

《視点》「ガンプラ」に見る直販と卸
2025.06.03 06:23
提供:繊研plus

放映中のテレビアニメ『機動戦士ガンダムジークアクス』の影響で、久しぶりに「ガンプラ」(プラモデル)にハマっている。ただ、子供の頃はお年玉を握りしめて大手量販店へ行けば、よりどりだったガンプラが、今はほんの数種類が並ぶ程度の品薄だ。
やっとの思いで新発売の商品を手にできたのは、意外にも自宅近くの小さな玩具店。世間話がてら、入手に苦労したと販売員に漏らすと「コロナ下の巣ごもり需要で在庫不足になってからずっとこの調子ですよ」と苦笑された。聞けば、生産が間に合わないだけでなく、以前に比べて直営店に回される在庫も増えているため、卸先に十分な数が入荷しないという。
ファッション業界も似たような状況だ。インバウンドの増加で急激に需要が伸びた商材を持つアパレルメーカーでは、直営店と卸先への在庫配分に悩むことが少なくない。高い粗利率の直販は魅力だが、長年取引してきた卸先も大切な存在だ。
生産拡大のために投資しようにも、人手不足や人件費の上昇で簡単にはいかない。「うれしい悲鳴」で済むほど単純な状況でもなさそうだ。
(夏)
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