窪塚洋介、初ハリウッド映画のオーディション秘話明かす
2016.10.19 17:16
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俳優の窪塚洋介が19日、都内で行われたマーティン・スコセッシ監督の日本を舞台にした映画「沈黙-サイレンス-」(2017年1月21日公開)の記者会見に出席。同作が初のハリウッド作品への出演となる窪塚は、オーディション秘話を明かした。
映画は、作家・遠藤周作さんの小説「沈黙」が原作で、アカデミー賞受賞の巨匠・スコセッシ監督の最新作。江戸時代の長崎を舞台に、キリシタン弾圧下の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に訪れたポルトガル人の若き宣教師が、日本人信徒の苦悩と惨状を目の当たりにする…というストーリー。アンドリュー・ガーフィールドが主演し、日本からは窪塚のほか、浅野忠信、加瀬亮、小松菜奈、イッセー尾形、塚本晋也らが出演している。
オーディションで日本人信徒のキチジロー役を掴んだ窪塚は「この役が決まったと言われた時、まさに“狐につままれた”というか…ドッキリなんじゃないかと思いました…」と驚いたそうで、「撮影を終えて、この場に立ってやっと現実だと実感しました。最高の経験をさせていただいた作品」と感慨深そうに話した。
窪塚のキャスティング理由は
この日、緊急来日したスコセッシ監督も出席し、窪塚のキャスティングの理由について解説。監督はまず、2009年に窪塚がキチジローを仮に演じている姿のビデオを見たといい「窪塚さんのビデオを見たら、力強いだけでなく気持ちに正直に演じており、(キチジロー)役を心から理解している感じがした」という感想を持ったという。以後、2014年に実際に窪塚に会い、「キチジローは特別で特徴のある役。目の前で演じてもらって、役になりきっていたので(窪塚に)決めようと…!」と、即決したという。
「沈黙」撮影秘話も
ハリウッド作品に初挑戦という窪塚は、巨匠・スコセッシ監督との撮影について「監督は、初日のクランクインでとても綺麗なスーツを着ていました。薄汚れた場所での撮影だったが、(地べたで演技指導するジェスチャーを行いながら)関係ないんだなーと。情熱をもって、今も現役でメラメラな人なんだなと思いました」と振り返り、スコセッシ監督を笑わせていた。また、「キチジローという役は、笑って、泣いて、怒って、信じて裏切って…いろんな感情を表現できて楽しかった。人の弱さを象徴する役を演じることができて光栄」と感無量の様子だった。
会見には、窪塚と同じくオーディションを受けて通辞役を掴んだ浅野も出席し「監督と一緒にオーディションして、楽しい気分で挑めた、俳優の奥にあるものを期待してくれていると思った」とコメントしていた。(modelpress編集部)
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