《私のビジネス日記帳》売れる商品に想いあり 槇本加代
2022.08.03 06:25
提供:繊研plus
「アナナ」というブランドが私たちのブランドだ。まもなく18歳になる。私たちと共に歳を重ねた。
デザインこそ全く変化したが、ブランドを立ち上げた時の想(おも)いはそのまま「売れる商品にこだわる」。もともとミーハー気質の30代前半の私が作り始め、〝気分〟重視のほんのり流行を加えた服。「何よりも服が大好き!」という方よりも、「仕事に家事に育児に人生を頑張って生きているよ!」という女性の力になりたい。そんな想いを込めて、悩まずコーディネートができ、今っぽさがちょうどいい感じに気分が上がる服。そんなブランド、アナナ。
フィオールフィオーレ20年、アナナ18年…大ヒット商品も数多く生まれた。その売れ筋の要素を落とし込みのベースとして、それに新しく今の気分を加えたり引いたりしながらその時の〝今〟を表現してきた。
ちょっと普通と違うのは、私は学生時代にデザイナーとしての勉強ではなく、インテリアや空間デザイン設計の勉強をしてきたということ。
生地を見て、部分を見て、平面のものを立体的に持ち上げるイメージは、空間作りも服作りも共通するところが多かった。昔から気持ちの良い空気感が好き。穏やかな風が好き。安らぎを感じる香りが好き。心地の良い〝間〟が好き。そして気持ちの上がる服が好き。
自分の心地よさを知って、内面とともにしなやかに成長し、美しく年を重ねていきたい。そして同じような心を持っている方々とこれからもアナナと共に歩み続けたい。
(フィオールフィオーレ社長)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
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