

【PR】旭化成 5年ぶりに北陸で懇親会 価値創造へ 北陸産地企業とのコラボレーションさらに

旭化成は5年ぶりとなる北陸での懇親会「2025年新春ごあいさつ会」を1月27日に福井市内のホテルで開催した。同社マテリアル領域の繊維事業は北陸産地との関わりが深く、産地企業関係者らを招いて親睦を深めた。工藤幸四郎社長は「改革と成長の両輪がなければ勝ち残ることは難しい時代です。その成長は産地の皆さんとともに築き上げるもの。我々合繊メーカーと産地の皆さんとのコラボレーションを強めていきましょう」とあいさつした。
北陸での懇親会は、繊維事業で密接な取り引き関係にある北陸産地企業とのコミュニケーションのため、1975年頃から継続的に開催してきた。しかし、新型コロナウイルス禍直前の2020年1月を最後に開催を見合わせていたが、今年再開した。
旭化成の繊維事業にとって、北陸産地は販売・生産・調達の重要なパートナーだ。世界で唯一同社だけが生産するキュプラ繊維「ベンベルグ」、グローバルに生産販売するプレミアムストレッチファイバー「ロイカ」、人工皮革「ディナミカ」、自動車資材などに使われるナイロン66繊維「レオナ」などがあり、これらの糸加工、織り・編み、染色加工といったテキスタイルの重要な工程を北陸産地企業が担っている。
また、商事会社の旭化成アドバンスは、旭化成素材だけでなく、幅広い原糸・原綿を活用して特徴ある素材を開発している。世界の有力スポーツ・アウトドアアパレルにも採用されるナイロン軽量高密度織物「インパクト」シリーズや、クッション材として使われる3次元立体構造の編物「フュージョン」など、北陸産地とのコラボレーションによって作られる差別化素材も少なくない。
旭化成グループは今後も北陸産地との協業を強化し、世界の人びとの〝いのち〟と〝くらし〟に貢献していく構えだ。
工藤 幸四郎 社長
成長、北陸産地と作り上げるもの

昨年の正月は能登半島地震があって大変驚き、私どもも心を痛めました。この1年間、本当にご苦労をされたと推察します。今年の正月は幸いにも大きな災害や事故がなく安心しました。一つ良い話をさせていただくと、ニューイヤー駅伝で当社が5年ぶりに優勝することができました。
24年度(25年3月期)は旭化成グループの中期経営計画の最終年度です。最初の22年度は米ポリポア社の減損処理で20年ぶりに純利益が赤字に陥り、営業利益も1200億円強に落ち込みました。23年度は少し持ち直し、24年度は2000億円近くまで回復しました。この3年間、非常に厳しい環境の中で成長投資をやり、事業再構築に向けて全社一丸でまい進してきました。今の時代に重要なのは足元の事業を見直して改革し、成長に向けて大きな一歩を踏み出すこの両輪です。その成長は産地の皆さんと築き上げるものだと考えています。私たち旭化成グループも産地の皆さんと共に進むため、全力を上げて経営に携わってまいります。
ライフイノベーション事業本部長 山岸 秀之 氏
マテリアル領域統合でますます力強く

旭化成グループは繊維関係で「ベンベルグ」「ロイカ」、旭化成アドバンス、「ディナミカ」、交換膜で北陸産地の皆さんにパートナーとなっていただいているだけではなく建材やサランラップなどもご愛顧いただいております。皆さんの力をお借りして、繊維領域は安定した成績を収められると考えています。
北陸産地は繊維の価値創造の源泉で、機能や加工技術、ノウハウが本当に重要です。皆さんと一緒に新しい物を作り、世界に展開していくことが繊維業界や日本にとって重要なことです。4月からマテリアル領域が一つの組織になりますが、ますます力強く皆さんと一緒にやっていきたいと考えております。
ライフイノベーション事業本部ロイカ事業部長 神山 剛啓 氏
イノベーティブな商品開発で共に前進を

北陸産地の皆さんには、いつもお世話になり大変感謝しております。ロイカ事業は、世界のニーズに応じた開発、生産を継続しています。
これも、お客様と共に構築してきたビジネスが基盤になっております。今年も皆さんと研究を重ね、イノベーティブな商品開発に努め、共に前進して参りたいと思います。
ライフイノベーション事業本部ベンベルグ事業部長 橋本 薫 氏
工場火災からベンベルグ復活へ

本年もよろしくお願いいたします。ベンベルグは22年4月に発生した工場火災で産地の多くの皆さんにご迷惑をおかけしてきましたが、皆さんの多大なるご協力により、事業は少しずつ復調してきております。
今年は発災した工場の復旧を予定しており、ベンベルグ復活に向けて改めて北陸産地の皆様と共に前進していきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
旭化成株式会社
企画・制作=繊研新聞社業務局
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