

メトロ・エム後楽園、3期連続で2ケタ増収 地域の親子客や若い層を獲得

東京地下鉄(東京メトロ)の子会社で駅構内店舗や商業施設の企画・開発・運営管理、小売業を行うメトロプロパティーズ(東京、黒須良行社長)が運営するメトロ・エム後楽園(文京区)は24年度まで3期連続で2ケタ増収を達成した。同施設は94年4月の開業から31年が経過したが、21年から継続的に進めてきたリニューアルの効果が出た。
同施設は開業30周年を節目に、「コロナによるマーケットの変化」に対応するため、21年からテナントの入れ替えを軸にしたリニューアルを継続的に進めている。近隣住民への高品質な生活利便性の提供や、東京ドームシティへの来場者などに対する娯楽や飲食・食物販の提供などを軸にした施設への転換を進めてきた。
特に地下1階を全面的に見直して「食にこだわりを持つ文京区民(近隣住民)」に対する食の提案を強めた。自然食品にこだわり百貨店や都心部の商業施設で多店舗展開する「F&F」や、地元で人気のレストラン「千石」、人気回転すしの「根室花まる」などを導入した。
各店が多くのリピート客を獲得し、施設全体のレジ客数、売り上げの底上げに大きく寄与。近隣の親子連れ客と若い客層の来館者数が伸び、とりわけ今年3月にティーカフェの「ゴンチャ」を導入以降は高校生などティーン、ヤングカップル客が目立って増えた。
メトロプロパティーズは「親子客の再来店頻度を高める店舗の刷新やサービス改善の取り組みは、地域密着型施設の重要戦略になった」と自信を深めている。施設外観に壁面広告を採用して新たな収入増につなげるなど、コロナ禍で一時低迷した収益が再び回復傾向となり、3年連続の2ケタ増収となった。
同施設は、東京地下鉄グループが商業施設関連事業を本格的にスタートする起点となった。その後、メトロ・エム高島平や表参道、池袋などのエチカやエソラ池袋、単店舗型の駅チカ施設のメトロピア(28施設)など、地下鉄駅構内や駅周辺の自社所有地を活用したSCや直営店事業を広げている。
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