一緒にいると疲れる。ちょっとウザい“元気な人”とは

一緒にいると疲れる。ちょっとウザい“元気な人”とは

2020.03.04 11:10

前の職場の同僚に、ミニーマウスのような人がいました。想像できますでしょうか?

いつも明るく楽しそうで朝からお天気や鳥のさえずりにさえ感動したり、毎日毎日、愛する旦那とどれだけラブラブかをうれしそうに教えてくれる、永遠の乙女……。

初めて彼女に会ったときは、「いつもポジティブで感じの良い人だな」と好印象を持ったのですが、毎日これを繰り返されると、驚くほど疲れました。

もう、うるさいって、黙って仕事してくれ……とさえ思ったものです。彼女の元気と笑顔は、私たち周囲の普通のテンションの人間の生気を奪っていくものでした。

■元気なのは良いことのはずなのに……

元気なこと、ポジティブで明るいこと、なんでも肯定的にとらえること、何も悪いことではないはずなのです。

みんなが毎日笑顔で、世界がずっと平和だったらいい。誰だってそう願っているはずなのに、なぜ私たちは、ミニーマウスと毎日仕事をすると、「うざい」と思ってしまうのでしょう?

たまに行くディズニーランドは最高に楽しく、ミッキーとのラブラブのお戯れもかわいいと思えるのに、なぜ日常でそれを見ると疲れてしまうのでしょうか?

■元気な人の3つの特徴

たまに見かける、元気な人。下記のような特徴が挙げられます。みなさんの周りにも、思い当たる人がいませんか?

◇(1)ポジティブな話題が多い

「今度の土日は、旦那と一緒にフレンチに行くの! ずっと行ってみたかったところだから楽しみ! それに、私が行きたいって言っていたことを旦那が覚えていてくれたこともうれしくって!」

「先週末は友達の結婚式に参加したのだけど、友達の旦那さんが一流企業勤務のすごいエリートで、新郎友人もハイスペックな人が多くてキラキラしてた!」

すべて、物事の良い面をとらえ、おそらく悪い面もあるでしょうに、彼らは良い面しか話題にしません。口を開けばポジティブな話題、「楽しい」「うれしい」が続くわけです。

◇(2)しゃべり続ける

口数が多いのも元気な人の特徴。

なにせ反応が良いので、他人の話にも「わかるわかる! 楽しいよねー!」「いいなぁ! 私もそういうのしたい!」と勢いよく割り込んできます。

声も大きめで、いつも集団の中で会話の主導権を握る、そんな自分は太陽のような存在だとさえ思っているように見えます。

◇(3)悪気がない

もちろん元気であること自体、悪いことであはりません。いつもネガティブで陰気な人のほうが一般的には嫌われるものです。

しかし、だからこそたちが悪い。元気な人は悪気がありません。元気がない時にポジティブな話を聞かされるつらさも、毎日ハイテンションでからまれるうざさも、想像だにしません。

明るさの押し売りは、遠慮されることなく続くのです。

■元気な人が苦手だと感じる3つの理由

さて、良いところもいっぱいあるはずの元気な人。なぜ、我々は彼らを苦手だと感じてしまうのでしょうか?

◇(1)自分が落ち込んでいるから

自分自身も、人生順風満帆! 楽しいことしかない! という人は、おそらく元気な人に対して苦手意識を持ちません。

しかし、普通は人生いつでも楽しくて仕方がないなんてことはないものです。落ち込む日もあれば、ネガティブに考えてしまう日もあります。

そんな時に、「もっと前向きに考えようよ!」と元気な人にアドバイスされようものなら、「今はそんな気分になれないの!」と言い返したくもなるでしょう。

◇(2)愚痴に共感してくれない

嫌なことがあって、つい愚痴を言いたいときってありますよね。

「わかる、そういうこともあるよね」とシンプルに共感してもらえたら、それだけで心が楽になったりするものです。

なのに、元気な人ときたら、「そんな風に悪口を言うのは良くないよ!」「相手の良いところにも目を向けてみたらどう?」などと、前向きにアドバイスをくれてしまうでしょう。

ただ相槌さえうってくれたら、それだけでいいのに……と、疲れてしまいますよね。

◇(3)元気な人を嫌うと、自分が悪人のように思える

元気な人というのは、浅い関係の場合は「すごく良い人」と思われていることが多いです。

仕事で毎日顔を合わせている私にとっては、明るさがうざい……、一緒にいると疲れる……、と思っていても、それを口にすると、「え? あんなに良い人の悪口を言うなんて……」と、逆に自分の印象を下げてしまうことにもなりかねません。

彼女の悪口を言うと、自分のほうが悪人みたいになってしまう……。なおさらモヤモヤします。

■とはいえ、本当は羨ましい……

一緒にいると疲れてくるし、毎日一緒に仕事をするのはうんざりだ……と思っていても、実はちょっと彼らのことが羨ましかったりしませんか?

だっていつでも笑顔で毎日楽しそう。自分の話をいっぱいして、自分の人生を「主役」として存分に生きている感じがします。

一方、自分はといえば、他人である「元気な人」の存在を気にしてイライラしたりモヤモヤしたり、他人に振り回されて人生を楽しめていません。

なれるものなら、周りから反感を抱かれずに「元気な人」になりたいと思いますよね。

■反感を抱かれない、元気な人のなり方

周囲の人の反感を買わずに、でも、できるだけポジティブに生きたいと思った時、どういったところに意識を向ければ良いのでしょうか。

◇(1)自慢話にならないよう、自虐ネタを盛り込む

ポジティブな話題だけを話すと、ついつい「デートが楽しかった」「旦那とラブラブ」「ボーナスでバッグを買った」などと、聞く人によっては自慢に聞こえるような話題になってしまいます。

自身のドジネタや、笑える要素を盛り込んで、ただの自慢にならないよう工夫しましょう。

◇(2)愚痴は慰めるけれど、同調はしない

愚痴に対して正義感をふりかざして「そんなことを言うのは良くないよ!」と言うと、相手は疲れてしまいます。

同調する必要はないですし、一緒になって悪口を言うのも違うと思います。「そんなことがあったんだ、それは落ち込むよね」「そういうことがあるとモヤモヤするね」と、感情に対しては共感を示し、愚痴の対象者への悪口は言わずに乗り切りましょう。

◇(3)人の話をしっかり聞く

自分の話ばかり話さずに、人の話を最後までしっかり聞くことも大事です。「聞いて聞いて!」と勢いよくマシンガントークをしてしまわないよう、注意しましょう。

良いところだけまねして、魅力的な「元気な人」に!

元気な人にはいいところがいっぱいあります。「あの人は元気で疲れる」と悪態ばかりつかずに、いいところはまねして取り入れていきましょう!

そして、悪いところは反面教師として、同じあやまちをおかさぬよう配慮しましょう。前向きで明るい思考は、あなたを人生の「主人公」にしてくれるものです。

ぜひとも、元気な人から元気を吸収できるようになるといいですね。

(E子)

※画像はイメージです

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