『ドライブ・マイ・カー』(C)ロイター/アフロ

西島秀俊・岡田将生ら「第94回アカデミー賞」レッドカーペットに登場 ワールドスターたちと交流も

2022.03.28 09:20

「第94回アカデミー賞」授賞式が、日本時間28日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。日本映画初の作品賞ほか4部門にノミネートされている「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督、キャストらがレッドカーペットに登場した。

濱口監督、共同脚本の大江崇允氏、山本晃久プロデューサー、出演の西島秀俊岡田将生、霧島れいかが揃って登場。男性陣は黒いスーツ、霧島は胸元のシースルーが際立つ繊細なドレス姿を披露した。

西島はWOWOWのインタビューに応じ「思ったより盛り上がってて(笑)、びっくりしてます。すごく楽しんでやらせてもらってます」と笑顔。岡田は「すごい世界に来させてもらったなと。素晴らしい俳優さんたちがたくさんいて圧倒されています」と名だたるスターたちと同じ場所に立っていることを驚き、「さきほどウィル・スミスとグータッチして、飛び跳ねました!」と明かしていた。

ソニア・ユアン、パク・ユリム、ジン・デヨン、アン・フィテ/Photo by Getty Images
ソニア・ユアン、パク・ユリム、ジン・デヨン、アン・フィテ/Photo by Getty Images
また西島は「(ポール・トーマス・アンダーソンが)濱口監督に投げキッスしてました(笑)」とエピソードを語り、監督は「どう返していいものか…?投げキッスをするものなのか…(笑)」と楽しんでいる様子を見せていた。

受賞式には同作から、台湾俳優のソニア・ユアン、韓国俳優のパク・ユリム、ジン・デヨン、アン・フィテも出席している。

国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督/Photo by Getty Images
国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督/Photo by Getty Images

「ドライブ・マイ・カー」日本映画史上初の4部門にノミネート

村上春樹による短編小説が原作の同作。突然妻を亡くし喪失を抱えて生きる舞台俳優・演出家の家福(西島)が、演劇祭のため訪れた広島で寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦)と出会い、目を背けてきた妻への思いと向き合っていく物語だ。

「ドライブ・マイ・カー」(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
「ドライブ・マイ・カー」(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
米国アカデミー賞最重要部門である作品賞に日本映画として初めてノミネートされたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネート。

昨年世界三大映画祭の1つ「第74回カンヌ国際映画祭」で脚本賞を含む4冠を受賞し、数々の国際映画賞で快進撃を続け、アカデミー賞前哨戦とされる「第79回ゴールデングローブ賞」でも非英語映画賞を受賞した。

4年ぶり司会者あり「第94回アカデミー賞」

世界最高峰の映画の祭典とされるアカデミー賞。今年の最多ノミネートは、作品賞を含む11部門12ノミネートされた「パワー・オブ・ザ・ドッグ」。2019年以降は司会者を置かずに進行してきたアカデミー賞授賞式だが、今年はエイミー・シューマー、レジーナ・ホール、ワンダ・サイクスの女性コメディアン3人が司会者をつとめる。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 「真犯人フラグ」真犯人が“伏線”張っていた?過去の発言に注目集まる
    「真犯人フラグ」真犯人が“伏線”張っていた?過去の発言に注目集まる
    モデルプレス
  2. 「真犯人フラグ」“亀やん内”三角関係に決着 鴨井(小林きな子)が選んだ相手に驚きの声
    「真犯人フラグ」“亀やん内”三角関係に決着 鴨井(小林きな子)が選んだ相手に驚きの声
    モデルプレス
  3. 「真犯人フラグ」瑞穂(芳根京子)、“一線を越えなかった”理由&凌介(西島秀俊)への涙の一言に「切ない」「幸せになって」の声
    「真犯人フラグ」瑞穂(芳根京子)、“一線を越えなかった”理由&凌介(西島秀俊)への涙の一言に「切ない」「幸せになって」の声
    モデルプレス
  4. 「真犯人フラグ」衝撃の真犯人&真帆(宮沢りえ)の結末に反響「辛すぎる」「1番の味方だと思ってた」
    「真犯人フラグ」衝撃の真犯人&真帆(宮沢りえ)の結末に反響「辛すぎる」「1番の味方だと思ってた」
    モデルプレス
  5. 西島秀俊「真犯人フラグ」共演・芳根京子から“生放送裏”でサプライズ「気づかなかった」「最高のチーム」と話題
    西島秀俊「真犯人フラグ」共演・芳根京子から“生放送裏”でサプライズ「気づかなかった」「最高のチーム」と話題
    モデルプレス
  6. 「第45回日本アカデミー賞」結果総まとめ 最優秀作品賞は「ドライブ・マイ・カー」【写真特集】
    「第45回日本アカデミー賞」結果総まとめ 最優秀作品賞は「ドライブ・マイ・カー」【写真特集】
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. AmBitious真弓孟之、ビジュアル変えるきっかけをくれた人物明かす 人生初の映画舞台挨拶登壇「めちゃくちゃ新鮮」【恋に至る病】
    AmBitious真弓孟之、ビジュアル変えるきっかけをくれた人物明かす 人生初の映画舞台挨拶登壇「めちゃくちゃ新鮮」【恋に至る病】
    モデルプレス
  2. 山田裕貴「爆弾」観客動員数100万人突破に感謝「国宝まであと1110万人」
    山田裕貴「爆弾」観客動員数100万人突破に感謝「国宝まであと1110万人」
    モデルプレス
  3. 映画レーベルNOTHING NEW初のオリジナル長編アニメ「我々は宇宙人」来年公開決定 監督はYOASOBI MV手掛けた門脇康平氏
    映画レーベルNOTHING NEW初のオリジナル長編アニメ「我々は宇宙人」来年公開決定 監督はYOASOBI MV手掛けた門脇康平氏
    モデルプレス
  4. なにわ男子・高橋恭平&FANTASTICS中島颯太、INI木村柾哉と3人で豪華差し入れ「萌歌ちゃんに負けじと」【ロマンティック・キラー】
    なにわ男子・高橋恭平&FANTASTICS中島颯太、INI木村柾哉と3人で豪華差し入れ「萌歌ちゃんに負けじと」【ロマンティック・キラー】
    モデルプレス
  5. オズワルド伊藤俊介、蛙亭イワクラと破局で自虐「最もロマンティックからかけ離れた状態」高橋恭平・中島颯太らが優しくフォロー【ロマンティック・キラー】
    オズワルド伊藤俊介、蛙亭イワクラと破局で自虐「最もロマンティックからかけ離れた状態」高橋恭平・中島颯太らが優しくフォロー【ロマンティック・キラー】
    モデルプレス
  6. 上白石萌歌、なにわ男子・高橋恭平と同じ生年月日で“運命”も胸キュン台詞は辛口評価「ドラマの見すぎ」【ロマンティック・キラー】
    上白石萌歌、なにわ男子・高橋恭平と同じ生年月日で“運命”も胸キュン台詞は辛口評価「ドラマの見すぎ」【ロマンティック・キラー】
    モデルプレス
  7. 上白石萌歌&なにわ男子・高橋恭平&FANTASTICS中島颯太、日曜の渋谷にゲリラ降臨 不在のINI木村柾哉はパネルで登場「パンプアップしてくる」【ロマンティック・キラー】
    上白石萌歌&なにわ男子・高橋恭平&FANTASTICS中島颯太、日曜の渋谷にゲリラ降臨 不在のINI木村柾哉はパネルで登場「パンプアップしてくる」【ロマンティック・キラー】
    モデルプレス
  8. Snow Man佐久間大介&三森すずこ、アニメ映画「白蛇」続編でW主演 前作から再び出演
    Snow Man佐久間大介&三森すずこ、アニメ映画「白蛇」続編でW主演 前作から再び出演
    モデルプレス
  9. 広瀬すず、役者人生で「とても濃厚な年」5作品評価され最優秀女優賞【TAMA映画賞】
    広瀬すず、役者人生で「とても濃厚な年」5作品評価され最優秀女優賞【TAMA映画賞】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事