「ドライブ・マイ・カー」国際長編映画賞を受賞「おくりびと」ぶりの快挙<第94回アカデミー賞>
2022.03.28 10:32
views
「第94回アカデミー賞」授賞式が、日本時間28日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞(旧外国語映画賞)を受賞した。
「ドライブ・マイ・カー」国際長編映画賞を受賞
同部門での日本映画の受賞は、「第81回アカデミー賞」で外国語映画賞を受賞した是枝裕和監督の「おくりびと」以来13年ぶり。濱口監督はトロフィーを受け取ると、英語で「ありがとうございます。(手に抱えたオスカー像を見ながら)あなたがオスカーですね(笑)」とユーモアを交えてスピーチ。「アカデミーのみなさまに感謝申し上げます。『ドライブ・マイ・カー』をアメリカへと持ってくることができました。ありがとうございます」と感謝した。
また終了のBGMが流れると「ちょっと待ってください!」と止め、「ここにいる俳優のみなさんにも感謝申し上げます。西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん、ジン・デヨンさん、パク・ユリムさん、ソニア・ユアンさん、アン・フィテさんおめでとうございます。そして、そして!ここに来られなかった全ての俳優のみなさんにも感謝いたします。特に赤いサーブ900を運転してくれた三浦透子さんに感謝します。みなさん獲りました!ありがとうございます!」と、キャストたちに感謝を伝えていた。
村上春樹による短編小説が原作の同作。突然妻を亡くし喪失を抱えて生きる舞台俳優・演出家の家福(西島秀俊)が、演劇祭のため訪れた広島で寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦透子)と出会い、目を背けてきた妻への思いと向き合っていく物語だ。
米国アカデミー賞最重要部門である作品賞に日本映画として初めてノミネートされたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネート。
昨年世界三大映画祭の1つ「第74回カンヌ国際映画祭」で脚本賞を含む4冠を受賞し、数々の国際映画賞で快進撃を続け、アカデミー賞前哨戦とされる「第79回ゴールデングローブ賞」でも非英語映画賞を受賞した。
4年ぶり司会者あり「第94回アカデミー賞」
世界最高峰の映画の祭典とされるアカデミー賞。今年の最多ノミネートは、作品賞を含む11部門12ノミネートされた「パワー・オブ・ザ・ドッグ」。2019年以降は司会者を置かずに進行してきたアカデミー賞授賞式だが、今年はエイミー・シューマー、レジーナ・ホール、ワンダ・サイクスの女性コメディアン3人が司会者をつとめる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
西島秀俊・岡田将生ら「第94回アカデミー賞」レッドカーペットに登場 ワールドスターたちと交流もモデルプレス
-
「真犯人フラグ」真犯人が“伏線”張っていた?過去の発言に注目集まるモデルプレス
-
「真犯人フラグ」“亀やん内”三角関係に決着 鴨井(小林きな子)が選んだ相手に驚きの声モデルプレス
-
「真犯人フラグ」瑞穂(芳根京子)、“一線を越えなかった”理由&凌介(西島秀俊)への涙の一言に「切ない」「幸せになって」の声モデルプレス
-
「真犯人フラグ」衝撃の真犯人&真帆(宮沢りえ)の結末に反響「辛すぎる」「1番の味方だと思ってた」モデルプレス
-
西島秀俊「真犯人フラグ」共演・芳根京子から“生放送裏”でサプライズ「気づかなかった」「最高のチーム」と話題モデルプレス
「映画」カテゴリーの最新記事
-
祝“還暦”ブラッド・ピットの軌跡 セクシー男から殺し屋まで…どんな役もモノにしてきた希代のハリウッドスターWEBザテレビジョン
-
中村ゆりが明かす世界観を踏まえた役作り「身分の違いっていうものをちゃんと表現しよう」WEBザテレビジョン
-
松本幸四郎が殺陣に込めた思いを告白「一つ一つに思いを込めて」WEBザテレビジョン
-
<猿の惑星/キングダム>「衰退した世界だけどとても美しく」監督&キャストが世界観語る特別映像公開WEBザテレビジョン
-
堂本剛「まる」で27年ぶり映画主演 不思議な事態に巻き込まれていく役で新境地を見せるWEBザテレビジョン
-
KinKi Kids堂本剛「金田一」以来27年ぶり映画主演で新境地 2年間の熱烈オファーで実現【映画「まる」ティザービジュアル&特報映像】モデルプレス
-
西野七瀬、高山一実原作の映画「トラペジウム」に“おじいさん”役で出演 アフレコ風景も公開WEBザテレビジョン
-
西野七瀬、高山一実の小説原作アニメで“たかせまる”共演実現 乃木坂46時代のやり取りがきっかけ【トラペジウム/コメント全文】モデルプレス
-
石原さとみ、娘を懸命に探す母親役に「自分に子供がいなかったら想像できなかった」WEBザテレビジョン