

服飾雑貨OEMのケージェイ、バッグブランドを複数立ち上げ 若手社員の活躍の場に

服飾雑貨OEM(相手先ブランドによる生産)のケージェイ(東京)は社内の若手人材を活用し、バッグのオリジナルブランドを複数立ち上げる。販路は自社ECサイトだけでなく、OEM先を含むブランドとの協業を通じて開拓する。さらに本社を構える東京・人形町の自社工房を拡大し、有力ブランドの量産にも対応する。
(大竹清臣)
水彩画を図案に
オリジナルブランドの第1弾となる「サンポ」は、24年春夏から手描きの動植物のイラストをプリントしたバッグと革小物の販売を開始した。デザインを担当したのは趣味で絵本を描き、テキスタイルデザイン経験のある入社3年目の男性社員。

リアルなタッチのカラフルでインパクトのある原画を水彩画で描き、バッグのプリント柄として配置や大きさなど各アイテムでのバランスを考えて落とし込む。有力専門店との協業による販売が実現した。トートバッグで税抜き9000円、ポーチで3500円、バンダナ2500円。
第2弾の「ジュリシャテ」はバングラデシュ製のジュートを使い、現地で編み立てたかごバッグ。25年春夏物からスタートする。OEMの企画責任者の女性が企画した。使いやすいようにハンドルには牛革を採用し、季節に関係なく通年で持てるようにした。素朴なクラフト感を避け、スタイリッシュなイメージに仕上げた。1万2000~1万5000円が中心。

第3弾も25年秋冬物からデビューする予定。そのほか、通販用のオリジナルブランドも始動している。
生産体制を増強
自社工房「人形町BASE」は今年秋に移転リニューアルし、2.5倍に拡大した。この間スタッフを増やし、パート含め7人で生産している。これまでは主力のOEMで廃棄してきたサンプルや不良品、余剰在庫などを自社でリデザイン・リメイクして一点物としてよみがえらせ、取引先の店頭で販売するサステイナブルな取り組みが中心だった。工房リニューアル後は生産スタッフも増え、ミシンなど設備も増強しため、月200個(外注含め300個)の生産が可能となり、有力デザイナーブランドのバッグの量産も受けるようになった。将来的には月産500個を目指している。

工房のスタッフには個人でブランドを手掛けつつ、生産に従事する者もいる。10月と12月に工房で開催したワークショップでは、地元住民らを中心に参加希望者を募り、「人形焼」をイメージした本革がま口ポーチを作った。同ポーチは人形町BASEの職人でもある、食品をモチーフにした革製品を作る山ナ鞄がプロデュースする。三谷博己社長は「地域密着のイベントなどを開催し認知度を高め、将来的にカフェ併設のショップにつなげたい」と考えている。
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