熊本出身・高良健吾、気丈に挨拶「舞台に立たないという選択はない」(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会

熊本出身・高良健吾、気丈に挨拶「舞台に立たないという選択はない」

2016.04.16 19:40

俳優の高良健吾が16日、都内にて行われた映画「蜜のあわれ」大ヒット御礼舞台挨拶に大杉漣と石井岳龍監督とともに登壇。14日夜には「平成28年(2016年)熊本地震」が発生し、同県出身の高良は震災に思いを寄せながらも、「こういう時だからこそ、舞台に立ちたい」と気丈に振る舞った。

熊本出身・高良健吾、気丈に挨拶「舞台に立たないという選択はない」(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会
熊本出身・高良健吾、気丈に挨拶「舞台に立たないという選択はない」(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会
大杉漣(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会
大杉漣(C)2015『蜜のあわれ』製作委員会

高良健吾「舞台に立たないという選択はない」

石井監督は「震災が心配される中、熊本に縁のある高良さんが来てくれたことに感謝してます」とコメント。高良と度々共演している大杉も、「震災のニュースを受け、朝、高良君に『どうする?』と聞いたんです。そしたら『こういう時だからこそ、舞台に立ちたい』と言ってくれました。本来、自分がいうべき事を言ってくれて、背中を押された思いでした」と複雑な思いを吐露した。

また、高良自身も、「確かに、震災で自分の地元が大変なことになっています。だからと言って、舞台に立たないという選択はない。こっちでしかできない事があるし、あっちでしかできない事もある。いま自分に与えられた仕事はここなので。楽しんでいってください」と呼びかけた。

高良健吾&大杉漣、互いを絶賛

同作は大正から昭和にかけ活躍した文豪・室生犀星の小説「蜜のあわれ」を初めて映画化。室生犀星自身を想起させる老作家(大杉)と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚の赤子(二階堂)との無邪気かつエロティックな触れ合いが描かれている。

室生犀星を演じた大杉は、「高良君より僕の方がずいぶん年上なんですが、いつも刺激を与えてくれる人です。彼は器用にしゃべる人ではないかもしれないけど、気持ちでしゃべる人。ぼくにはそれが本当に心地よく、イイんだよね~」と高良を絶賛。芥川龍之介を演じた高良は「役者を始めた最初の頃に大杉さんに出会って、色々なことを教えてもらいました。背中を見て学ばせてもらった」と尊敬の念を明かした。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 熊本出身・高良健吾、震災に心痛 支援活動計画も「自分にできることはすべてやりたい」
    熊本出身・高良健吾、震災に心痛 支援活動計画も「自分にできることはすべてやりたい」
    モデルプレス
  2. 吉高由里子、高良健吾とのプライベートに反響 偶然の“遭遇”で「特別な日になった」
    吉高由里子、高良健吾とのプライベートに反響 偶然の“遭遇”で「特別な日になった」
    モデルプレス
  3. 前田敦子・斎藤工・高良健吾ら328名の全キャスト発表 石原さとみら出演映画
    前田敦子・斎藤工・高良健吾ら328名の全キャスト発表 石原さとみら出演映画
    モデルプレス
  4. 高良健吾、馬にまたがり見事な手綱さばき!“戸惑った”オーダーを明かす
    高良健吾、馬にまたがり見事な手綱さばき!“戸惑った”オーダーを明かす
    モデルプレス
  5. 有村架純「大恋愛しました」共演者への思いを明かす
    有村架純「大恋愛しました」共演者への思いを明かす
    モデルプレス
  6. 有村架純×高良健吾「いつ恋」最終回、長い恋模様の結末は?視聴者の“余韻”収まらず
    有村架純×高良健吾「いつ恋」最終回、長い恋模様の結末は?視聴者の“余韻”収まらず
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 岡田将生、芦田愛菜からの発言に驚き隠せず「そう言ってくれると思ってなかった」【果てしなきスカーレット】
    岡田将生、芦田愛菜からの発言に驚き隠せず「そう言ってくれると思ってなかった」【果てしなきスカーレット】
    モデルプレス
  2. 唐沢寿明、堤幸彦監督と15年ぶりタッグ 小説「ミステリー・アリーナ」実写映画化決定・アフロ姿も披露【コメント】
    唐沢寿明、堤幸彦監督と15年ぶりタッグ 小説「ミステリー・アリーナ」実写映画化決定・アフロ姿も披露【コメント】
    モデルプレス
  3. はるな愛と性別適合手術医師の実話「This is I」予告映像初解禁 木村多江ら追加キャストも解禁
    はるな愛と性別適合手術医師の実話「This is I」予告映像初解禁 木村多江ら追加キャストも解禁
    モデルプレス
  4. timelesz寺西拓人、SNSとの距離感を模索「やっぱり意見としてもらわなきゃいけないものもある」【迷宮のしおり】
    timelesz寺西拓人、SNSとの距離感を模索「やっぱり意見としてもらわなきゃいけないものもある」【迷宮のしおり】
    モデルプレス
  5. timelesz寺西拓人、池袋でのゲリラチラシ配布でファンが3周 新しい学校のリーダーズSUZUKAが明かす【迷宮のしおり】
    timelesz寺西拓人、池袋でのゲリラチラシ配布でファンが3周 新しい学校のリーダーズSUZUKAが明かす【迷宮のしおり】
    モデルプレス
  6. 佐藤二朗、撮影のためビデオメッセージで出席 代理登壇者が本読み時の「度肝を抜かれた」エピソード告白【第50回報知映画賞】
    佐藤二朗、撮影のためビデオメッセージで出席 代理登壇者が本読み時の「度肝を抜かれた」エピソード告白【第50回報知映画賞】
    モデルプレス
  7. 森田望智「全裸監督」以来の受賞 2作品の監督・内田氏に感謝「日の当たるような場所に連れて行ってくださった」【第50回報知映画賞】
    森田望智「全裸監督」以来の受賞 2作品の監督・内田氏に感謝「日の当たるような場所に連れて行ってくださった」【第50回報知映画賞】
    モデルプレス
  8. 松谷鷹也が涙「無名の新人の僕を映画に抜擢していただいた」監督が下積み時代振り返る「本当に奇跡のよう」【第50回報知映画賞】
    松谷鷹也が涙「無名の新人の僕を映画に抜擢していただいた」監督が下積み時代振り返る「本当に奇跡のよう」【第50回報知映画賞】
    モデルプレス
  9. 北川景子、シングルマザー役振り返る「子どもを持つ母親として非常に励みになった」【第50回報知映画賞】
    北川景子、シングルマザー役振り返る「子どもを持つ母親として非常に励みになった」【第50回報知映画賞】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事