<メダリスト>初の大会で“優勝”への貪欲さを見せたいのりに「氷上への執念が凄すぎる」「熱い涙がボロボロ出た」の声
フィギュアスケート選手を目指す少女・結束いのり(CV:春瀬なつみ)と、元アイスダンス選手のコーチ・明浦路司(CV:大塚剛央)がタッグを組み、フィギュアスケートの世界で頂点を目指す「メダリスト」(毎週土曜深夜1:30-2:00ほか、テレビ朝日系で放送/ディズニープラス「スター」にて単独最速配信開始、ABEMA・FOD・Hulu・Leminoほかで順次配信)。原作は「アフタヌーン」(講談社)で連載中の人気漫画で、「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第1位をはじめ、第68回小学館漫画賞一般向け部門、第48回講談社漫画賞総合部門を受賞するなど、面白さは折り紙付き。1月25日に放送されたscore04は、初めての大会に臨むいのりと司の挑戦を描いた「名港杯 初級女子FS(前)」。(以下、ネタバレを含みます)
いのりの姉・実叶は、予想外に破天荒!?
大会当日の朝を迎えたいのり。大会を観戦するために留学中のカナダから一時帰国した姉の結束実叶(CV:和氣あず未)はかなりテンション高め。さらに大会衣装の調整のために徹夜で張り切った母・結束のぞみ(CV:小清水亜美)も、慌ただしくもやや興奮気味。いのりは終始落ち着いた様子だったが、会場に入ってひとりになった途端、大会独特の緊張感に襲われてしまう。さらには、廊下で会った三家田涼佳(ミケ、CV:木野日菜)からも一方的に睨みつけられてしまうなど、ますます不安を感じるいのりなのだった。
冒頭、いのりの姉で、かつてフィギュアスケートをしていた実叶が登場した。まだ幼かったいのりにとって、実叶はフィギュアスケートに興味をもったきっかけの存在で、「自分もこんな綺麗に滑ることができたなら」と憧れた人物。ところがその実叶は、多くの視聴者が想像していたような可憐な人物ではなかったのが面白いところ。「大好きなお姉ちゃんが起こしに来たよ!」といきなりほっぺにキスをしてきたかと思えば、まだ寝ぼけているいのりを背負い、足でドアをこじ開けてリビングへ入ってくるなど、元気で明るいおてんば娘といった印象だ。これにはSNSでも「お姉ちゃん大分破天荒な人だなw」「かなりのシスコンじゃねーかw」「いのりと真逆だね」などの声があがっていた。
いのり、母親の前で堂々とメダリスト宣言!
本番前の練習時間は4分。いのりはさっそくジャンプを試みるが、派手に転倒してしまう。その後の練習でもジャンプはことごとく失敗し、最後には得意なはずのシットスピンまでうまくいかない。観客席から見守っていたのぞみは、いてもたってもいられずに、もっと簡単なジャンプ構成に変えてほしいと司に頼み込む。司は、ふだんのいのりならとくに難しい構成ではないと答えるが、のぞみは納得しない。それは、ようやく打ち込めるものが見つかって楽しそうないのりに失敗体験を与えたくないという、母親なりの親心だった。ところが、すぐ裏でのぞみの言葉を聞いていたいのりは思わず姿を現して、「それでも 私はスケートで勝負したい!」と母親に向かって堂々と宣言する。
ここでは、これまで見え隠れしていたのぞみの秘めた想いがしっかりと表に示された。もともといのりがフィギュアスケートをすることに反対していた彼女だが、それは「失敗して辛い思いをさせたくない」という、のぞみなりに娘のことを考えた結果だった。そんな母親の気持ちを受け止めたうえで、いのりが正面から自分の思いをぶつけるシーンが見どころだ。何もできない自分が嫌いで、「変わりたい」と強く願って飛び込んだスケートの世界。でも本当に変わるには、ただスケートに打ち込むだけではダメで、本気で「変わる」ことを意識することが大切なのだと気づいたいのりは、失敗や挫折があってもメダリストを目指すことを母親にはっきりと伝え、さらに「私がスケートを特別にするんだ」という気持ちを新たにする。ここはいのりのさらなる成長を印象付けるシーンとなっていて、「良い表情するようになったなあ」「戦う顔になっていてめっちゃカッコいい」などのコメントが多く寄せられていた。
いのりの初大会シーンに絶賛と興奮の声!
失敗続きの練習タイム、バックヤードでの母親とのやり取りを経て、ついにいのりにとって初めての大会が始まった。本番で失敗したらどうしようとナーバスになるいのりに対して、たとえ全部が失敗してもいいと念を押した司は、最後に「思いっきりやっちゃえ!」と背中を押していのりを送り出す。司の言葉に落ち着きを取り戻したいのりは高い集中力で本番へと入り、最初のジャンプこそ失敗するものの、それ以降は完璧に近いパフォーマンスを披露する。さらに最後の決め技であるシットスピンでは、途中から「ブロークンレッグ」を決めてみせるなど、司すら予想していなかった技で演技を終えるのだった。いのりの滑りを間近で見たことで、彼女の成長と真剣度を感じ取ったのぞみは、オリンピックのメダリストになるといういのりの夢を本気でサポートすることを誓う。
いのりのスケートシーンはこれまでも随所で描かれてはきたが、ひとつの楽曲を通してしっかりと描かれたのは今回が初めて。リンク中央に立ち、深呼吸してから目を開き、「木星」が流れ始めたとともに手先の細かい芝居から始まったいのりのスケートシーンは、これまでで最高の表現力だった。ジャンプの高さや技の難易度こそ初級であることを感じさせるものの、それでも滑りの描写は迫力満点で、見る者の心を引き付けるシーンとなっている。また競技の最中、いのりや司、のぞみなどの心情が自然な形で溶け込んでいるのも印象的だ。本番直前、司がいのりにかけた言葉から始まり、最初のジャンプに失敗しつつも笑顔でリカバリーするいのりの姿に驚くのぞみ、密かに「ブロークンレッグ」を練習していたいのりの努力など、それぞれのキャラクターの感情が見えることで、スケートシーンがよりドラマ性を増していく。これにはSNSでも「いのりちゃんの氷上への執念が凄すぎる」「ブロークンレッグは何億回見ても熱いものが込み上がってくる」「熱い涙がボロボロ出た」など、絶賛と興奮の声が多数寄せられていた。
最後には、これまで反対していた母親の理解と応援も得られたいのり。ようやく万全の体制でフィギュアと向き合うことができるようになっただけに、今後の快進撃が楽しみだが、その前に立ちふさがりそうなのがライバルのミケだ。果たして大会の結果はどうなるのだろうか? 次回score05「名港杯 初級女子FS(後)」は2月1日(土)放送予定だ。
◆文/岡本大介
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