『R-1グランプリ2024』ファイナリスト真輝志&ルシファー吉岡&街裏ぴんくインタビュー

2024.03.06 18:30
提供:TVerプラス

3月9日(土)18時30分から生放送、及び民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて無料ライブ配信される史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』(カンテレ・フジテレビ系)。このほど、ファイナリストの真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんくのインタビューコメントが到着!

目次
真輝志 インタビュー「『R-1グランプリ』とは【化物祭】」ルシファー吉岡 インタビュー「『R-1グランプリ』とは【夢がある!!】」街裏ぴんく インタビュー「『R-1グランプリ』とは【全力である証拠】」

エントリー資格を変更し芸歴制限を撤廃した今大会では、過去最多の5457人がエントリー。決勝戦に進むファイナリストは全9人(真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住、トンツカタンお抹茶、どくさいスイッチ企画)。今回は、ファイナリストインタビュー第1弾と題し、真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんくが、今大会にかけるそれぞれの思いを語った。
※ファイナリストインタビュー第2弾は3月7日(木)、第3弾は3月8日(金)に公開予定。

真輝志 インタビュー「『R-1グランプリ』とは【化物祭】」

――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?


長かったなと思います。もっと苦労されてる歴の長い人もいらっしゃいますが、それでもやっぱり短くはない。10年お笑いをやってきて、やっと1個、結果らしい結果が出たなという感じがします。


――芸歴制限が撤廃された年に初の決勝進出となりました。


そもそも芸歴制限が始まった時が寂しかったので、撤廃されたと聞いた時はうれしかったです。化け物たちと戦うんだと思って挑んでたのが楽しみの1つでもあったので。その上でこの年に初めて決勝にいけたのはめちゃくちゃうれしいですね。


――ファイナリスト9人を見ていかがですか?


いや、ガチすぎる!(笑)。歴代のファイナリストって、もうちょっと遊んでませんでした?(笑)。ほんまにびっくりしました。自分で言うことでもないですけど、僕を決勝に進めたというのもすごいなと思いました。大阪の先輩方にも“真輝志をあげるってすごいことやな”って言われましたし。選ぶ理由が“ネタを見た”以外になさすぎるので、ほんまにありがたかったです。


――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?


パッと浮かんだのは、どくさいスイッチ企画さん。どくさいさんはお笑いがすごく好きな関西のアマチュアの方ですけど、僕の単独ライブに全部来てくれているくらいファンでいてくれてて。なので今回の大会、トップバッターの僕から始まって、トリは僕のファンで終わるんです! これはさすがに負けるわけにはいかないなと。もちろんファンと言ってもしっかりコントをされてる方なので、真正面から勝負したいです!


――決勝ネタ順の抽選でトップバッターを引いた時の心境は?


もうほんまにしんどいです! なんでそんなことされなあかんねん! って(笑)。でも今は、1個フリができたと思っています。“芸歴制限が撤廃された”というのも、“撤廃されたのに芸歴10年以内でいけた”というのもフリになっていたので、次は“トップバッターやのに優勝できた”というのを叶えるしかないですね。


――大阪の盟友であり前回大会王者の田津原理音さんには報告しましたか?


発表後すぐに電話をかけました。理音さんはずっとお世話になっているので。お互いのネタで知らんことないんちゃうかなというくらい、理音さんが優勝する前から全ネタ相談し合っていました。報告したら褒めてくれましたね。


――田津原さんの存在は心強いですか?


心強くはないですね!(笑)。心強くはないですけど、頼りにはなります。理音さんはやっぱりネタが面白いので。


――2022年まではピン芸人ではなくコンビとして活動されていました。


結局これまでのことが全部あったから今にたどり着いたんやろうなとは思います。コンビで結果が出なかったからといって、最初からピンでやればよかったとは思わないですし。もっと言えば、コンビを組んでる時代からピンネタはずっと作っていたので。過去まで含めて叶った決勝進出やなと思います。


――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?


主はコントですが、変なネタからシンプルすぎるネタまで、とにかくいろいろ作ってて。決勝で2本ネタをする機会をいただけたら、そのふり幅を見てほしいですし、優勝した暁にはもっといろんなネタを見てほしいです。決勝でやる以外のネタもたくさんあるので、早く皆さんに見てもらいたいです。


――優勝したら出てみたい番組はありますか?


ネタ番組にたくさん呼んでほしいです! 僕の見た目やキャラクターがシンプルなので、芸人たちの乱打戦というよりは、ワンターンいただける場だとありがたいです。『IPPONグランプリ』とか、正面から平等にお笑いで勝負できる番組に出られたらうれしいです!


――自分にキャッチコピーをつけてください!


「一番湯婆婆にブチギレられる人間」ですね。名前に“真実”、“輝く”、“志”って3つ入っててぜいたくすぎるので(笑)。千尋どころじゃないです!


――決勝の目標と意気込みを教えてください!


優勝はもちろんですが、“今年が一番神回やったよね”って言ってもらえるように、トップバッターとしての使命を全うしたいです。


――最後に、真輝志さんにとって『R-1グランプリ』とは?


「化物祭」です。ピンネタってジャンルじゃなく、人数の縛りですから。何をしてもいい、何をされても文句を言われないという世界で、芸歴10年以上の化け物たちがあの手この手で仕掛けてくる中、僕は普通にコントしようというのがテーマなので。“化け物の祭”に、ひとりコントでエントリーします!

ルシファー吉岡 インタビュー「『R-1グランプリ』とは【夢がある!!】」

――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?


“やったー!”というよりは“耐えたな”という感じですかね。今まで5回決勝行ってて、芸歴制限が撤廃されてもう1回出るとなった時に、“最低でも決勝”というのが頭にあったので。プレッシャーが結構あったから、ほっとした気持ちが強かったです。


――エントリーする時に迷いはありましたか?


迷いは……ありました。どうしようかなって。去年、紺野ぶるまちゃんとユニットを組んで『M-1グランプリ2023』に出てたんですけど、それがもう少しうまくいってたら『R-1』には出てなかったかもしれないです。それが2回戦で負けて急にやることがなくなった中での『R-1』の発表だったので、出るしかないかみたいなのも大きかったかもしれません。あとは、芸歴制限が撤廃された1年目の大会だったので、いろんな人が出て盛り上がるんだろうな、ここで出ないのは後悔しそうだな、と思ったのも大きかったです。


――ベテランとしての意地やプライドはありますか?


ありますね。やっぱり負けたくないです。芸歴制限ができた時に上の世代がごっそりいなくなって、芸歴10年以下の新しい人たちで3年間戦ったじゃないですか。そういう環境だとすごく人が育つんだろうなと思うんですよ。別に上がいるから育たないということでもないんですけど、いきなりいなくなったら“自分が頑張らなきゃ”ってなってめっちゃ成長すると思います。実際、その成長を今回の大会を通してすごく感じました。変な話、昔は“まあ勝てるだろう”と思っていたんですけど、若い人たちが随分強敵になって現れて。だからと言って負けたくないというプライドがあるので、本当に厳しい戦いでした。


――ファイナリスト9人を見ていかがですか?


思ったより若い人が多いなという印象です。去年の段階でラストイヤーだったサツマカワとかも僕のイメージでは若手なので。旧世代でいうと僕と街裏ぴんくさんくらいです。


――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?


全員に負けたくないです。ただ、どくさいスイッチ企画はYouTubeにあがってる僕のネタの作り方を見て“そのままやったらここまで来れました”って言ってたので、僕の手法で上がってきた人には絶対に負けられないです。あと、コントやってる人はどうしても意識しちゃうので、吉住や真輝志にも負けたくないですし。同じ事務所の後輩である寺田くん、あとお抹茶にはなんか負けたくないとかもあるので(笑)。やっぱり負けたくない人は多いですね。


――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?


“悲哀”じゃないですかね。おじさんですし、見た目的にも一番悲哀を感じるのは僕じゃないかと。でも、一番はひとりコントというジャンルを本当に楽しんでほしいということです。ひとりコントは1人で演じるので、見ている側から周りが全く見えないんですけど、それを想像して楽しんでもらうのが一番の醍醐味だと思うので。


――ピン芸の面白さはどこにあると思いますか?


“自由さ”ですかね。“4分あげるから1人で面白いことをやってください”ってとんでもない話ですよね。でも、そのアプローチの方法がこんなにもあるというところがやっぱり面白いと思います。


――今年は準々決勝以降のネタ尺が3分から4分に拡大されました。


めちゃめちゃうれしかったです! 今までは3分でネタを作ってましたが、フリをしっかりやると本当に笑える部分が少なくなっちゃうから難しいんですよね。それが4分になると、2分フッて2分ボケるって半々くらいにできるので、フリもしっかりできるようになりました。それがめちゃくちゃ大きいですし、コントには追い風だったと思います。


――優勝したら出てみたい番組はありますか?


カンテレさんに媚を売るわけじゃないですけど『マルコポロリ!』は行かせてほしいです。これまでうまくいったことがないんですよ、なんかいつも首かしげて帰りの新幹線に乗ってるので。だから『マルコポロリ!』は出たいですね。


――自分にキャッチコピーをつけてください!


自分でつけるなら……「孤高のキャンタマ」かな。“孤高”はピン芸人みんな好きな言葉だからつけるとして、“キャンタマ”は初めて『R-1』の決勝行った時のネタにも入っていたので外せないです。普段はニコイチのキャンタマなのに孤高? 孤高って何? みたいな。その矛盾と僕のフォルム込みで「孤高のキャンタマ」ですかね。


――決勝の目標と意気込みを教えてください!


目標は、ズバリ優勝です! 大会を盛り上げて、ピン芸のコントの知名度をもっと広げたいです。


――最後に、ルシファー吉岡さんにとって『R-1グランプリ』とは?


「夢がある!!」にします。これはもちろん、ウエストランド・井口(浩之)さんに対する抗いです。こんなこと言われっぱなしではいられないので。

街裏ぴんく インタビュー「『R-1グランプリ』とは【全力である証拠】」

――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?


“やっと行けた”っていう感じです。20年やってきて、ようやく行けました。しかも持ち味を変えずに、普段やってることのままで行けたのがとてもうれしいです。


――芸歴制限撤廃を聞いた時の心境は?


今までで一番可能性があるかもしれへんと思いました。出られなかった3年間ずっと休まずネタをためてきたので。変わらずやり続けている身として、絶対にエントリーしなくてはいけない思いはありました。


――エントリーする時に迷いはありましたか?


迷いはありませんでした。うれしかったっていう感情が大きかったです。今まで以上の漠然とした手応え、いけるかもしれへんっていう予測があったから、もう出るしかないと思いました。


――漫談家にとってネタ尺が1分拡大されることは大きかったですか?


独演会では8分から10分、長いもので15分とかのネタをします。それが一番気持ちよく作れる尺でもあるので、3分と4分では変わらんやろうなと最初は思ってたんですけど、やってみたら全然違いました。話の起承転結というか、1本の話を聞いた満足感を4分の方が感じてもらえるなと。今回の『R-1』で“1分ってかなり違うな”というのを学びましたね。


――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?


漫談をずっとやってきてる、それしかやってきてないという人は少ないですし、今回のファイナリストでも僕だけなので、そこは完全なる強みだと思います。見ている人に“おっ、漫談なんや”って思わせることもできますし、全くお笑いを知らない人には“漫談ってこういうもんなんだぞ”というのを知ってほしいです。今は“かまそう!”って気持ちで、ワクワクしかないです!


――漫談の面白さはどこにあると思いますか?


その人がやればその人の漫談になるし、1つとして同じものがない。“人間”が一番出る演芸やと思うので、そこが大好きです。人の漫談を聞いて“ここでこう考えてるから、このボケになってるんやろうな”とか肌で感じられるのもすごく楽しいです。俺、ほんまに漫談を愛してます!


――優勝したら出てみたい番組はありますか?


『鶴瓶の家族に乾杯』みたいなことを将来やりたいってずっと思ってました。商店街とか田舎の田園風景を歩いて、鶴瓶師匠やったら第一声で“お、何してまんの?”っ言うところを、ようわからん声の掛け方で絡んでみたいです! これは俺の夢ですね。


――自分にキャッチコピーをつけてください!


「20年の時を経て、卵からかえった漫談モンスター」。ほどよくダサいですね(笑)。


――決勝の目標と意気込みを教えてください!


20年やってきたものを全て出したいです。びっくりする人もおるやろうし、単純に笑う人もおるやろうし、もしかしたら俺の思いが届きすぎて涙する人もおるかもしれへん。そのくらいの勢いと魂で挑みます! 100で行くので、100で受け止めてください!


――最後に、街裏ぴんくさんにとって『R-1グランプリ』とは?


「全力である証拠」です。『R-1』に出ないっていう選択肢もあると思います。でも、全力であるが故にここもやる。全力やからこそ、俺は迷わずエントリーしました!

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