カットソー製品の丸久 バングラデシュに新工場、7月稼働へ

カットソー製品メーカーの丸久(徳島県鳴門市)はバングラデシュに二つ目となる新工場を設け、7月から稼働を予定する。英国をはじめとした欧州の販路開拓が狙いで、編み立てから縫製まで一貫生産。欧米の大手ブランドから求められる国際的な安全基準を整え、バングラデシュで培ってきた生地開発からスピーディーに物作りできる強みを発揮していく。
25年10月にマルヒサアトランティックを設立し、同年末に現地のナラヤンガンジ市にあった工場(延べ床面積5621平方メートル)を設備を含めて取得。欧州のコンプライアンス(法令順守)を兼ね備えた工場にするため、改修工事をしている最中だ。

7月から約260人の体制で、ミシン200台、6ラインで稼働し、月産13万5000枚以上を計画する。第2フェーズとして約560人、400台、13ラインで月産29万枚以上も想定する。
丸久は90年代にタイや中国に工場を設け、タイ工場は今も継続。豊富な海外での物作り経験を持つ。バングラデシュでは10年に縫製工場を稼働。翌年に編み立てと染色工場も稼働させ、対日OEM(相手先ブランドによる生産)を主力としている。
自社で生地を開発するノウハウを持つほか、染色工場では様々な仕上げバリエーションに対応できる。協力工場など現地のネットワークも築き上げた。
日本の人口が減少している中、将来の成長を見据え、対日だけでなく、海外の販路開拓にも注力することにした。そのためにバングラデシュで新工場の設立に踏み切った。
24年度から日本貿易振興機構(ジェトロ)の「新輸出大国コンソーシアム」の支援プログラムを活用し、欧米などの調査を進め、現在は英国の有力代理店と協業して欧米主要小売業と商談を進めている。
同社は今期(26年3月期)、国内売上高が93億円(前期比5.1%増)、海外のグループ会社の売上高は30億円以上となる見通しだ。
新工場の稼働、海外市場開拓により、今後は全体で売上高150億円を視野に入れる。
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