

三共生興、出店はスローダウン 世界経済の冷え込みを懸念
2025.05.22 06:26
提供:繊研plus

三共生興は今期(26年3月期)、微増収、営業増益を見込む。世界経済の冷え込みを理由に慎重な姿勢で臨む。英「ダックス」、仏「レオナール」を主力とするファッション関連事業は中期経営計画(24~26年度)で「中国で出店拡大」を掲げていたが、「スローダウンせざるをえない」と井ノ上明社長。昨年に出資したユナイテッドシルク、買収したトゥエルブなどを生かし、「ダックス、レオナール以外にも成長戦略を考えていく」。
今期は売上高が前期比1.8%増の230億円、営業利益は7.6%増の19億円の計画。繊維は製品OEM(相手先ブランドによる生産)が堅調に推移するとの見通しだが、ファッション関連は中国をはじめとする世界経済の冷え込みを懸念する。
特に、中国市場が「急速に悪化している」上に、その影響が香港、台湾にも波及し、「今期の見通しは不透明」とみる。日本国内はインバウンド効果で大きな落ち込みは想定していない。
前期の営業利益は、積極的な出店、販促によって大幅に経費が膨らみ2ケタの減益だったが、今期は経費を抑える方針だ。
「今は出店拡大を推し進めるような事業環境ではなくなった」とし、ダックス、レオナールについて今期の新規出店は現時点で予定していない。
その一方、トゥエルブのファッションブランド「プロダクト・トゥエルブ」が培ってきた企画提案力や国内外の販売ネットワークを製品OEMの高付加価値化に生かす。
若年層に向けた提案も課題だ。海外も含め、新しい市場開拓を目指す。〝スマート養蚕システム〟を開発したユナイテッドシルクとの連携では、シルクのたんぱく質を活用した化粧品や食品など非繊維のビジネスにも挑んでいる。
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