綾野剛、松坂桃李の“オネエ力”を絶賛「裏の主役」
2015.09.01 22:56
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1日、都内で映画「ピース オブ ケイク」(9月5日公開)のイベントが行われ、主演の多部未華子と相手役を演じる綾野が登壇した。
オススメシーンを紹介する場面では、2人揃って、多部が演じる主人公・志乃の親友でバイト仲間の“おかまの天ちゃん”役を演じた松坂の出演シーンを指名。「天ちゃんが出てくるシーンはどこも好きです」という多部は、「すごくオカマなので可愛いし、インパクトのある言葉を残して、それも随所に出てきます」と松坂の存在感を熱弁。田口トモロヲ監督も、松坂は役が決まってすぐにエステに行き、美肌パックをし、2キロ減量、さらにすねの毛を剃ったというエピソードを紹介し「献身的にやってくださって」と感心した。
綾野は松坂の役を「この作品にとってブリッジになってるんですよね。どっちの気持ちもオンにしながら男と女の間に立って気持ちを伝えていく。裏の主役と言っても過言ではない」と表現し、「非常に不安定な状態で現場に入ってるんですけど、役に向き合ってやってる姿が、あれだけで強度があるっていうか説得力があるのは、彼の役作りのおかげだと思う」と難役を演じきった松坂を称賛していた。
綾野「こんなに自分のこと客観的に見れない作品は初めて」
本作は、ジョージ朝倉氏の人気コミックを実写化。「今度こそ恋愛で間違いたくない」と幸せを模索する“ダメ女”志乃(多部)と、今カノとの間で気持ちが揺れる隣人・京志郎(綾野)が“本気の恋”でぶつかり、翻弄される姿を通じて、現代女性のリアルな心情を描くラブストーリー。ちょうど1年ほど前に撮影を終え、公開を直前に控える心境を問われた多部は「本当に嬉しい。たくさんの人に観て頂かないと報われないです」とアピール。今まで「まともなラブストーリーやってきてない」と話す綾野は、「こんなに自分のこと客観的に見れない作品は初めて」と素直な心境を吐露し、「非常に共感できるラブストーリーになっているんで、一つでも共感するところがあったら嬉しいです」と呼びかけていた。
イベントには綾野、多部、監督のほか、音楽を担当した大友良英氏、キャストの峯田和伸、峯田と共に主題歌を担当した加藤ミリヤが出演。舞台挨拶後には大友氏率いるバンドの演奏で、加藤と峯田が、主題歌の「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-」など全4曲を生披露。映画の世界観を歌い上げ、この日集まった1000人の観客が聞き入った。(modelpress編集部)
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