

ヴァンクリーフ&アーペル 「アール・デコ博覧会」100周年記念展を開催 装飾美術とジュエリーの美が呼応

東京都庭園美術館で展覧会「永遠なる瞬間ヴァンクリーフ&アーペル―ハイジュエリーが語るアール・デコ」が始まった。
同展は、1925年にパリで開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」(通称アール・デコ博覧会)の100周年を記念するもの。アール・デコ博の宝飾部門でグランプリを受賞した〝絡み合う花々、赤と白のローズブレスレット〟をはじめ、同時代のヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーやウォッチ、工芸品約300点を展示する。


オープニングの会見では、東京都庭園美術館副館長の牟田行秀氏、同館担当学芸員の方波見瑠璃子氏、ヴァンクリーフ&アーペルから、パトリモニー&エキシビションディレクターのアレクサンドリン・マヴィエルソネ氏、西澤徹夫建築設計事務所の西澤徹夫代表が登壇した。
牟田氏は、旧朝香宮邸として1933年に建てられた同館の内装に、アンリ・ラパンやルネ・ラリックらアール・デコ博の装飾美術家たちが関わったこと、アール・デコ博を朝香宮夫妻が訪れていたという歴史的なつながりに触れた。方波見氏はそうした背景から「作品も空間も『アール・デコの本物』。それがコンセプト」と述べ、各部屋の装飾とジュエリーとの同時代性を数多く見つけられたとした。

マヴィエルソネ氏は、4章構成となる展示内容に触れた。グランプリ作品を含むアール・デコ期のハイジュエリー、メゾンが成長し、ミステリーセッティングをはじめ、様々な特徴的な技巧を確立するまでを「時系列で紹介している」とし、そのイノベーティブな精神を「今も受け継いでいる」とした。

西澤氏は、展示について「建築側でなくジュエリー側でもない。時に両方である二重性を成立させるものができれば」と、単一の什器や演出でなく、様々な素材を組み合わせながら展示空間の製作を進めた様子を語った。展示は26年1月18日まで。

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