親子で初挑戦! 新年に出合う、そば打ちの魅力【神戸】

海と山に囲まれた、異国情緒と昔ながらの下町が共存する街、神戸市・塩屋。神戸らしいレトロな街並みで見つけたのが、親子でそば打ち体験ができる教室です。
子どもと一緒にそばを打つ非日常体験は、新しいことに挑戦したくなる新年にぴったり。できたてのそばをすする贅沢なひとときを、この街で過ごしてみて。
( Index )
海と山に囲まれたレトロな街・塩屋 見て、触れて、感じる香り 奥深いそば打ちの世界 自分で作ったそばはおいしい!海と山に囲まれたレトロな街・塩屋
JR・山陽「塩屋」から徒歩1分のゆるやかな坂を上った先にある、そば教室「Sobar」。洋品店をリノベーションした工房は、ガラス張りのモダンな外観が特徴的です。

オーナーの西尾賢二さんは、趣味で10年ほど続けていたそば打ちの体験教室を開こうと一念発起。サラリーマンを辞めて2017年に教室をオープンしました。
屋号の「Sobar」は、”そば+Bar(バール)” の造語。そばを通じて人々が集う場所になってほしいという思いが込められています。
そば打ち体験は、単発で体験できる「ビジタープラン」と定期的に通える会員制の「メンバープラン」があり、どちらも打ったそばの試食付き。
今回は、親子(大人1人、小学生以下の子ども1人)で体験できる「ビジタープラン」で参加してきました!
見て、触れて、感じる香り
そばの食感や風味は、ずばりそば粉の割合で変わるそう。一般的に食べられているそばは「二八そば」といい、そば粉8割、つなぎの小麦粉2割で作られていて滑らかなのど越しが特徴的。一方、「十割そば」はそば粉のみで作るため、麺が切れやすく、そば打ちに高い技術が必要ですがそば本来の風味を強く感じられます。
今回は初めてのそば打ち体験なので、そば粉7割(350g)、小麦粉3割(150g)で500gのそばを打っていきます。


テーブルに用意されたのは大きな鉢。
そば粉と小麦粉をふるいにかけます。
全体的にしっとりするように混ぜます 粉が入った鉢に200cc~250ccの水を3回に分けて加え、両手の指先を使って粉と水を混ぜ合わせます。
5分ほど混ぜるとほんのりとそばの香りが立ち上がり、粉の色が濃くなると次第にホロホロとした小石のような粒ができました。
重い紙粘土のような感触
親子で一緒に
触ってみるとしっとり
練った模様が菊の花に似ていることから「菊練り」といいます 生地を片手で握って耳たぶのような触感になれば、こねてまとめていきます。生地をこねるのは少し力がいるので、先生とママに交代。腕の力ではなく、体重をかけて手のひら全体で練りこむのがポイントです。
生地の中の空気を抜くように練りながら、鉢のふちで生地を転がして円錐形に近づけます。

奥深いそば打ちの世界
手で広げていきます
麺棒は握らず、手首で転がすイメージ
厚みにムラがないか確認します 手で生地を平たく伸ばし、麺棒を使ってさらに円を大きくしていきます。つい麺棒に力を入れてしまいそうになりますが、手首で転がすように、垂直方向に力を入れて生地を伸ばします。
「生地を引っ張るのではなく、打ち付けるイメージ」と先生がアドバイス。麺棒を打ち付けて生地を伸ばすと密度が濃いそばを作ることができるそうで、これが「そば打ち」と言われる由来でもあるのだとか。
2人で協力して転がします
角ができて四角形になりました 丸い生地を四角形にするため、麺棒で縦横に生地を伸ばしていきます。麺棒に力を入れすぎないよう、そーっとそーっと……。

生地が均等に2mmほどの厚さになれば、打ち粉を振って生地を3回畳みます。

いよいよ生地を切るラストスパート。そばの太さを測る「駒板」を生地の上にのせ、そばを切る専用の包丁を「トントン」と押し当てながらわずかに板をずらします。そばの太さを決めたら、包丁で前方に押し出すように切ります。
刃渡りが長く、見慣れない包丁ではありますが、親子で握って一緒に切ることもできます。最初は細すぎたり太すぎたりまばらになってしまいますが、慣れてくると麺の太さも次第に均一になってきました。

そばは「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」の3つが揃うことがおいしさの条件と言われています。打ったそばは冷蔵で3日持つそうですが、まずは打ちたてのそばをその場でいただきます!
自分で作ったそばはおいしい!
残った分はお持ち帰りもできます 
親子で仲良く手を合わせて「いただきます!」
最初は何もつけずにできたてのそばをズズッとすすります。二口目に塩、そして最後につゆをつけて食べます。一生懸命打ったそばのおいしさに親子で顔を見合わせてにっこり。「塩で食べるとそばの香りが引き立つ!」という新発見もありました。

今回は、特別にそばをいなりで包んだ「そばいなり」もいただきました。いなりの中のガリが風味のアクセントになり、ボリューム感ある食感も楽しめる一品です。
初めてでも楽しく挑戦できるそば打ち体験。親子で一緒に打ったできたてのそばをすする、ちょっぴり特別な新年を迎えてみては。

Sobar(ソバール)
住所:神戸市垂水区塩屋町3-11-5
営業日:水曜~日曜 10:00~16:00
休業日:月曜・火曜
※不定休あり
体験費用:【中学生以上】4,500円、【親子で体験する場合】6,000円(子どもは小学生以下が対象)
※要予約
体験時間:約2時間(午前の部:10:15〜、午後の部:13:00〜)
※前々日17:00以降はキャンセル料100%
※持ち帰りできるそばは「4~5人前」
※工房内では水木土に天然酵母パンの販売もあります。
写真/西島 渚 取材・文/山原 萌恵
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