

きのこブラザーズの原田敬一さん、伊藤良貴さん カフェとライフスタイル店で故郷に新風

きのこブラザーズ(長野県茅野市)は、茅野市出身の幼なじみ、原田敬一さんと伊藤良貴さんが立ち上げた合同会社だ。2人とも東京を拠点にビジネスをしているが、24年6月にJR茅野駅前に雑貨と古着主力の「ユイット」とカフェ「ビク」の複合店をオープンした。都内の店にひけを取らない高感度な品揃えや内装で、故郷に新風を吹かそうと奮闘している。
(高塩夏彦)
人が集う店を駅前に
仕事のために上京した原田さんと伊藤さん。原田さんは東京・吉祥寺で10年以上古着屋を経営しており、伊藤さんは個人事業主で保険の販売を営んでいる。
数年前に母が病気で入院したのをきっかけに、伊藤さんは実家と東京の2拠点生活を始めた。そこで、コロナ下の厳しい環境で若い世代が茅野駅前で飲食店などを経営する姿を目にし、自分も地元を盛り上げる力になりたいと考え始めた。
思いに共感した原田さんも加わり、きのこブラザーズを立ち上げた。社名の由来は、2人とも故郷の山でのきのこ狩りや山菜取りが大好きだったことだ。駅前にあった元ラーメン店の空き物件を借りたのを契機に、本格的に動き出した。
原田さんは開店準備のために久々に茅野駅前を訪れた際のことを「記憶よりも人がいなくて驚いた」と振り返る。人口減だけでなく、車社会ゆえに駅の利用者も少ない。老若男女が集まりたくなる店が必要だと考えたという。結果、業態は料理好きの伊藤さんが運営する、男性も満足できる定食を出すカフェと、原田さんが手掛けるおしゃれな雑貨と古着を販売する店の複合型に決まった。

地元採用者が運営
内装はほとんどを自分たちで手掛けた。白壁に木目調の床が映える明るい雰囲気。シックな色合いの家具で引き締めて「男女問わず居心地の良い雰囲気を目指した」(伊藤さん)。
ユイットでは大手仕入れサイトや小規模な輸入代理店からセレクトした食器、タオルを販売している。地元の菓子なども扱う。ちょっとしたギフトが買える店としても地元客から喜ばれている。

古着は激戦区の吉祥寺の売れ筋が反映された品揃えが好評だ。「地元感謝価格」で中心価格は3000~5000円。相場よりも安く、上質なアイテムを販売している。入荷したらすぐに売れていく状況だ。
ビクは定食主力の昼に加えて、昨冬からはダイニングバー形式の夜営業も強化している。駅前には遅い時間に空いている店が少ないため、少しずつ新規客が増えている。

店舗運営はどちらも地元採用のアルバイトが担っている。2人は東京を拠点に定期的に茅野市へ通いながら経営している。「近くにこうした店ができてうれしい」と従業員の士気は高い。
今年6月に開いた1周年記念のイベントには、近隣の飲食店のメニュー提供などもあり、1日で400人以上が訪れた。伊藤さんは「〝駅前ににぎわいを〟という目標に少し近づけた」と手応えを語る。
今後は山で採ってきた山菜やきのこを振る舞うなど、地元ならではのイベントを強化する考えだ。
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