

大河『べらぼう』ミュージカル界の新プリンスの“熱演”が話題に スタッフも「ちょっと抑えてください」
『べらぼう』で山東京伝(北尾政演)を演じる古川雄大。29回ではミュージカル界の新プリンスと評される彼の魅力が伝わるシーンが…。

3日放送の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)29回では、絵師・戯作者としてマルチな才能を発揮する北尾政演/山東京伝(古川雄大)が大活躍し、大きな話題を集めている。
【ポスト】古川渾身の「劇中劇」裏話
29回に至るまで... ※ネタバレあり
のちに「江戸のメディア王」に成り上がる、浮世絵版元(出版人)の蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)が吉原を中心に奔走していく姿を描く本作。
逆恨みした旗本・佐野政言(矢本悠馬)に殿中で斬りつけられてこの世を去った、老中・田沼意次(渡辺謙)の跡継ぎ・意知(宮沢氷魚)。「天明の大飢饉」を起こしたとして民の反感を買っていた田沼家の跡継ぎを斬った政言は、「佐野世直し大明神」ともてはやされていく。
その風潮に、意知に身請けされるはずだった花魁・誰袖(福原遥)は憔悴。政言はすでに切腹しているが、それでも蔦重に「仇討ち」を嘆願する。
完成した作品は?
29回「江戸生蔦屋仇討(えどうまれつたやのあだうち)」では、蔦重が版元としての仇討ちとして「佐野が奪った誰袖の笑顔を取り戻す」べく、政言が凶行に走る原因となった「悲惨な事情」を裏返しにした、おもしろおかしい物語を北尾政演と考えていく。
そうして完成した作品『江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)』は、色男として浮名を流したい道楽息子・仇気屋艶二郎の物語。押しかけ女房を雇い、評判の芸者に大金をはたき間夫(マブ)になろうとするなど策を講じるがうまくいかず、「苦い汁を飲まされる」展開となっている。
蔦重から物語を読み聞かせてもらった誰袖は「フフフ...」「おかしい」とはじけるような笑顔をこぼす。同作の大ヒットで佐野大明神から、仇気屋艶二郎に世間の注目は移っていき、目を通した意次も「粋な仇を討ちやがって」と満足げにつぶやいていた。
劇中劇の裏話
蔦重が誰袖に『江戸生艶気樺焼』を読み聞かせる際、政演が艶二郎を務める劇中劇が繰り広げられた。特徴的な団子鼻のメイクをした艶二郎が、ときに美声を響かせ、ときに殴られて気を失うコミカルなドタバタ劇が展開される。
公式SNSでは「艶二郎のシーンは、ミュージカルの一幕のようなイメージ。古川雄大さんの歌や振り付けが上手すぎて、かっこよくなりすぎてはマズいと思った演出担当は『ちょっと抑えてください』と何度か声をかけたそうです」との裏話も公開され、反響を呼んだ。
「このためのキャスティング」と反響
ミュージカル界の新プリンスと評される古川ならではの艶二郎が披露された今回。
視聴者からは「声の良さは抑えきれませんでしたね〜!」「このためのキャスティングだったのかー! と膝を打ったけれどまさか上手すぎてNGとは」「プリンスの魅力は抑えられない」「この寸劇おもしろかった 出てる人もにやにや感があって、こっちもにやにやしたー」と好意的な意見が殺到している。
特殊メイクで艶二郎に...
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1952323823199797546
(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)
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