人知れず努力してきた約9年の日々!【岡崎紗絵】が語る「Ray卒業を迎えて今思うこと」
2025年2月号をもってRayを卒業する岡崎紗絵。今回はそんな紗絵に、「卒業を迎えて今思うこと」についてたっぷり語ってもらいました。モデル・女優として人知れず努力してきた約9年間。そのラストを飾る晴々しいインタビューをお見逃しなく♡
紗絵が語る約9年のRayでの日々
これまでのモデル人生をRayとともに歩んできた紗絵。人知れず努力してきた約9年を振り返り、卒業を迎えて思うことをすべて語ってくれました。
Check!
はじめはRayモデルに向いてないと思うことの連続でした
何号も続いた卒業企画もついに最終日。ラストカットにRayモデルや大勢のスタッフが駆けつけた
「まさかあんなたくさんの人が来てくれるなんて思いもしなくて
『こんなにも愛してもらってたんだ』
って涙をこらえるので必死でした。振り返ってみるとこんなに長い時間Rayにいさせてもらえるとは想像してなかったです。Ray専属が決まるまでも、すんなりというよりは
紆余曲折あったので。
編集部の顔見せで
『あ、なんかカジュアルだね』
って言われて。Rayって甘い世界観っていう印象があったから、その一言で私じゃダメってことなんだって思い込んでしまったり。
その後もRayモデルになるために3ヵ月間、自分磨きやRayモデルに必要なスキルを身につける
『専属モデルへの道』
っていうオーディションみたいなWEBの連載企画をやったり。それって、チャンスをいただいたってことなんだけど、当時は試されてるってことは、
Rayモデルとしてハマってないんだって不安になったりして。
だからRay専属モデルに決まったとマネージャーさんから聞いたときも
『まさか!』
って驚いた記憶があります。すぐに母に報告したんだけど、母もすごく驚いていたくらい(笑)。
専属モデルになってから2年くらいは、毎回、
現場でとにかく洗礼を受けるような日々でした。
雑誌モデルはそれまでも経験していたけど、ポージングや表現の仕方とか、求められる内容が違って、
全然うまくできないの。
現場のモニターで自分の写真をチェックするたびに
『全然いいのがない!』
って心の中で自分に怒りまくってました(笑)。あの頃は視線をそらしたような写真が選ばれるのは、
他にいいカットがなかったからだと思い込んでいましたが、
実はそういうことじゃないって気づくまで、毎月誌面をチェックするたびに落ち込んだりもしてました。
それでも懸命にやれていたのは
先輩モデルの方々に対するあんなふうになりたいっていう尊敬や、撮影後に話の輪に入れてくれるやさしさに勇気づけられたから。
Rayモデルやスタッフのあったかい雰囲気って当時から今も変わらない
」Check!
Rayモデルになれたから笑顔が私の武器になった
「Rayモデルの先輩方から学んだことといえば、
やっぱり笑顔。
当時、私が
『笑顔の人だ!』
って思っていたのはシカ(鹿沼憂妃)さん。
とにかく笑った顔が可愛いのと、どれだけバリエーションがあるの!?ってくらい、いろんな表情の笑顔に惹きつけられた。それに比べて私はひきつっちゃうし、まさに張りついた笑顔って感じで不自然で。特に
カメラの前で笑うのがニガテだったんです。
でも、
Rayモデル=やっぱり笑顔でしょ
って思いが私の中にあって、どうやったらカメラの前で自然に自分らしく笑えるかを課題にしていました。そうするうちに
『紗絵といえば笑顔の印象だよね』
っていろんなところで言ってもらえるようになって。私らしい武器を見つけられたのはRayのおかげなんです
」Rayの先輩モデルの背中を追いかけた日々、気づけばいつの間にか自分が
“
先輩”
になっていた「美優さんやシカさんが卒業してさみしいと思ったと同時に、自分たちが
いちばん年上の世代
なんだってことに気づいて、少し焦りました。先輩たちみたいにみんなを引っぱっていけるのかな?って話を(鈴木)愛理としたり。
そんな中、自分もRayを作る一員だって自覚が強まったのは、
愛理と相互プロデュースで、表紙を作ったとき。
愛理が可愛く見えるビジュアルを考えたのはもちろんだけど、
“表紙を見て読者のみんなが気に入って買ってもらえるかな”
って今まで以上に考えたし、自分たちが雑誌の顔になる重みや責任を改めて感じたし、Rayモデルであることの意識を変えた大きなきっかけでした
」誌面をプロデュースしたからこそ見えてきた、表紙や企画ひとつひとつに込められた編集部の思いや期待。だからこそうれしかったという、2023年2月号での紗絵にクローズアップした特集号
「自分の名前がタイトルに入った企画を作ってもらうだけでも、めっちゃアガることなのに、この号は私のことをクローズアップした企画がいくつもあって、表紙タイトルも
『女優 岡崎紗絵サクセスストーリー』。
こんなにも私だらけな号だから、正直、欲しいと思ってもらえるの?って不安もあったけど、発売したときまわりからの反響もすごくて、自信をもらえました。
この号は宝物です
」Check!
20代のすべてを捧げたRayモデルの約9年
初登場から最新号まで、大きな打ちあわせ机に積まれたたくさんのRayを前にして思うこと
「こうやって、見返すと本当にすごい量!この清楚で甘い雑誌の中に、熱い思いも、キラキラときめく経験もぜーんぶ詰まっていて、
岡崎紗絵の20代ここにあり!
って思えてくる。Rayの現場は、挑戦の場でもあったけど、その半面、
私を支えてくれたホームって思える部分もあって。
慣れないお芝居の仕事でいっぱい、いっぱいの日々の合間にある
Rayの現場はニュートラルな自分に戻れる場所だった。
いただいた役に染まっていく中で笑えなくなったときも、Rayの現場に行けば、モデル仲間とスタッフがいて、ほっとして。
ガーリーなお洋服に着替えたら、プロのメイクさんが最高の岡崎紗絵に仕上げてくれる。
女のコとしてこんなにアガる瞬間ってないじゃないですか。
そういうふうに
Rayの可愛い世界に何度も救われることがありました。
そんなかけがえのない場所だからもう少しいたかったって気持ちもあるけれど、自分自身の変化や新たな挑戦も大切にしていきたいし、
Rayとの歴史を20代で締めくくるっていうのもいいかなと思えたんです。
それに、私の卒業企画をいろんな形でやってもらえたことで、
心の準備ができたのもあります。
約9年を振り返る連載企画や、念願の卒業旅行にも連れて行ってもらったし、
だから今日ラストシュートを迎えたときは、やりきったという思いでした。
最後に、
お世話になったスタッフさんやモデルのみんなも駆けつけてくれたことが本当にうれしくて。
今は胸いっぱいで寂しさはないけれど、
このできあがった卒業号見たときに、少し寂しくなるかもしれない
」Check!
これからのヴィジョンについて
Rayを卒業してこれからのヴィジョンは?
「
Rayでもらった表現力と可愛さを忘れない女性でいたい。
30才を目前にしてオトナにならなきゃ、しっかりしなきゃとか、いろんな感情が渦巻いているけれど、
20代で培った可愛いマインドをさらに飛躍させるような女性でいたい。
この約9年は、本当にさまざまな経験をさせてもらって私幸せでした!
ずっと応援してくださった読者のみなさんやRayで出会えたすべての人には感謝しかありません。
これからは私もRayを応援してるし、みんなに
カムバックしてほしいと思ってもらえるような活躍をしていきたいです
」撮影/柴田フミコ スタイリング/稲葉有理奈(KIND)ヘア&メイク/松田美穂 モデル/岡崎紗絵(本誌専属)文/小田和希子、柿沼奈々子
岡崎紗絵
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