三井不動産、東京・府中に大型SC ヨーカ堂グループから事業主体を変更、29年春開業へ
2024.10.31 14:00
提供:繊研plus
三井不動産は東京都府中市に大型商業施設を開発する。SMFLみらいパートナーズ(東京、上田明社長)と土地受益権売買契約を結んだ。プロジェクト名は「府中市朝日町商業施設計画」(仮称)で、敷地面積は約4万平方メートル、延べ床面積は約11万7000平方メートル。27年秋に着工し、29年春に開業する予定。施設名は未定だが、「物販・サービス・飲食機能を集積し、スポーツ・エンターテインメントの要素も取り入れた大型商業施設」としており、「ららぽーと」となる可能性が高い。
計画地は西武鉄道多摩川線多磨駅から至近で、北側に東京都道14号新宿国立線(東八道路)、南側に国道20号線(甲州街道)があり、「交通利便性の高い立地」という。味の素スタジアム(東京スタジアム)にも近い。旧米軍調布基地跡地で、国が都市整備用地として取得。15年1月に国が実施した競争入札で、イトーヨーカ堂グループのモール・エスシー開発(当時、現セブン&アイ・クリエイトリンク)が用地を落札して開発事業者となり、大型SC「アリオ」の開業計画を発表していた。しかし、その後の経営環境悪化の影響で大型商業施設の開発が困難となったため、同社から三井不動産に事業主体の変更を依頼し、決定していた。
完工後はSMFLみらいパートナーズが土地・建物の一部を三井不動産から取得し、両社が保有・運営する予定。
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