お茶目な瀬々敬久監督に笑顔を見せる二宮和也(C)モデルプレス

二宮和也“即のっかり”で流石の対応力見せる 「人間の全ての感情が詰まっている」映画への思いも告白<第35回東京国際映画祭>

2022.10.24 21:53

映画「ラーゲリより愛を込めて」(12月9日公開)で主演を務める二宮和也が24日、東京宝塚劇場にて開催された「第35回東京国際映画祭(TIFF)」オープニングセレモニーに登場。同作への思いを語った。


二宮和也、東京国際映画祭オープニングセレモニーに登場

「第35回東京国際映画祭(TIFF)」オープニングセレモニーに登場した二宮和也(C)モデルプレス
「第35回東京国際映画祭(TIFF)」オープニングセレモニーに登場した二宮和也(C)モデルプレス
二宮はこの日、「オープニング作品」に選出された「ラーゲリより愛を込めて」の出演者として同映画祭に出席。オープニングイベントではブラックタキシード姿でレッドカーペットを歩き、瀬々敬久監督と共に東京宝塚劇場にて開催されたオープニングセレモニーへ向かった。

質問に悩みながらも回答/二宮和也(C)モデルプレス
質問に悩みながらも回答/二宮和也(C)モデルプレス
同作を通して伝えたいことや感じて欲しいことを聞かれると、戸惑った様子で「なんですか…?」と逆質問し、会場を笑わせた二宮。その後、真剣な表情で「日本の映画っていいなって思ってもらえるでしょうし…」と切り出すと、「今回の映画って、戦争の後にもたらした後遺症を描いた話ではあるんですけども、そこもそうなんだけども、人間らしさと言いますか。人間の全ての感情が詰まっているという風に思っていまして。そこを伝えたい」と、これから映画を観る人へメッセージを送った。

二宮和也“即乗っかり”流石の対応見せる

瀬々敬久監督に問いかける二宮和也、二宮和也に問いかけられる瀬々敬久監督(C)モデルプレス
瀬々敬久監督に問いかける二宮和也、二宮和也に問いかけられる瀬々敬久監督(C)モデルプレス
さらに、二宮は「どこを伝えたいですか?」と瀬々監督にも問いかけ。瀬々監督が「二宮くんは非常に辛い状況でも希望を捨てなかった男・山本さん役をやったわけであります!」と劇中の登場人物の口調で語ると、二宮も「そうであります!」と笑いながらすぐさま乗っかり。

会場を見渡す二宮和也(C)モデルプレス
会場を見渡す二宮和也(C)モデルプレス
笑顔で手を振る二宮和也(C)モデルプレス
笑顔で手を振る二宮和也(C)モデルプレス
しかし、その後は落ち着いたトーンで「辛くて苦しくて重たくてしんどいのが続くんですけど、だからこそその先にある希望だったりとか、愛だったりとか。日本人の絆っていうのがより深く刺さるのではないかと思う」と語り、「もしお時間があれば観ていただきたい」と呼びかけた。


二宮和也主演「ラーゲリより愛を込めて」

第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となり、あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ1人、生きることへの希望を捨てなかった人物、それが山本幡男。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の諍いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの捕虜たちの心に希望の火を灯した実在の人物の物語となっている。

「第35回東京国際映画祭」

「第35回東京国際映画祭」(C)モデルプレス
「第35回東京国際映画祭」(C)モデルプレス
同映画祭は第34回からメイン会場を日比谷・銀座・有楽町エリアに移転し、プログラマーの交代による部門改変も行い、大きくギアチェンジ。前回に引き続き女優の橋本愛がアンバサダーを務め、「飛躍」をテーマに10月24日から11月2日の10日間に渡って展開。今年は下記の要素を拡大させ、更なる進化を目指す。

1.上映会場の拡大:TOHOシネマズ日比谷(昨年はクロージングのみ)、丸の内TOEI、丸の内ピカデリーが加わり、より大きなスクリーンで映画を楽しんで頂けるようになり、関連イベントの開催会場として新たに丸の内エリアも加わった。

2.上映本数の拡大:上映会場の拡大により、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。国内外の様々な映画を上映。

3.海外ゲスト招へいの拡大:コロナ禍であまりできなかった海外からのゲスト招へいを本格的に再開し、映画祭での世界中の映画人と交流ができるように。(海外からカンヌ映画祭代表補佐映画部門ディレクターのクリスチャン・ジュンヌ氏など60人以上の参加を見込んでいる。※9月21日時点)

(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 二宮和也“3年ぶり開催”レッドカーペット・トリ直後の心境語る「皆さんのご想像とは違う最後になってしまった」<第35回東京国際映画祭>
    二宮和也“3年ぶり開催”レッドカーペット・トリ直後の心境語る「皆さんのご想像とは違う最後になってしまった」<第35回東京国際映画祭>
    モデルプレス
  2. 二宮和也、ブラックタキシード姿でレッドカーペットのトリ飾る<第35回東京国際映画祭>
    二宮和也、ブラックタキシード姿でレッドカーペットのトリ飾る<第35回東京国際映画祭>
    モデルプレス
  3. 【写真特集】二宮和也・稲垣吾郎・戸田恵梨香・永野芽郁ら「第35回東京国際映画祭」豪華登場
    【写真特集】二宮和也・稲垣吾郎・戸田恵梨香・永野芽郁ら「第35回東京国際映画祭」豪華登場
    モデルプレス
  4. ふぉ~ゆ~辰巳雄大、嵐・二宮和也のコメントで知ったグループの立ち位置に言及
    ふぉ~ゆ~辰巳雄大、嵐・二宮和也のコメントで知ったグループの立ち位置に言及
    モデルプレス
  5. 二宮和也、偶然知り合いに会ったら?“芸能人ならでは”の実体験明かす
    二宮和也、偶然知り合いに会ったら?“芸能人ならでは”の実体験明かす
    モデルプレス
  6. Hey! Say! JUMP中島裕翔、嵐・二宮和也に連絡できない理由明かす
    Hey! Say! JUMP中島裕翔、嵐・二宮和也に連絡できない理由明かす
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 福本莉子、ジェシーのボケを拾いきれなかったときは「すごく無念」<映画「お嬢と番犬くん」>
    福本莉子、ジェシーのボケを拾いきれなかったときは「すごく無念」<映画「お嬢と番犬くん」>
    WEBザテレビジョン
  2. SixTONESジェシー&櫻井海音から福本莉子へホワイトデーのサプライズ 自ら花選ぶ【お嬢と番犬くん】
    SixTONESジェシー&櫻井海音から福本莉子へホワイトデーのサプライズ 自ら花選ぶ【お嬢と番犬くん】
    モデルプレス
  3. SixTONESジェシー、親友とお忍び映画鑑賞へ「今から電話して聞きましょうか?」【お嬢と番犬くん】
    SixTONESジェシー、親友とお忍び映画鑑賞へ「今から電話して聞きましょうか?」【お嬢と番犬くん】
    モデルプレス
  4. 「ラストマイル」満島ひかり・岡田将生・石原さとみ・綾野剛「日アカ」に集結 4ショットに「美しすぎる」「贅沢」の声
    「ラストマイル」満島ひかり・岡田将生・石原さとみ・綾野剛「日アカ」に集結 4ショットに「美しすぎる」「贅沢」の声
    モデルプレス
  5. 山田杏奈、日本アカデミー賞授賞式は「『映画に出るっていいな』ということをすごく感じた一日」
    山田杏奈、日本アカデミー賞授賞式は「『映画に出るっていいな』ということをすごく感じた一日」
    WEBザテレビジョン
  6. SixTONES森本慎太郎「正体」出演で初めて感じた思い メンバーとの“意見交換”も明かす「褒めるだけじゃない関係性に」
    SixTONES森本慎太郎「正体」出演で初めて感じた思い メンバーとの“意見交換”も明かす「褒めるだけじゃない関係性に」
    モデルプレス
  7. 橋本愛、チャレンジしたいことはヒップホップダンス「踊ることがすごく好き」<早乙女カナコの場合は>
    橋本愛、チャレンジしたいことはヒップホップダンス「踊ることがすごく好き」<早乙女カナコの場合は>
    WEBザテレビジョン
  8. Mrs. GREEN APPLE、受賞曲「Dear」生演奏 主題歌制作は「最大のラブレターを贈るつもりで」【第48回日本アカデミー賞】
    Mrs. GREEN APPLE、受賞曲「Dear」生演奏 主題歌制作は「最大のラブレターを贈るつもりで」【第48回日本アカデミー賞】
    モデルプレス
  9. Mrs. GREEN APPLE、アルマーニタキシード着用 新設「主題歌賞」受賞でレッドカーペット登場【第48回日本アカデミー賞】
    Mrs. GREEN APPLE、アルマーニタキシード着用 新設「主題歌賞」受賞でレッドカーペット登場【第48回日本アカデミー賞】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事