大友啓史監督、有村架純、佐藤健、江口洋介(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会

「るろうに剣心」日本実写映画史上初の快挙 上海国際映画祭でシリーズ特別招待

2021.05.25 08:00

『るろうに剣心』シリーズの第24回上海国際映画祭での海外初のシリーズ一挙上映&『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』のインターナショナルプレミア上映が決定した。


「るろうに剣心」シリーズ、上海国際映画祭にて全5部作特別招待

アジア最大級の映画祭である「上海国際映画祭(SIFF)」のムービーフランチャイズ部門にて、『るろうに剣心』シリーズ全5作の招待上映が決定。

2016年に新設された本部門はこれまで、『ハリー・ポッター』『007』『ミッション・インポッシブル』といった世界中にファンをもつハリウッド大作シリーズのみが招待されていたが、今年、『るろうに剣心』シリーズが日本実写映画初の本部門での上映となる。

また『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映、さらに現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と来月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はこれがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。

今回海外での上映に対してシリーズで主人公・緋村剣心を演じた佐藤健は「武士の心」と「日本の昔ならではの美術」を、同じくシリーズで斎藤一を演じた江口洋介は「日本の様式美と美意識」を、大友啓史監督は「色々なスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション」「濃厚なドラマ」を海外のファンの皆さんに楽しんで欲しいと語る。

5作目の『The Beginning』で雪代巴としてシリーズ初参加を果たした有村架純は、「一視聴者として拝見していた頃から、圧倒的なアクションと映像美と迫力」に圧倒されていたと、シリーズを通じて海外からも高い人気を誇る本作の魅力を語った。

また、本映画祭のプログラミング・ディレクターである徐昊辰は、「ハリウッド映画とは全く違う、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント」と本作の上映を歓迎している。

『るろうに剣心』シリーズがついに完結

「るろうに剣心」シリーズ(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会
「るろうに剣心」シリーズ(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会
観客動員数1,150万人を超え、日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨するアクション感動大作『るろうに剣心』シリーズが、ついに完結。かつて誰も体験したことのない衝撃的なスピードで繰り広げられる圧倒的な超高速アクションと、心を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマが融合したエンターテイメントである『るろうに剣心』シリーズは、日本だけでなく世界中を熱狂させ、世界100ヶ国以上で配給、世界50以上の国際映画祭に出品され絶賛された。

そして2021年、2部作連続公開となる映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』で10年の壮大な歴史に幕を閉じる。

4月23日より公開の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、 本シリーズ2作目『るろうに剣心京都大火編』を超える本年度実写映画No.1のオープニング興収の大ヒットを記録し、5月23日時点で動員数は200万人を突破した。
(modelpress編集部)

大友啓史監督、有村架純、佐藤健、江口洋介(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会
大友啓史監督、有村架純、佐藤健、江口洋介(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会

上海国際映画祭プログラミング・ディレクター:徐昊辰コメント

1作目から10年、同じチームで一緒に戦って、進化して、作り上げた映画『るろうに剣心』シリーズは、次元の壁を突き破り、日本映画の可能性を斬り拓いた。更に東洋武術をメインにした凄まじいアクションは、ハリウッド映画とはまったく違い、東洋ならではの“究極”のエンタテインメントが誕生した!素晴らしい作品、本当に謝謝でござる!剑心,欢迎来到上海(剣心!上海へようこそ!)

佐藤健コメント

Q:海外のファンの方には、どのようなところを楽しんでいただきたいですか?

アクションは当然ですけど、登場人物全員が持っている、武士の心といいますか。それはきっと剣心やサムライ達だけじゃなく、女性の登場人物とかも、(原作者の)和月さんの描かれるキャラクターは、全員に共通した芯の強さを持っていると思うので、そういうところを日本の昔ならではの美術と合わせて楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。

Q:どこから見ても楽しめるシリーズだと思いますが、何作目から観る事がオススメでしょうか?

一作目(パート1)からですかね。もちろんどこからでも良いんですよ。強いてオススメを聞かれたら一作目から観て頂くのがいいのではないでしょうか。

有村架純コメント


Q:今回初のシリーズ参加となりましたが、海外でも人気の『るろうに剣心』シリーズにはどのようなイメージをお持ちでしたか。実際に参加されてみて『るろうに剣心』シリーズへの印象に変化はありましたか。

私は一視聴者としてこの作品も拝見させて頂いていて、圧倒的なアクションと映像美と迫力、あとは出演されている方々のエネルギーみたいなものが、何の弊害もなくそのままストレートにぶつかってくるというか、それぐらいの勢いを感じる作品です。当時、観たときは技術面だったりとかの知識が全くなかったですが、このお仕事をさせて頂いて、そういったことも踏まえて観てみるともっともっと、シリーズで続けていくことの大変さだったりというのが、皆さんに対してのリスペクトの意味も込めてものすごく想いが大きくなっていきました。実際に『The Beginning』で初めて参加させて頂いた時に、現場に参加するのは初めてだったので、これまでの現場がどういったように進んでいたか分からないんですけど、監督が全然違った作品になるということを仰っていて、それが『The Beginning』ではドラマチックに、より心情の部分を表現するということだったので、自分は初めて参加させてもらった『るろうに剣心』の雰囲気としては、とても静かで丁寧に一歩ずつ撮影していったという感覚です。

江口洋介コメント

Q:どこから見ても楽しめるシリーズだと思いますが、何作目から観る事がオススメでしょうか?

日本では『The Beginning』が最後に公開されますけど、『The Beginning』から観るのが一番いいのかなと思います。上海のアクション映画で『グリーン・デスティニー』もワイヤーアクションで世界にはすごい映画がいっぱいありますけど、日本の様式美と美意識は、中国の時代劇とは違う世界観が、色々な部分に散りばめられていると思いますので、その辺りを侍映画と思って見てもらえたら嬉しいですね。

大友啓史監督コメント


Q:海外のファンの方には、どのようなところを楽しんでいただきたいですか?

まずはやっぱりアクションですかね。色々なスタイルをミックスした、『るろ剣』ならではのソードアクション。剣の一振り一振りに、登場人物たちそれぞれのエモーションが感じられると思います。と同時に、剣心という魅力的な主人公をめぐる濃厚な「贖罪」のドラマ、ですね。そしてそれらを支える美術や撮影、音楽など、一作一作毎に新たな機材や手法も取り入れ、まったく違う挑戦を重ねてきました。完結作となる『The Beginning』に向かって、どんどんパワーが加速していきます。日本製のエンターテイメントを存分に味わってほしいですね。

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