【プラグイン/エディトリアル】カテゴリーが拡大、多様な狙い

合同展「プラグイン/エディトリアル」(繊研新聞社とCREDITSの共催)がきょうから東京・渋谷のヒカリエホールで開幕する。出展ブランドはおよそ100。うち7割が新規出展だ。前回4月展とほぼ同規模ながらアパレル、バッグ、シューズ、アクセサリー、ライフスタイルグッズ、コスメ&ビューティー、食雑貨、ペット、観葉植物、システム提案とカテゴリーがさらに広がる。参加企業の顔ぶれも多様で、新興ブランドをはじめ、初披露となる新ブランド、日本市場の開拓を目指す海外組、異業種からの参入、新流通でのブランディング狙い、とバラエティーに富んでいる。
(カッコ内はブース番号)
レディスブランドの「オートリコ」(H-57)は「ホールガーメント」で「必要な分だけ作り、製品在庫を持たない、残さない」「カラーや着丈が選べる自分だけの一着」を提案している。開発のコンセプトは「服があふれる時代に自分だけの一着」。デザインはモダンでミニマル。ホールガーメントが作り出す立体感とシルエット、シームレスな着心地に加えて多色展開で色と形が選べることで、長く愛用できる自分の一着を追求している。
代表商品はリブのプルオーバーとコクーンスカートのセットアップ。ほか、立体的なペプラムのノースリーブトップと裾のフリルがポイントのマーメイドスカートなど。全て56色展開。ボトムはカラーと同時にサイズ選びの楽しさも設けて、服選びのイベント感を演出する。素材は張りと発色が良い国産のポリエステル。しわになりにくく、家庭洗いできるイージーケアも追求している。売り先とも「必要なだけ作る」を貫いて委託販売とし、少ロットで対応している。

異業種からの参入は「ユダンギ」(H-18)と「マエエ」(H-34)。ユダンギは筆記具メーカーのパイロットコーポレーションの社内プロジェクトチームが手掛けるアパレルブランドだ。4月展に続く出展で、今回は新たに小物シリーズ「YUDANFU」(ユダンフ)を披露する。
新シリーズは「毎日を創造的に生きる人に寄り添える服」「創造のための日常着」のコンセプトで、ネックウォーマーやストールなど首や肩周りを暖める商品が軸だ。服と同様に縫製や副資材は国産で、着心地と丁寧な物作りにこだわる。ネックウォーマーは着用するうちにフリルのように波打つメローロックを採用し、ストールは体をすっぽりと覆う大判サイズでブランケットとしても使える。

「マエエ」はポーラ・オルビスグループのエンサイクロが手掛ける。「医療用品から始まった、より輝く毎日のためのウェルネスブランド」を掲げ、体をケアする女性向けの機能性商品を企画・販売している。
EC以外の初の挑戦となる今回は着圧ソックスを提案。快適な履き心地に加えてカラーバリエーションやシアー素材でファッション性を打ち出している。多色展開のコットンリブ、上質感のあるプレーンなコットン、透け感のコットンシアー、脚がまっすぐ細く見えるタイプなど5シリーズの構成だ。

カテゴリーの拡大を印象付けるのは食雑貨の5ブランド、ペット関連の2ブランド、植物関連2ブランドの出展だ。
食雑貨の中では発酵カカオ豆の「カカオモノ」(H-12)、オーガニックナッツのふりかけ「クッカ」(H-02)、クラフトビールのプラットフォーマーを目指す「ドリームビア」(H-00)が注目。いずれもライフスタイル提案で新流通開拓を目指している。
カカオモノは低温焙炒(ばいしょう)、無添加で仕上げる発酵カカオ豆が栄養効果が高く、アンチエイジングや美肌効果もあるとして「究極のハイカカオ習慣」を提案している。

クッカはオーガニック栽培のクミンとコリアンダー、カカオニブ、シナモンなどを使い、香り、味、食感、ビジュアルを楽しむ〝ハッピーなふりかけ〟で「料理をおしゃれに変身する」。ドリームビアはビール文化の発展と地域創生を理念に、全国のブルワリーの200銘柄超を提供する。BtoB(企業間取引)の展示会は初出展。

市場の拡大と新流通の開拓は植物関連にも共通している。「カニック」(H-44)は塊根(かいこん)植物や珍奇植物などを扱う輸入植物専門店。24年10月展に参加して「ファッション流通へのアプローチが(塊根植物)市場の拡大につながると実感した」と言い、プラントハンターとしてマダガスカルや南アフリカで一点ずつ買い付けたパキプスやユーフォルピアなど初心者向けの数万円から数十万円、100万円超まで揃えている。

「碧のおくるみ」(H-01)は香川の伝統工芸「保多織」の織物にサボテンを組み合わせた工芸と植物のプロダクツブランドだ。「伝統を暮らしのそばに」がコンセプトで、通気性、吸水性、保温性のある保多織で鉢を包む。保多織は5色のリバーシブル展開。サボテンとのセット以外も提案している。

ペット分野からアパレル流通に挑むのは「ユリックス」(H-13)と「こむたまキッチン」(H-48)。「1匹でも多くの犬たちに良いものを届けたい」との思いから、新流通に向けて「来店頻度を高めるリピート商材として打ってつけ、雑貨として扱える」と訴える。
ユリックスが描くのは「犬も人も心地よく、美しく、幸せに暮らす未来」。商品は全て人と犬のペアで、寝具マット、イタリアンレザーの首輪、毛玉ケアやにおいを抑える高保湿のミストオイル、泡立ち・泡切れが良いドッグシャンプーなど。

こむたまキッチンは静岡の野菜、肉、魚を使った手作りの犬猫おやつを提案している。漁港、養豚場、養鶏場、養鱒(ようそん)場、野菜農家、JAから買い付け、製造、包装まで全て自前で行っている。「全世帯の1割が犬猫を飼育しており、来店者増のチャンスが広がる。雑貨なので明日からでも販売できる」と強調する。
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