「第17回渡辺晋賞」“再生のプロデューサー”森岡毅氏&“ドラクエ作曲家”すぎやまこういち氏が受賞
2022.03.02 20:00
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「第17回渡辺晋賞授賞式」が行われ、渡辺晋賞に株式会社刀CEO森岡毅氏、特別賞に作曲家すぎやまこういち氏が輝いた。
渡辺晋賞は森岡毅氏
森岡氏は、2021年“再生のプロデューサー”の象徴とされ、古いものの価値を再発見し、イノベートして活性化するなど、様々なコンテンツをV字回復に導いてきた。「人々を集める場所を作って楽しませる」というエンターテインメントの原点を実行し、消費者に刺さるものを見極め、クリエーターにディレクションする。その上でその類まれなる創造力を最大限発揮させる森岡氏のようなプロデューサーがいて、人々に届くということを証明する存在だ。
また、エンターテインメントにマーケティングという数学的考え方を持ち込み、独自のメソッドを確立しており、プロデューサーとしての発信力にも目を見張るものがある。何もかも決まりが無い中で、新たな価値を創造していく実行力は、今の日本に勇気を与える存在となっている。これまでの実績と今なお新たなプロジェクトに邁進する姿勢が評価され、第17回渡辺晋賞が贈られた。
特別賞はすぎやまこういち氏
すぎやま氏は、長きにわたり日本の音楽界でトップランナーとして精力的に活躍し、世代を超えた大衆に音楽を広めてきた功績が称えられた。クラシック音楽に造詣が深い氏の音楽は歌謡曲、アニメ、CMと実に多彩。そしてゲーム音楽においては、「ドラクエ現象」と呼ばれたブームの一翼を担い「ゲーム音楽」を単なるBGMから主役に変え、新たなジャンルを確立。日本のテレビ業界初の音楽番組「ザ・ヒットパレード」や「新春かくし芸大会」等、数多くの番組をプロデュース。現在の音楽バラエティ番組の基礎を作った。
作曲家として「ザ・ヒット パレードのテーマ曲」、ザ・ピーナッツ「恋のフーガ」、ザ・タイガース「花の首飾り」そして「ドラゴンクエストの全楽曲」など、様々なプラットフォームを越え紡がれた“すぎやまメロディー”。ファンの年齢幅はなんと80才におよぶ。
また東京2020オリンピック競技大会の選手入場曲として楽曲が使用され反響すさまじく、日本文化の象徴と位置付けられた。さらに世界中で愛される音楽であることが改めて証明された。すぎやま氏はまさに、唯一無二の奇跡のクリエイターである。このような数々の偉大な功績から第17回渡辺晋賞特別賞が贈られた。
なお、式では主催の一般財団法人渡辺音楽文化フォーラム・渡辺美佐理事長より、トロフィーと副賞100万円が授与された。(modelpress編集部)
森岡毅氏コメント
この度は、栄誉ある渡辺晋賞に選んでいただきましたこと、心より御礼申し上げます。自己紹介を兼ねて、私がエンターテインメントに関わるようになった経緯をお話させていただきます。私は消費財を扱うP&Gでキャリアをスタートしたマーケターで戦略家でございます。2010年に、当時経営破綻したUSJを再建するため、周りの反対を押し切って転職いたしました。関西経済活性化のために、誰かがやらねばならない仕事があるなら、自分がやらねばと考えました。同時に、エンターテインメントは人間にとって感動は必要不可欠で、人々を元気にする装置です。これをなくしてはならないという強い想いもございました。USJで経営再建の使命を果たした後は、日本をマーケティングとエンターテインメントで元気にしたいと、株式会社刀を設立し、エンターテインメント業界をはじめ、あらゆる業界の事業成長のサポートをさせていただいております。エンターテインメント業界においては、「西武園ゆうえんち」リニューアル、旧グリーンピア三木再生プロジェクトの「ネスタリゾート神戸」のほか、USJ時代に断念した「沖縄北部テーマパーク事業」に再び着手し、刀の仲間たちと多くの人々をと笑顔にするために、そして、観光立国日本の要を創り日本に貢献したいと、日々邁進しています。
USJをはじめ、西武園ゆうえんち、ネスタリゾート神戸などで成果を出せた要因は、マーケティングの導入にあると考えております。数学マーケティングを駆使した独自の需要予測ノウハウや徹底した消費者理解のノウハウなど、弊社の「刀メソッド」という最先端のマーケティング手法を用いれば、エンターテイメントにおいても「勝つべくして勝つ構造」が成功確率高く創れます。成功確率が高まれば、エンターテイメントを投資案件にすることができます。そうなれば、日本の優秀なクリエーターたちがその力をいかんなく発揮する場と機会を創出することができ、エンターテインメント業界がさらに活性化すると考えています。
また、日本発のすばらしいコンテンツ知財を海外でマネタイズする力をもっと備え、日本のGDPを日本のエンターテインメントの力で稼いでいきたいと思っております。
この映えある受賞は、エンターテインメントで日本社会を豊かにしたいと願う渡辺晋さんの遺志を継ぐ皆様から、エンターテインメントにおける新しい価値創造と持続可能な事業を次世代のために1つでも多く創りだせ、という激励と受けとめております。
今後も私たちは、「マーケティングとエンターテインメントで日本を元気にする」という大義の下、真の消費者価値を創りだすマーケティングを普及させ、エンターテインメント業界のさらなる発展のために、これまで以上に誠実に邁進して参ります。今後ともご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、渡辺美佐様はじめ渡辺音楽文化フォーラムの皆様、関係者の皆様に御礼申し上げます。本日はありがとうございました。
「渡辺晋賞」について
「渡辺晋賞」は、平成17年(株)渡辺プロダクション創業50周年にあたり、エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を目的とするプロデューサー賞として創設された。毎年3月2日渡辺晋の誕生日に「渡辺晋賞授賞式」を執り行い、大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、また才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテイメント業界のプロデューサーを選考対象とし、年1回、顕彰している。
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