化粧水は、手とコットンどっちで塗るのが正解? それ以外は? 塗り方を使い分ける方法も紹介
化粧水は手でなじませるべきか、コットンを使うべきか。スキンケアでよくある疑問ですが、肌状態や化粧水の質感によって適した方法は異なります。各塗り方の特徴と注意点、実践的な使い分けの考え方を専門家の視点で解説します。
「化粧水は手でつけるべきか、コットンを使うべきか」スキンケアに関する相談で、非常によく聞かれる質問の1つです。
結論から言うと、どちらか一方が正解ということはありません。化粧水のテクスチャーや肌状態、目的によって、向いている塗り方が異なり、メリット・デメリットもあるからです。
今回は、手塗り・コットン塗り、さらにそれ以外の方法も含めて、メリット・デメリットと実践的な使い分けを解説します。
手で化粧水を塗るメリット・デメリット

手で化粧水を塗る最大のメリットは、肌状態を把握しやすいことです。直接触れることで、ザラつきやごわつき、肌荒れの予兆に気付きやすくなります。
また、手が清潔で荒れていないことを前提にすれば、刺激を最小限に抑えながらなじませられます。化粧水のなじみ具合も確認しやすく、乾燥しやすい部分に重ね塗りするなど、微調整がしやすい点も利点です。
一方で、ムラになりやすく、小鼻や目周りなど細かい部分に行き渡らせにくいというデメリットがあります。
コットンで化粧水を塗るメリット・デメリット

コットン使用の最大のメリットは、化粧水を均一に、肌の隅々までなじませやすいことです。刺激が心配という声もありますが、肌あたりのよいコットンを選び、化粧水をたっぷり含ませ、ゆっくり優しく動かせば、肌への負担を軽減できると考えられます。パッティングする場合も、力を入れ過ぎないことが大切です。
デメリットとしては、使い方次第で刺激になりやすいこと、そして手塗りより化粧水の消費量が多くなりやすい点が挙げられます。
手・コットン以外の化粧水の塗り方
化粧水の塗り方は、手とコットンの二択ではありません。それ以外には、下記の方法があります。

シートやコットンに化粧水をたっぷりと含ませ、顔全体に広げてシートマスクのように行うローションパックも化粧水の塗り方の1つ。
肌全体に水分を行き渡らせやすく、刺激になりにくいのがメリット。ただし、時間は3分以内が目安。長時間行うと、シートが乾いて水分が戻ったり、過度な湿潤状態がバリア機能低下につながったりする可能性があります。
デメリットは、上記のような注意点があるのと、化粧水の消費量が多くなりやすいこと、コットンやシートなどが必要になることが挙げられます。

ミストタイプは、顔に直接吹きかける化粧水の塗り方です。摩擦を軽減できるメリットを活かして、肌が敏感に傾いているときにおすすめの塗り方です。
ただし、顔に吹きかけただけでは肌になじんでいない可能性があるので、吹きかけた後に手で包み込むようにしてなじませる、ハンドプレスを習慣にしたいところ。
また、一度吹きかけただけでは、化粧水が足りていない可能性が高いというデメリットがあります。そのため、何度か顔に吹きかけ、ハンドプレスするのを繰り返すことで顔全体に行き届やすくすることが大切です。
化粧水の塗り方論争に対する結論
ここまで見てきたように、化粧水の塗り方に絶対的な正解はありません。使用する化粧水の質感や、その日の肌状態に合わせて使い分ける、あるいは組み合わせるのがおすすめです。
例えば、サラサラとしたテクスチャーの化粧水はコットンで、とろみのあるものは手で。コットンでなじませた後に、手でハンドプレスをする方法もおすすめです。
塗り方以外に大事なこと
塗り方と同じくらい、あるいは、それ以上に重視したいのが化粧水の使用量。手塗りの場合は刺激に注意しながら、少なくとも3回くらいの重ね塗りを目安にしましょう。肌に触れたとき、吸い付くような感触が得られるか、ひんやり感があるかが、化粧水の適切な使用量に対する1つの判断基準です。
また、乾燥しやすい部分には、他より多めに塗って構いません。ただし、重ね塗りをする際は、続けて塗るのではなく、1分~1分半ほど間を空けることを意識してください。これは手塗り・コットン・ミスト、どの方法でも共通です。
化粧水の塗り方は1つの方法に固執するのではなく、質感や肌状態などによって使い分けたり、組み合わせたりして、十分な量を摩擦に注意しながらなじませましょう。
美容雑誌、Webメディアを中心に活動する美容ライター・研究家。2011年にアットコスメ公認ビューティストに認定されたことを足掛かりに活動を開始し、美容コラムを執筆する傍ら、テレビやラジオなどへのメディア出演、コスメブランドの広告制作にも携わる。
執筆者:遠藤 幸子(化粧品・コスメガイド)
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