タナテックスケミカルズジャパン 植物由来の加工剤拡販
繊維加工剤メーカーのタナテックスケミカルズジャパン(大阪市、松浦康浩社長)は、ジャパン社が独自に開発した機能剤「タステックス」を国内外で拡販する。化粧品などと同じ植物由来原料を使用し、SDGs(持続可能な開発目標)にも配慮した商品として、抗菌、保湿、涼感といった多様な機能を訴求する。
(中村恵生)
同社は独バイエルの繊維加工剤事業がルーツで、分社、売却などを経て07年からタナテックスケミカルズ(オランダ)として繊維加工剤を生産し、グローバルに販売している。現在はオランダとタイに工場があり、前処理剤、均染剤、柔軟剤、撥水(はっすい)剤、防虫加工剤、プリント処理剤など染色整理に関わるあらゆる薬剤を販売している。
日本では協業メーカーからのOEM(相手先ブランドによる生産)調達で独自の機能加工剤を開発し、タステックスのブランドで95年から展開してきた。「安全」や「環境」をテーマにした高付加価値品を〝ウェアラブルコスメ〟の切り口で女性向けを狙い、化粧品にも使われるような原料を用いて開発。肌に優しいシアバター、アルガンオイル、スクワランといった加工剤や、涼感機能のキシリトールなど植物由来を中心にラインナップする。
最近ではSDGsの観点も配慮し、キシリトールは白樺の間伐材から、アルガンオイルはモロッコ女性の雇用に貢献して搾油したもの、シアバターはガーナの女性を支援するNPO(非営利組織)とのプロジェクトを通じて調達し、ほかにもエコテックスやブルーサイン、GOTS認証を取得したものも揃える。
日本発のタステックスは海外市場でも好評で、グローバルに販売している。日本向けではアパレルメーカーとの商談を通じて採用されるケースが多く、引き続きタステックスの特性をアピールしていく。
またオランダ本社の親会社は現在、中国の大手繊維加工剤メーカーの伝化になっており、こことのシナジーも追求していく。伝化が得意とするボリュームゾーンやポリエステル向け加工剤を日本でも展開し、タナテックスケミカルズの高付加価値品との相互補完を狙う。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
侍ジャパンが2連勝で決勝へ前進!国際大会26連勝 牧が決勝の満塁弾「皆のおかげ」ベネズエラとの打撃戦を制すデイリースポーツ
-
元AKB48柏木由紀 熱愛報道イジられ〝塩対応〟「こんなとこじゃ話しませんよ」東スポWeb
-
益若つばさ 石破首相〝マナー問題〟にあ然「何でほおっておかれてしまったんだ」東スポWeb
-
薬丸裕英 ハワイの自宅が絶景すぎ!海見下ろす「ほっとする景色」元アイドル妻手作りのカラフルご飯もデイリースポーツ芸能
-
【プレミア12】これぞ「神奈川の牧」 DeNA・牧秀悟の勝ち越し満塁弾がトレンド入り東スポWeb
-
BD史上最悪の重量級乱闘に騒然 「日本で出世」の韓国元極道戦士をスキンヘッドの韓国因縁ファイターが強烈ビンタ「韓国侵略とか腐ってんな」デイリースポーツ
-
【新日本・WTL】鷹木信悟&辻陽太 DeNA三浦監督の眼前で毘沙門に屈辱敗戦「こっからがスタートだ!」東スポWeb
-
TBS美女アナ3人 激レアな“変顔”披露 28年目大ベテランのギャップにファン驚愕デイリースポーツ芸能
-
玉袋筋太郎がキッパリ「ロケバス乗っても2人きりにならない」東スポWeb