誘発分娩と自閉症の関係―研究結果

誘発分娩と自閉症の関係―研究結果

2013.08.20 09:33
ミシガン大らの研究によると、誘発分娩、または促進分娩で生まれた子供は、自閉症になる確率が35%高くなると発表しています。

しかし、オーストラリアの自閉症の専門家によると、この結果は慎重に取り扱われるべきであるとも述べています。妊婦は医師の判断で、誘発分娩や、促進分娩を薦められ、これらの処置を避けられたわけではないのです。

オーストラリアでは1/5人の確率で誘発分娩が行われ、通常41週を過ぎても生まれてこない場合や、破水してもなかなか赤ちゃんが出てこない場合に使われる手段です。促進分娩は陣痛の頻度や長さ、強度を高めるために用いられます。どちらも、死産などの合併症を防ぐための手段です。

この研究では8年間にかけて625,000件の出生を分析し、その結果誘発分娩、促進分娩が行われた母親から産まれた子供たちは自閉症になる確率が高く、1.3%の男子と、0.4%の女子がこの病気と診断されました。

この分娩方法によるリスクは高齢出産や未熟児出産にかかるリスクと似ています。

しかし、この結果によって妊婦は医師のアドバイスである誘発や促進分娩を無視するべきではありません。この分娩法によるメリットとデメリットの両方を考慮しなければいけません。

特に予定日になっても生まれない場合や糖尿病を患っている妊婦でのこの分娩方法は死産のリスクを大幅に下げるのです。

どちらにしても母親は子供にとって一番良い選択をしたいという思いには違いありませんね。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Link between induced birth and autism: studyKIMBERLY
http://health.ninemsn.com.au/healthnews/8705331/link-between-induced-birth-and-autism-study

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