

<ヴィジランテ>スタンダール=“ヒロアカ”凶悪ヴィランの過去の姿、「まさかナックル師匠がきっかけだったとは…」と驚きの声

「僕のヒーローアカデミア」の公式スピンオフ作品「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」(毎週月曜夜11:00-11:30、TOKYO MXほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第6話が5月12日に放送された。己が悪とみなした人間を“断罪”と称して殺害するスタンダールの前に立ちはだかるナックル。“ヒロアカ”にも登場するヒーロー殺し・ステインの誕生秘話が描かれ、視聴者に衝撃を与えた。(以下、ネタバレを含みます)
「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」
「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」は、古橋秀之の脚本、別天荒人の作画で2016年から2022年までマンガアプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載された、「僕のヒーローアカデミア」(通称、“ヒロアカ”)の正史に連なる公式スピンオフ作品。
“ヒロアカ”本編で描かれた物語から数年前の日本を舞台に、人々に認められ活躍する<ヒーロー>の裏側で、誰にも認められずとも誰かを救わずにはいられない非合法(イリーガル)ヒーロー<ヴィジランテ>たちのドラマが展開される。
今回のアニメ化にあたっては、監督を鈴木健一、シリーズ構成・脚本を黒田洋介、キャラクターデザインを吉田隆彦、音楽を林ゆうき、山城ショウゴ、古橋勇紀が担当。アニメーション制作は「僕のヒーローアカデミア」同様ボンズフィルムが務める。
考えるよりも先に身体が動くー“ヒロアカ”デクと重なるコーイチの姿
超常以前の暴力組織の流れを汲む指定敵<ヴィラン>団体「阿辺川天忠會」の事務所を突如、何者かが襲撃。天忠會の幹部はいずれも圧倒的な“個性”と、瞬時に戦闘態勢に至る反射神経を持っていたが、あっという間に全滅させられる。
その犯人は前回、登場した謎の男・スタンダール(CV:井上剛)。彼は灰廻航一(以下、コーイチ/CV:梅田修一朗)を窮地から救い、ヴィジランテ活動に共感を示す。だが、その実態は己が悪とみなした人間を“断罪”と称して殺害する歪んだ信念の持ち主だった。
そんなスタンダールの次なる狙いが、鳴羽田の不良3人組だ。第2話で蜂須賀九印(CV:千本木彩花)からもらった違法薬物“トリガー”を使って街で暴れるも、現場にいたナックルダスター(以下、ナックル/CV:間宮康弘)やイレイザーヘッド(CV:諏訪部順一)に制圧された彼ら。以来、“トリガー”から足を洗い、大人しくしていたところ、釘崎爪牙(以下、ソーガ/CV:鳥海浩輔)は蜂須賀から自分たちが天忠會の幹部を全滅させた殺し屋に狙われていることを聞かされるのだった。
実は裏でスタンダールと繋がっていた蜂須賀。彼女はスタンダールの「断罪」に協力する代わりに、自分が指定したターゲットを襲わせようとしていた。その目的はおそらく“トリガー”投与による個性強化実験なのだろう。自分が実験台にされているとも知らず、仲間のために一人でスタンダールに立ち向かうソーガ。
だが、蜂須賀に無理やり“トリガー”を投与された瞬間、見た目で差別されてきた過去がフラッシュバックし、“怪物”へと変貌を遂げる。その悲痛な声を聞き、現場に駆けつけたのが、街をパトロール中のコーイチだった。状況が読めず困惑するコーイチの前で容赦なく刀でソーガの体を傷つけるスタンダール。「この人は本気で殺す気だ…!」と感じたコーイチはとっさに“個性”「滑走」でソーガを助け出し、そのままおぶって逃走を試みる。
コーイチはこれまでソーガに散々痛めつけられてきた。だが、その窮地を目の当たりにし、考えるよりも先に助けようと体が動いたコーイチの姿が、“ヒロアカ”で自分をいじめていた幼なじみの爆豪勝己を敵<ヴィラン>から救ったデク=緑谷出久と重なった人もいるのではないだろうか。
ナックルとの戦いでヒーロー殺しに変貌を遂げるスタンダール
「たとえ善性より発する行動であれ、悪に与する者はやはり悪」とスタンダールに、ソーガもろともに“断罪”されそうになるコーイチ。必死にその場から逃げようとするが、突如体が動かなくなる。スタンダールの“個性”は血を舐めることで相手の体の自由を奪うことができる「凝血」。コーイチはスタンダールが投げつけた短刀で足を負傷した時の血を舐められてしまったのだ。
追い詰められたコーイチたちに、スタンダールは「もはや貴様ら罪人を助ける者、気遣う者、一顧を与える者すらもここにはいない」と刀を向ける。その瞬間、ビルの上から「いいや。ここには、俺がいる!!」と華麗に駆けつけたのが、ナックルだ。
ナックルはすぐに戦闘モードに入るが、スタンダールは彼の活動を知っていたのだろう。歪んだ社会の中で正義を貫く“同志”としてナックルに敬意を払い、「あなたと争うつもりはない」と刀を下ろす。だが、ナックルは「俺はカッコイイ正義の味方で、貴様はイカレた辻斬りだ」と真っ向から否定。さらに自分たちの間にワイヤーで“一線”を引き、「このまま引き下がればよし。貴様がその線を越えるなら、その瞬間に拳を叩き込む!!」と警告するのだ。
もちろん、スタンダールは引き下がるような男ではない。英雄は常識を踏み越える破格の存在でなければならないという考えに基づき、迷わず拳をかまえるナックルのもとに飛び込む。しかし、カウンターに徹していると思い込んでいたナックルから不意打ちの一撃を喰らい、“一線”を越えることすらできなかった。
かくして敗北を喫したことで、自分は英雄の仮面を被っただけの“贋物”であるという事実を突きつけられたスタンダール。そして「敵<ヴィラン>より罪深きは “英雄紛い”」という答えへ辿り着いた彼はアジトに戻った後、覚悟の証として仮面を脱ぎ捨て、自らの鼻を削ぐ。
のちに“ヒロアカ”でデクたちに立ちはだかるヒーロー殺し・ステインの誕生秘話が明かされ、視聴者からは「スタンダールは過去のステインだったのかー!どうりで強いわけだ」「まさかナックル師匠がステインを生み出すきっかけを作ってしまうとは驚きです」「一線を超えてしまったがためにステインになってしまったのか...覚悟が決め方が極端すぎるな」「これはもう“もう一つの原作”でしょ」と驚きの声が上がった。
■文/苫とり子
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