『あさイチ』会社の恒例行事に、自腹7～8万円かけて… ほぼ強制も「あったなあ」「今思えば謎」

2025.03.24 16:15

提供：Sirabee

24日放送の『あさイチ』にて、35年ほど前に多くの企業で慣習となっていた恒例行事について取り上げた。自腹だったという“実情”にスタジオでも「ひどい」との声が…。

24日放送の『あさイチ』で、1990年代に企業で行われていた“恒例行事”について取り上げた。その実態に、スタジオの出演者や、Xの視聴者から驚きの声があがった。

1990年当時の慣習

この日の番組では、「タイムスリップ！昭和・平静を生きた女性たちのホンネ」と題し、昭和の時代からの男女平等などの意識の変遷について特集。「男女雇用機会均等法」が施行されたばかりの1986年当時の男性たちが街頭インタビューで語った“本音”を紹介した。

さらに、1990年に地方の有名証券会社に入社した、現在50代の女性がVTR出演し、当時の慣習などについて語った。

女性が社内の慣習のなかで違和感を覚えたのが、新年の始業日に、若い女性社員が晴れ着を着て出社するという行事だった。

女性は「ほぼ強制。自前の着物で美容師さんの所に行って、頭を作ってもらって着付けして、あさの8時ぐらいに集合してみんなで写真を撮る、みたいな...。その後のクリーニング代もかかるじゃないですか。このたった1日のために、（自腹で）7～8万円飛ぶ」と振り返る。

この慣習について、「何のためにでもないでしょうね。縁起物...？　そんな感じですかね」と、とくに何の意義も感じられなかったことを明かしていた。

女性の話に、スタジオでは博多大吉が「お正月の着物、自腹で7、8万って...キツいですね」と目を丸くし、阿川佐和子も「自腹だったんですね、あれ。会社の経費で出してもらえないの？　ひどいですね」と指摘。

当時について、大吉が「お正月の恒例行事みたいな感じで、いろんな企業がやってましたね」と言うと、阿川が「華やかになるだけっていう...」と改めて驚いていた。

この話に、Xでは「えっ、あの晴れ着出社って会社から費用補助あるわけじゃなかったの？！　理不尽すぎじゃね？」「新年の振袖出社、自腹で8万...誰が作ったんだろう昔の慣習」「自腹で8万なんて、絶対イヤだな。ホント、今思えば謎。女性はお飾りという事だったんだろうな」との声が。

「あったなあ。女性社員は正月は晴れ着着ろって」「お正月、振り袖で出勤。そのまま通常どおり、五時まで勤務、ときには残業してたなあ」「本当にお飾りだったんだろうな。秘書課の人は大変そうだった」とのコメントも。

さらに、「とくにメイクとか男性やらなくて良い部分にも自腹かけないといけないんだよ」「女性社員に正月に着物を着せるのはくだらないってずーっと思ってるけどなんでなくならないんだろう。続けるなら男も紋付袴で来いっちゅうの」といった意見もみられた。

また、「今でも大発会はそれやってるよなー」「大発会、金融の総務の女性は着物着てたな～」「金融機関の窓口とか、着物だったみたいでしたね〜」「日銀がずっと続けてたよね。今でも女性は振袖で新年出社しなくてはいけなかったっけ？」といった指摘も。

各地の証券取引所では、新年の大発会に若い女性らが晴れ着姿で並び、打鐘する光景も恒例だった。しかし、近年ではこの慣習に違和感や疑問の声などもあり、東京証券取引所を中心に見直しをする動きも。

現在も晴れ着姿で出社する女性はいるものの、とくに晴れ着を強調する演出は行わないなど、変化もみられるとのことだ。

（文／Sirabee 編集部・しばたけろこ）