番組初“男性側から婚約破棄”!? 恋愛感情だけでも、条件だけでもうまくいかない婚活の現実【時計じかけのマリッジ3話&4話】

番組初“男性側から婚約破棄”!? 恋愛感情だけでも、条件だけでもうまくいかない婚活の現実【時計じかけのマリッジ3話&4話】

2026.05.28 13:10

※本コラムは『時計じかけのマリッジ』第4話までのネタバレを含みます。

■現在の“婚約者”の前で新しい男性探し! デートの行方は……

現在、意中の男性との“同棲”で関係を深めている経営者のあやか、現役アナウンサーのゆか、モデルのなつえ。第3話では“現在の婚約者”の前で、それぞれ3名ずつ素顔を隠した男性たちと会話し、最も気になった1名の顔と名前を知ることができる「婚活仮面舞踏会」が開催されます。

限られた時間の中、なつえは“現在0日婚約中”の年収1位・チェンとは真逆の、年収30位・月10万円で暮らすレオ、ゆかは「自身が番組に参加した理由と近いものを感じる」と、「仕事が充実しているので結婚したい」とプロフィールに書かれたキョウスケ、あやかは現在の“婚約者”であるショウゴと同じ、ヒゲが生えている花屋オーナーのダイチを探すことになるのですが、ここですごいのが全員が事前に知っていた年収ランキングと職業、会話した内容などのわずかな情報から、1番気になっていた男子を探し当てることに成功したこと。

これにはスタジオMC陣も「やっぱり女の勘ってすごいね」と驚きです。顔を隠していても、会話のテンポや空気感だけで“自分が惹かれる相手”を見つけ出してしまう女性陣。条件だけを見て結婚相手を探しているように見えても、結局人は理屈ではなく、感覚で恋をしてしまうのかもしれません。

婚活ではよく「条件より相性」と言われますが、その“相性”とは、スペックではなく、一緒にいる時に感じる空気感や安心感、会話のリズムなのだと改めて感じさせられました。

しかし、ここで気になったのが、お目当てのダイチと対面できたあやか。早々に「年収は?」と確認し、彼から「1300万くらいですね」と回答が帰ってくると、「なるほどね」「頑張れる?」と言い放ちます。

あやか自身が経営者として頑張っているというのは分かりますが、まるで“その年収じゃ足りない”と言わんばかりの言葉。ダイチは「ゼロもう1個つけられるくらい頑張ります」との余裕ぶりでしたが、少々不安です。

もちろん、結婚において年収は現実的に重要な要素。特にあやか自身も経営者として働いているからこそ、“生活レベルを維持できるか”をシビアに見てしまう気持ちも分かります。

ただ、婚活では“条件確認”と“相手の尊厳”のバランスがとても難しい。正しいことでも、伝え方ひとつで査定されているような感覚を与えてしまうからこそ、婚活は恋愛以上に思いやりのあるコミュニケーションが必要なように思えます。

■嫉妬するか余裕を見せるか? “婚約中”に別の男性とデート

さらにそれが出ていたのが、ダイチとのデートを交渉する一幕。今回選んだ男性とデートするには、婚約者からの許可を得なければいけないのですが、あやかは「行っておいでって送り出すしかないよね」と受け入れたショウゴに、「何したらダメとかってある?」「チューとかしたら?」と聞く始末。い、言わなくていい……!

これには「全然行ってこいよ」「いっぱい迷った方がいいよ」と前回まで言っていたショウゴも「(わざわざ)言う? と思って。言わんでよくない?」「何考えてるんやろ? って思いました」と胸の内を明かします。

おそらく、あやかは“俺は大丈夫”と余裕を見せられすぎて、「もっと自分を追ってほしい」「少し嫉妬させたい」と思っての言葉なのでしょうが、完全に逆効果でした。一方、チェンは余裕を見せてなつえを送り出し、リョウは「破談になる覚悟があるなら」と厳しい反応を見せつつも、最後はゆかの意思を尊重しました。

そんな、“現在の婚約者”の許可を得て行ったデートですが、それぞれが選択したのは新しい男性ではなく、これまで一緒に少してきた男性との継続。なつえとゆかの選択にそれぞれ安堵と喜びの表情を浮かべるそれぞれの“婚約者”でしたが、唯一ショウゴの表情だけは曇ったまま。

返ってきた言葉も、「本当に結婚に向いているかどうかお互いに話ができればと思ってる」と厳しいもので、これにはあやかも「私間違えたのかな?」「なんかショックだったかも」と少しモヤモヤした様子です。

おそらく、あやかは「本当に悪いところが一つもない」とダイチの優しさに感動しながらも、ショウゴに惹かれてしまう自分を止められなかったのでしょう。

ダイチは“常に安心感をくれる人”で、ショウゴは“たまにくれる安心感”が大きく感じる相手であり、幸せになれそうなのはダイチだと頭では分かっていても、“好き”が勝ってしまった。だからこそ、継続を選んだ自分に対してショウゴから返ってきた冷静な反応が、余計にショックだったのかもしれません。

■番組初の“男性側から”婚約破棄

第4話では女性陣の友人を招いてホームパーティーを開催。これにより大きく動いたのが、あやかとゆかでした。出会った当初、あやかが子どもについて絶対に産めるか分からないと話すのに対し、「そんなん考えへんわ。ポジティブやから。『絶対できるっしょ!』みたいな」と楽観的で将来の見通しの甘さに少々不安があったショウゴ。

今回もあやかの友人であり離婚歴もある動画クリエイターのえみ姉が子どもがいない未来について聞くと、ショウゴから出た答えは「考えたことなかった」。さらに、不妊治療をするしかないと話した上でも、「自分はこどもが好きだから欲しい」と“子どものいない未来は考えられない”とのこと。これにはあやかも曇った表情を浮かべます。

そんな厳しい現実の中、迎えた決断の時。出た答えは“ショウゴからの婚約破棄”でした。他のカップルと比較して「ダサいよね」と言い放ったり、ショウゴが歩み寄ろうとしている中でも、「全力なんだ?」と返してしまったりしていたあやか。一方的に相手へ求め続ける姿勢や、相手の尊厳を傷つけかねない言葉選びに、ショウゴが少しずつ疲弊していったのも無理はありません。

恋愛では“追いかけられている感覚”に安心する人も多いですが、結婚となると話は別。どれだけ好きでも、“自分の気持ちやプライドを大切に扱ってくれない”と感じた瞬間、人は少しずつ心を閉ざしてしまう。ショウゴも最初はあやかの強さや素直さに惹かれていたはずですが、一緒に時間を過ごす中で、向き合うことと責められることの違いに疲れてしまったのかもしれません。

自分がどう思うかは自由ですが、それを相手にどう伝えるかは言葉選びで工夫できますし、結婚は“選び、選ばれるもの”なので、人を変える前に自分が変えられる部分はないか今一度考えないと、この先も同じ課題にぶつかってしまうのではないでしょうか。

一方、ゆかは友人として登場したお笑いコンビ・レインボーの池田直人を交えた会話でリョウとの関係を見つめ直すことに。池田はあと20日で結婚をリアルに想像できるかという質問をリョウにしますが、リョウは「自分が結婚するって正直想像できないところがあって」と不安を覗かせており、ゆかとの結婚への真剣度の違いが浮き彫りに。

さらに池田はリョウに断り、ゆかと2人になると、リョウに結婚の覚悟がないことや、そもそもゆかがリョウをそこまで好きじゃなさそうだと鋭く指摘。ゆかもそれは薄々感じていたようで、「結婚に『好き』って必要?」と聞くほど。

今はまだリョウのことがそこまで好きじゃなかったとしても、ゆかはお互いの関係がここから深まっていくことを期待していたのでしょう。その後、2人きりになった際に改めて自分のことをどう思ってるか聞いたものの、リョウから返ってきたのは「恋愛っていう目線で一回も見てなかったから、好きとはちょっと違う気がする」という答え。

婚約継続を出し続けてくれた理由についても「価値観違うし全然違うところばかりだけど分かり合えるって思いたいの、人と」話すばかりで、ゆかは一度も“ゆかだから”という言葉がなかったことに気づきます。

リョウの愛情が自分に向けられた愛情ではなく、目の前にいる人を好きになるための愛情だと感じたゆか。最後は「無理させちゃってたんだな」と婚約破棄を選択し、2人の関係は終わりを告げました。

■“好き”だけでも、“好き”がなくても結婚できない難しさ

また、今回唯一の婚約継続となったのがなつえとチェン。チェンはなつえに対し、「今後のことって想像でしか語れないけど、過去のことって事実ベースでその人が見えるから」と切り出し、お互いの恋愛観や価値観を知るために、過去の恋愛について聞きたいと提案します。

その言葉を受け、なつえは過去に出演した恋愛番組で出会った相手と約3年間交際し、本気で結婚を考えていたことを告白。関係が深まる中で、「人生の壁にぶつかった時、一緒に乗り越えていける相手ではなかった」と感じたことや、なつえが家族とのつらい過去についても打ち明けると、チェンは「きつい時ほど、味方でいてほしいじゃん」と優しく寄り添います。

そして、自分自身も「困難に直面した時こそ、一緒に乗り越えていける相手がいい」と思っていることを伝え、2人の価値観が重なっていることが明らかに。

お互いが婚約継続を選択し、なつえは「もっとジャックさんと真剣に向き合っていきたい」と話し、チェンは「まだ話し足りてない部分もあるから、今後そういった話ができるのが俺の中では楽しみになってる」とお互い前向きな姿勢を見せていました。

“好き”だけでは結婚できない。でも、“好き”がなければ、一緒に未来を見続けることも難しい。条件、価値観、タイミング、安心感、将来設計……。結婚では理想だけでなく、現実を見つめる力も必要になることが浮き彫りになった3話と4話。ここから残り20日の間に、彼女たちは誰と人生を歩む決断をするのか。最後まで見届けたいと思います。

ABEMAオリジナル婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』

毎週火曜日夜10時~放送中

https://abema.tv/video/title/90-2058

(瑞姫)

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