を上映。
3.海外ゲスト招へいの拡大:コロナ禍であまりできなかった海外からのゲスト招へいを本格的に再開し、映画祭での世界中の映画人と交流ができるように。(海外からカンヌ映画祭代表補佐映画部門ディレクターのクリスチャン・ジュンヌ氏など60人以上の参加を見込んでいる。※9月21日時点)
(modelpress編集部)
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