

【写真家・前康輔】が生み出す世界観...!中村里帆の“日常”の姿を写したスペシャルセッション♡
その世界のプロが撮る写真家×Rayモデルのスペシャルセッションを実施!今回は、「彼氏フィルター」をテーマに、写真家・前康輔さん×中村里帆が日常のリアルな一瞬を切り取りました。撮影の感想や、撮影で素を引き出すこだわりについてのインタビューもお見逃しなく♡
写真家・前康輔×Rayモデル・中村里帆
theme:彼氏フィルター
撮影者と被写体とのあいだで起きたこと。それを撮るのが大切
「彼女との休日」。そんな物語に一瞬にして引き込まれる前さんの写真。
架空のはずの“彼”が感じた日常の愛おしさや、心が動く瞬間を記録したかのようなリアルさの秘密とは。

Check!
“恋人との距離感”を引き出した撮影の感想
前康輔(以下:前)
:中村里帆さんという人を撮る”こういう撮影の場合はNGの表情がないんですよ。変顔とか、怒っている顔とか、こっちとしてはどの表情もアリ。だから、
カメラの前ではつい隠しがちなことを、そのままにしてもらう。
中村里帆(以下:中村)
:なにもしないでそのままでっていうのがいちばん難しい
んですよね。お芝居と一緒でなにかをしようとすると不自然になっちゃうし。前
:そうなんだよね。でも、本来、お部屋でなにもしないで過ごすって、自然であってなにも難しくないじゃない?だから、カメラの前でもそうあってほしいし、そのままでいい。ただ今回みたいにラーメンだったり、タオルを用意したり、それぐらいの仕掛けは必要で。でも
僕が撮りたいのはラーメンの湯気にむせちゃったりするような、ふいに起こるなにか。
だからラーメンを食べるって行為自体に実は意味はないんだよね。
中村
:小道具を使って自然な演技をするっていうのとも今日は違った。あざといしぐさをしなきゃとかでもなくて、ただただ“恥ずかしい”っていう感情を前さんに引き出された
というか......。前
:そう!足の指先やひざを寄って撮っていたらそれを恥ずかしがった中村さんの表情が、いいなって感じたんです。照れた空気が“恋人との距離感”に近いな
って思ったので、そこをどんどん攻めていったんだよね。でも初めから照れた表情を狙ったわけじゃないんですよ。
“中村さんが照れた”っていう起きたことを撮ることが大切なんです。


Check!
前さんの撮影のこだわり
中村
:用意していない顔というか、不意な瞬間ばかりで。こんな私をRayでお見せしていいのかなって(笑)。
カメラに向かってこんなにも素だったのは初めてだと思います。前
:そうだよね、どの顔もカメラに向かってしてるって感覚はなかったんじゃない?ファッション誌の現場って、カメラとモニターをつないで撮影すると思うんだけど、僕はそれ、やらないんです。中村
:それはどうしてなんですか?前
:撮っている画を確認するためのモニターだけど、そうすることってあんまり意味がない。誰かが見たからといって写真ってよくなるわけじゃないし。被写体を撮ることって、世間で思われているよりも魔法みたいなこと
だと僕は思うんですよ。撮ったものをジャッジされ続けながら、撮影が進むことに違和感があって。中村
:モニターがあると私も撮影中、そっちが気になっちゃうかもしれない。前
:そうでしょ?さっき僕と中村さんのあいだにあったムズムズした恥ずかしい、あの感覚が写ってほしいのに、モニターで見るって環境がそれを消しちゃう。中村
:うーん、確かに。もしも、スタッフのみなさんがモニターを見ていたら、ムズムズって感覚は引いて冷静な自分が出てきちゃっていたかも。だから今日は新鮮でした。
レンズを通して目で会話できている
っていうか。撮影中、私が考えていることってカメラマンさんには見透かされている感じがするんですけど、それがいつもより余計に(笑)。
前
:そうそう、その感じ。本当は被写体と撮影者って無言でもお互いのことがわかる
はずなんです。モデルさんからしたら、その場の空気や差し向かったときの印象で、僕って人間が見えてくる。写真は撮る人と撮られる人の“自分”が出る怖さがあるよね。
中村
:私にとっての撮影は、メイクをして可愛い衣装を着て、ある意味完璧を作り上げるものだから、怖さって今まで感じたことがなかったんです。でも、ファッション誌とは違う、
カメラの前で自分をさらけ出すような撮影で、前さんのいう怖さがわかった気がした
し、今後Rayの撮影で「もっと素っぽくふるまって」といわれたときに、今日掴んだ感覚を活かしていこうと思いました。
撮影/前康輔 スタイリング/杉本奈穂(KIND)ヘア&メイク/あきやまひとみ モデル/中村里帆
中村里帆
Ray編集部 副編集長 小田和希子
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