松岡茉優、伊藤沙莉 (C)モデルプレス

伊藤沙莉&松岡茉優、夢が叶った“親友W受賞” 予想との違いに笑顔<第40回ヨコハマ映画祭>

2019.02.03 16:53

女優の伊藤沙莉・松岡茉優が、「第40回ヨコハマ映画祭」で助演女優賞を受賞。3日に横浜市内で行われた「第40回ヨコハマ映画祭」の表彰式に登壇した。


伊藤沙莉「自分の持っている武器を磨いていきたい」

伊藤沙莉 (C)モデルプレス
伊藤沙莉 (C)モデルプレス
『寝ても覚めても』『榎田貿易堂』で同賞を受賞した伊藤は、受賞スピーチで「どちらの作品もみんなで作品を創り上げていく姿が印象的な現場だったので、そういう作品をキッカケにこういう賞を頂けてすごく嬉しいです」と喜びのコメント。芝居への愛とともに「好きなことでこういう場に立たせて頂いて、夢にまでみた助演女優賞を頂けて本当に光栄です」と時折言葉を詰まらせながら胸中を打ち明けた。

さらに、「私事で恐縮なのですが…」と前置いてから「この後現れる親友の松岡茉優と共に受賞できたことも嬉しくて、本当に幸せすぎて怖いぐらいです」と長い付き合いの松岡との受賞への思いも吐露。「自分が持っていない武器とか、たくさん武器を持っている人を見ると、不意に焦ったりもしますけど、その分私は荷物が少なくて身軽なので、私は自分の持っている武器を磨いていきたいと思います」と今後の飛躍に向けて意気込んだ。


松岡茉優が明かす“家族の絆”

松岡茉優 (C)モデルプレス
松岡茉優 (C)モデルプレス
続けて、『万引き家族』『blank 13』『ちはやふる -結び-』での受賞となった松岡が登壇。『万引き家族』で共演し、主演女優賞を受賞した安藤サクラについては「大阪でラーメンを作っていますので、サクラさんの思いも一緒に私が『万引き家族』を代表しているような気持ちです」と話し、「今それぞれ色々な現場で頑張っている家族ともずっと連絡をとっていて、この賞も最初に祝ってくれたのも家族でした」と今でも続く“家族”との絆を明かした。

伊藤沙莉&松岡茉優、親友のW受賞

松岡茉優、伊藤沙莉 (C)モデルプレス
松岡茉優、伊藤沙莉 (C)モデルプレス
そして、松岡と伊藤、子役時代から親交が続く親友2人が並んでステージ上に立つと会場からは万雷の拍手。息ぴったりのトークでは、ドラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」(テレビ東京系)で共演した時から、助演女優賞を揃って受賞することを夢見ていたことを打ち明け、「予想としては35(歳)過ぎてぐらいからかなと思っていたんですけど(笑)。ちょっと早かったかな(笑)」と嬉しい誤差に微笑む松岡。

MCから「主演女優賞でも…?」と振られると、「そっちも頑張ります」(松岡)、「そうですね、夢は大きい方がいいですから」(伊藤)と意欲をのぞかせた。(modelpress編集部)

第40回ヨコハマ映画祭 2018年日本映画個人賞

作品賞:『寝ても覚めても』濱口竜介監督
監督賞:濱口竜介『寝ても覚めても』
監督賞:瀬々敬久『菊とギロチン』『友罪』『8年越しの花嫁 奇蹟の実話』
森田芳光メモリアル新人監督賞:野尻克己『鈴木家の嘘』
脚本賞:沖田修一『モリのいる場所』
撮影賞:佐々木靖之『寝ても覚めても』『体操しようよ』
主演男優賞:東出昌大『寝ても覚めても』
主演男優賞:役所広司『孤狼の血』
主演女優賞:安藤サクラ『万引き家族』
助演男優賞:松坂桃李『孤狼の血』
助演女優賞:松岡茉優『万引き家族』『blank 13』『ちはやふる -結び-』
助演女優賞:伊藤沙莉『寝ても覚めても』『榎田貿易堂』
最優秀新人賞:唐田えりか『寝ても覚めても』
最優秀新人賞:吉沢亮『リバーズ・エッジ』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』
最優秀新人賞:木竜麻生『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』
審査員特別賞:『カメラを止めるな!』公開に係る全てのムーブメント、関係者
特別大賞:山﨑努

第40回ヨコハマ映画祭 2018年日本映画ベストテン

第1位:『寝ても覚めても』濱口竜介監督
第2位:『孤狼の血』白石和彌監督
第3位:『万引き家族』是枝裕和監督
第4位:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督
第5位:『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督
第6位:『菊とギロチン』瀬々敬久監督
第7位:『止められるか、俺たちを』白石和彌監督
第8位:『きみの鳥はうたえる』三宅唱監督
第9位:『鈴木家の嘘』野尻克己監督
第10位:『モリのいる場所』沖田修一監督
第10位:『日日是好日』大森立嗣監督
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 千葉雄大、トランスジェンダー役に挑戦「背中を押してもらった」<ちょいドラ2019>
    千葉雄大、トランスジェンダー役に挑戦「背中を押してもらった」<ちょいドラ2019>
    モデルプレス
  2. 松岡茉優、初抜擢で「気持ちに応えたい」“不朽の名作”映像化<バースデー・ワンダーランド>
    松岡茉優、初抜擢で「気持ちに応えたい」“不朽の名作”映像化<バースデー・ワンダーランド>
    モデルプレス
  3. 千葉雄大が“尽くす女”に トランスジェンダー役で10分の短編ドラマ<ちょいドラ2019>
    千葉雄大が“尽くす女”に トランスジェンダー役で10分の短編ドラマ<ちょいドラ2019>
    モデルプレス
  4. 松岡茉優「GUCCI」を読み間違える「英語力が足りない」
    松岡茉優「GUCCI」を読み間違える「英語力が足りない」
    モデルプレス
  5. 松岡茉優&乃木坂46井上小百合ら、実力派キャスト集結 山本耕史主演ミュージカル<ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ>
    松岡茉優&乃木坂46井上小百合ら、実力派キャスト集結 山本耕史主演ミュージカル<ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ>
    モデルプレス
  6. 伊藤沙莉、涙こらえ人生初受賞スピーチ「心底悔しいことも傷つくこともたくさんありました」<第10回TAMA映画賞>
    伊藤沙莉、涙こらえ人生初受賞スピーチ「心底悔しいことも傷つくこともたくさんありました」<第10回TAMA映画賞>
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. ユアン・マクレガーの誕生日を記念し、「スター・ウォーズ」オビ=ワンの活躍と登場作品を一挙に振り返る
    ユアン・マクレガーの誕生日を記念し、「スター・ウォーズ」オビ=ワンの活躍と登場作品を一挙に振り返る
    WEBザテレビジョン
  2. 宮世琉弥&原菜乃華が『恋わずらいのエリー』舞台あいさつで地元に凱旋 宮世「ただいまという気持ちがすごく大きいです」
    宮世琉弥&原菜乃華が『恋わずらいのエリー』舞台あいさつで地元に凱旋 宮世「ただいまという気持ちがすごく大きいです」
    WEBザテレビジョン
  3. <オーメン:ザ・ファースト>初代「オーメン」を鑑賞できる特別試写会が開催 大槻ケンヂ、野水伊織が同作の魅力を熱弁
    <オーメン:ザ・ファースト>初代「オーメン」を鑑賞できる特別試写会が開催 大槻ケンヂ、野水伊織が同作の魅力を熱弁
    WEBザテレビジョン
  4. <金曜(キン)29日(ニク)=筋肉の日>“肉体美”に酔いしれたい! マッチョ映画がムービープラスで24時間一挙放送
    <金曜(キン)29日(ニク)=筋肉の日>“肉体美”に酔いしれたい! マッチョ映画がムービープラスで24時間一挙放送
    WEBザテレビジョン
  5. <あの夏のルカ>監督の“ジブリ愛”も詰まった少年たちの友情と夢の物語に感涙…ピクサーの泣ける名作が劇場公開
    <あの夏のルカ>監督の“ジブリ愛”も詰まった少年たちの友情と夢の物語に感涙…ピクサーの泣ける名作が劇場公開
    WEBザテレビジョン
  6. 堤真一「容疑者Xの献身」でわざと髪薄くしていた プライベートで困ったことも明かす
    堤真一「容疑者Xの献身」でわざと髪薄くしていた プライベートで困ったことも明かす
    モデルプレス
  7. 宮世琉弥&原菜乃華、カップルシートで映画鑑賞 監督からは「10年付き合ったような雰囲気」の声<恋わずらいのエリー>
    宮世琉弥&原菜乃華、カップルシートで映画鑑賞 監督からは「10年付き合ったような雰囲気」の声<恋わずらいのエリー>
    モデルプレス
  8. 池松壮亮“博”の運命を変えた森田剛“あいつ”との出会い 映画「白鍵と黒鍵の間に」の一部映像が特別公開
    池松壮亮“博”の運命を変えた森田剛“あいつ”との出会い 映画「白鍵と黒鍵の間に」の一部映像が特別公開
    WEBザテレビジョン
  9. 「アイアンマン」「ロキ」など新生活に向けて背中を押してくれるマーベル作品の名言を一挙紹介
    「アイアンマン」「ロキ」など新生活に向けて背中を押してくれるマーベル作品の名言を一挙紹介
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事