三浦翔平、三浦春馬さん最後の主演映画公開で心境吐露「思いをしっかりと受け取って…」<天外者>
2020.12.12 19:15
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7月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さん(享年30)が主演を務める映画「天外者」の公開記念舞台挨拶が12日、都内で行われ、出演の三浦翔平、森永悠希、森川葵、筒井真理子、蓮佛美沙子、メガホンをとった田中光敏監督が出席した。
脚本・小松江里子と監督・田中光敏がタッグを組んだ同作は、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家となり、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた男・五代友厚(三浦春馬さん)の熱すぎる人生を、近代日本の夜明けとともに、瑞々しく壮大な青春群像劇として描く。
坂本龍馬役を演じるにあたってのこだわりなどを尋ねられると、龍馬役の正式オファーがくる前に、三浦春馬さんと食事をしていた際に「『天外者』という映画で僕が五代という役をやるんだけど、坂本龍馬を翔平にやってほしいんだ」とお願いされ、三浦翔平も「春馬がそう言ってくれるならやりますよ」と快諾したエピソードを紹介。「僕が現場でのセリフ合わせに行けないときに、春馬が『読み合わせをしよう』って言ってくれて、サーフィンに行く車の中とか、電話とか、時間を作って読み合わせをして現場に入ったって感じですね」と回顧した。
これに田中監督は「リハーサルで翔平君がいないときは、僕も不安になるんですけど、そういうときに春馬君が『監督、大丈夫。安心して。翔平と東京に帰ってからちゃんとこの雰囲気を伝えて読み合わせしておくから』って言ってくれて、次に来たときには翔平君が完璧に役を作って来てくれていたので、そういう意味ではいい現場で、座長として素晴らしい役目を果たしてくれた主演・三浦春馬って感じですね」と感謝。三浦翔平も「僕の龍馬は、春馬がいたからできた龍馬なので、本当に感謝しています」と吐露。各キャスト陣が三浦春馬さんとの思い出を語ると、三浦翔平は瞬きの回数が増え、涙をこらえているようにも見えた。
もし三浦春馬さんが本作を見たらなんて言うと思うか尋ねられた三浦翔平は「そこにいると思うんですけど、照れてるんじゃないですか。でも、こうやって幕が開いて、皆さんにお届けできていることを、誰よりも感謝していると思うし、誰よりも悔やんでいるかもしれないし…。でも、多分、あの爽やかな笑顔で『ありがとう』って言っているんじゃないですか」と想像した。
そして、フォトセッションでは主演の三浦春馬さんの立ち位置であるセンターポジションを空けて撮影が行われた。(modelpress編集部)
三浦翔平「春馬とともに今日はみんなでここにいる」
五代の盟友・坂本龍馬を演じた三浦翔平は、キリッとした表情で登壇し「やっと幕を開けることができました。皆さまのおかげで幕を開けることができて本当に感謝しております。春馬とともに今日はみんなでここにいるので、短い時間ではございますが、よろしくお願いします」と挨拶。改めて現在の心境を尋ねられると「本当に感無量です。このように、いつ公開できるかわからなかったので、幕が開けたことに対して“やっと始まった”って感じですね」としみじみ。坂本龍馬役を演じるにあたってのこだわりなどを尋ねられると、龍馬役の正式オファーがくる前に、三浦春馬さんと食事をしていた際に「『天外者』という映画で僕が五代という役をやるんだけど、坂本龍馬を翔平にやってほしいんだ」とお願いされ、三浦翔平も「春馬がそう言ってくれるならやりますよ」と快諾したエピソードを紹介。「僕が現場でのセリフ合わせに行けないときに、春馬が『読み合わせをしよう』って言ってくれて、サーフィンに行く車の中とか、電話とか、時間を作って読み合わせをして現場に入ったって感じですね」と回顧した。
これに田中監督は「リハーサルで翔平君がいないときは、僕も不安になるんですけど、そういうときに春馬君が『監督、大丈夫。安心して。翔平と東京に帰ってからちゃんとこの雰囲気を伝えて読み合わせしておくから』って言ってくれて、次に来たときには翔平君が完璧に役を作って来てくれていたので、そういう意味ではいい現場で、座長として素晴らしい役目を果たしてくれた主演・三浦春馬って感じですね」と感謝。三浦翔平も「僕の龍馬は、春馬がいたからできた龍馬なので、本当に感謝しています」と吐露。各キャスト陣が三浦春馬さんとの思い出を語ると、三浦翔平は瞬きの回数が増え、涙をこらえているようにも見えた。
三浦春馬さんは「人として本当に素晴らしい男」
また、三浦春馬さんとの現場でのエピソードを聞かれた三浦翔平は「彼は自分のことよりも、共演者だったりスタッフさんだったり、そういう方たちを自分以上に見て、自分以上に大切にする人だったので、常に誰かのことを気にかけて、常に周りのことを見て、誰かが元気なさそうにしていたら駆け寄って『どうしたの?』って声をかけてくれる男なので、座長としてももちろんですけど、人として本当に素晴らしい男です」と絶賛した。「あの爽やかな笑顔で『ありがとう』って言っているんじゃないですか」
三浦春馬さんは、本作の完成を見ずして他界してしまったそうで、田中監督は「ラストのシーンのアフレコで来てもらって、編集されたその部分を見ただけだったんですけど、そのときにも彼はにこやかに作品を見ていて『あのとき、僕、本当に頑張ったんですよ』って涙を浮かべていて、『すごく頑張ったので感激しちゃいました』ってことを言っていて、本当にこの作品に真摯に向かって頑張ったんだなって思いましたね」と当時の様子を述懐。もし三浦春馬さんが本作を見たらなんて言うと思うか尋ねられた三浦翔平は「そこにいると思うんですけど、照れてるんじゃないですか。でも、こうやって幕が開いて、皆さんにお届けできていることを、誰よりも感謝していると思うし、誰よりも悔やんでいるかもしれないし…。でも、多分、あの爽やかな笑顔で『ありがとう』って言っているんじゃないですか」と想像した。
三浦翔平からメッセージ「今日という日を、そして明日を一生懸命生きてください」
最後に、締めのメッセージを求められた三浦翔平は「この映画を見終わった後に、悲しい気持ち、寂しい気持ちになってしまうと思います。泣いていいと思います。でも、その気持ちを決してネガティブなほうにならないでください。引っ張らないでください。この映画の中で三浦春馬はものすごい熱量で演じて、しっかりと生きています。そして五代友厚の生き様を、春馬の姿とともに目に焼き付けて、2人の思いをしっかりと受け取って、また今日という日を、そして明日を一生懸命生きてください。きっと春馬もすごく喜んでいると思います」と少し声を詰まらせながらも熱く語った。そして、フォトセッションでは主演の三浦春馬さんの立ち位置であるセンターポジションを空けて撮影が行われた。(modelpress編集部)
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