繊維to繊維実装へ欧米4社がアライアンス EUエコデザイン要件に関与
2025.03.18 10:59
提供:繊研plus
繊維to繊維リサイクル技術を持つ欧米の4社が資源循環を後押しする「T2Tアライアンス」を発足した。EU(欧州連合)で導入が決まったエコデザイン規則で繊維分野の要件が検討されており、繊維to繊維リサイクル材や技術を反映させる狙い。
結成したのは米サーク、スウェーデンのサーキュロース(旧リニューセル)とサイア、オランダのRE&UPの4社。サークとRE&UPは綿・ポリエステル混に対するリサイクル技術を持ち、サーキュロースは綿から再生繊維の原料となるパルプを製造する。サイアはH&Mグループで、ポリエステルのケミカルリサイクル技術を持つ。
EUのエコデザイン規則は、リサイクル繊維の使用を大幅に増やすなどの要件を28年までに導入する予定。検討委員会ではエコデザインの要件に関するステークホルダーからの意見を募集しており、アライアンスとして積極的に関与していく考え。
発足のリリースでは「EUエコデザイン規則で現在行われている議論の方向性は、繊維to繊維リサイクル企業の成長に悪影響を及ぼす。これまでの議論に繊維to繊維リサイクル企業の視点が十分に取り上げられていない」とし、EU内外の繊維政策に意見を反映させていく。
このほか、プレ・ポストコンシューマーの繊維廃棄物に対するクローズドループのリサイクル仕組み作り支援、リサイクルの有用性に関するリポート作成、トレーサビリティー(履歴管理)検証方法の検討などに取り組む。アライアンスは、発足4社に限定せず、幅広くメンバーを募っていく。
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